AliExpress(アリエクスプレス)は、中国・杭州で創業したアリババグループが2010年に開始したグローバル向けの小売ECプラットフォームです。ガジェット、家電、オーディオ、ホビー、自動車用品など、幅広いカテゴリの商品を世界各地のメーカーや販売者から購入できます。
ただし、「中国発のサービス」であることと、日本の利用者が契約する法人の所在地は別です。AliExpressの会員規約では、日本を含む多くの地域の利用者について、契約相手をシンガポール法人「Alibaba.com Singapore E-Commerce Private Limited」と定めています。この記事では、グループ上の位置づけと、日本から利用する際に確認したい配送・税・製品規制を分けて解説します。
本記事では、AliExpressの運営会社や規模といった基本情報から、会員登録の手順、実際の買い物の流れ、取り扱われている商品カテゴリまで、公式情報をもとに整理してお伝えします。
この記事でわかること!
- AliExpressを運営する企業と規模(アリババグループの越境EC)
- AliExpressの歴史と日本市場での歩み
- 会員登録の手順と初期設定のポイント
- 買い物の流れと日本発送商品の見つけ方
- AliExpressで取り扱われている商品カテゴリ
結論:AliExpressは中国・アリババグループが運営する越境ECプラットフォーム

AliExpressは、中国・杭州で創業したアリババグループが2010年に開始したグローバル小売ECです。アリババグループの現行案内では16言語に対応し、世界各地のメーカーから消費者が直接購入できるプラットフォームと説明されています。日本向けの会社発表では、取扱商品数を「1億点以上」としています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 正式名称 | AliExpress(アリエクスプレス) |
| グループ | Alibaba Group Holding Limited(アリババグループ) |
| 国際EC事業区分 | Alibaba International Digital Commerce Group(AIDC) |
| 日本利用者の主な契約相手 | Alibaba.com Singapore E-Commerce Private Limited(会員規約上) |
| サービス開始 | 2010年 |
| 対応言語 | 16言語(アリババグループ現行案内) |
| 取扱商品数 | 1億点以上(ALIEXPRESS日本株式会社の2025年発表値) |
| 物流 | CainiaoがAliExpressの一部配送・Choiceを支援 |
| 日本でのサービス | 2010年開始、2025年に15周年 |
Ms.ガジェットアリエクスプレスって、どこの国の会社が運営しているんですか?
Mr.ガジェット中国・杭州で創業したアリババグループが2010年に始めたサービスです。ただし、日本の利用者の契約相手は会員規約上シンガポール法人とされているため、「サービスの出自」と「契約法人」は分けて見るのが正確です
AliExpressの会社概要

AliExpressはアリババグループの国際EC事業に含まれます。ただし、AIDCは法人名ではなく事業グループ名です。利用規約上の契約法人、グループ内の事業区分、サービス名を混同しないように整理します。
国際EC事業区分「Alibaba International Digital Commerce Group」
Alibaba International Digital Commerce Group(AIDC)は、2023年の組織再編で設けられた国際ECの事業グループです。AliExpressのほか、Lazada、Trendyol、Daraz、Miravia、Alibaba.comなどを含みます。
その後、アリババグループは2024年11月、AIDCや淘宝・Tmallなどを統合管理する「Alibaba E-Commerce Business Group」の設立を発表しました。2026年1月時点の事業案内でもAIDCは国際ECの事業区分として掲載されているため、AliExpressを「AIDCに属する国際小売EC」と説明するのは妥当ですが、AIDCそのものを契約上の運営法人と書くのは正確ではありません。
アリババグループとの関係
Alibaba Groupは1999年に中国・杭州で創業しました。現在はEC、クラウド、物流など複数の事業を展開しています。
AliExpressはそのうち、世界の消費者がメーカーや販売者から商品を購入できるグローバル小売ECとして案内されています。
グローバル展開の規模
アリババグループの現行ページは、AliExpressが16言語に対応すると案内しています。また、ALIEXPRESS日本株式会社の2025年3月の発表は、1億点以上の商品を扱うとしています。
一方、2026年に提供された社内向け資料では、展開地域が「200以上」と「220以上」、対応言語が「16」と「18」で資料ごとに異なっていました。更新時点や集計定義が示されていないため、本記事では国・地域数を固定値で断定しません。
日本向け資料には「日本発送商品」の専用リストがあり、商品バリエーションに「Ships From: japan」と記載された例も確認できます。ただし、在庫や発送元は商品・販売者・選択したバリエーションで変わるため、注文時の表示を確認する必要があります。
Ms.ガジェットアリババグループって聞いたことはあるんですけど、AliExpressは中の1事業なんですね
Mr.ガジェットそうですね。AliExpressは国際小売ECの一つで、AIDCにはLazadaやTrendyolなども含まれます。AIDCは事業区分であり、日本の利用者が契約する法人名とは別だと覚えておくと整理しやすいです
AliExpressの歴史と成長

AliExpressは2010年のローンチ以降、日本を含む世界各国に段階的に展開範囲を広げてきました。ここでは主なマイルストーンと、日本市場での取り組みを見ていきます。
2010年グローバル展開の始まり
AliExpressは2010年に正式ローンチされました。アリババグループは、世界の消費者がメーカーから直接購入できるグローバル小売ECと説明しています。
ALIEXPRESS日本株式会社は、2025年3月の発表で「日本でのサービス開始から15周年」としています。したがって、日本でのサービス開始は2010年と確認できます。
日本市場進出15周年(2010→2025)
2025年3月、AliExpressは日本市場での15周年を迎え、記念キャンペーンとして大型の割引施策を実施しました。日本ユーザー向けの取り組みが集中投入された節目のタイミングです。
同社は15周年記念セールを実施し、ガジェット、ファッション、カー用品、工具、ホビーなどを対象カテゴリとして案内しました。セール内容や決済手段、返品条件は変更されるため、利用時点の画面と規約で確認してください。
菜鳥(Cainiao)物流ネットワーク
Cainiaoはアリババグループの物流事業で、越境配送の国際物流網を提供しています。アリババグループの年次報告書では、CainiaoがAliExpressの販売者向け配送やChoiceを支援していることが確認できます。
ただし、すべての注文をCainiaoが一気通貫で配送するわけではありません。配送事業者、追跡の詳しさ、到着予定日は商品と配送方法によって異なります。
Ms.ガジェット15年も日本で続いているんですね。昔と比べて何が変わったんですか?
Mr.ガジェット日本発送の商品リストはありますが、到着日数は商品や在庫、配送方法で変わります。「最短○日」と一律に考えず、注文画面の到着予定日を確認するのが安全です
AliExpressの登録方法と初期設定

AliExpressで買い物を始めるには、まずアカウントを作成する必要があります。ここではWebブラウザとスマホアプリの両方で共通する登録手順と、初期設定で押さえておきたいポイントを紹介します。
アカウント作成の手順(メール/SNS連携)
登録は、AliExpressの現在の登録画面に表示される方法から選びます。メールアドレスを使う場合は、画面に従って認証とパスワード設定を行います。外部アカウントによるログインが表示される場合もあります。
AliExpressの会員規約は、国・地域によって利用できる機能が異なり、機能の継続提供も保証しないと定めています。そのため、外部サービス名やパスワード文字数を固定した手順として覚えるのではなく、登録時の画面表示に従ってください。登録後は、利用したメールアドレスやログイン方法を安全な場所に記録しておくと安心です。
発送先住所の登録(日本住所の入力ポイント)
アカウント作成後、発送先住所を登録します。入力欄や文字種は画面・配送方法によって変わる可能性があるため、現在のフォームに従ってください。
- 郵便番号
- 都道府県・市区町村・番地
- 建物名・部屋番号
- 氏名
- 電話番号(日本の携帯番号)
注文確定前に、郵便番号、番地、建物名・部屋番号、氏名、電話番号に不足や誤りがないかを確認します。日本語・ローマ字のどちらを使うかは、入力欄の案内と配送先表示に合わせてください。
決済方法の登録
利用できる決済方法は、国・地域、アプリの状態、注文内容、時期などで変わります。決済画面に実際に表示される選択肢、請求通貨、最終金額を確認してから注文を確定してください。カード情報などを保存する場合は、端末とアカウントの安全管理も必要です。
Ms.ガジェット登録は英語でしないとダメですか?
Mr.ガジェット登録方法や住所入力欄は更新されるため、現在の画面に従ってください。注文前に配送先の表記が正しいか、最終確認しましょう
AliExpressの使い方(買い物のしくみ)

会員登録が終われば、商品を選び、注文内容と決済方法を確認して購入できます。ここではAliExpressで買い物をする際の一般的な流れを紹介します。
商品を探す(検索・カテゴリ)
トップページの検索窓では、製品名、型番、カテゴリ名などから商品を探せます。
サイドバーやハンバーガーメニューからは、カテゴリ別に分類された商品一覧を辿ることもできます。ガジェット・家電・オーディオ・ファッション・ホビー・アウトドア用品など、幅広く網羅されています。
発送国「Japan」表示の見分け方
商品ページや商品バリエーションに「Ships From / Ship From」などの発送元表示がある場合、「Japan」は日本発送として案内されている選択肢です。2026年にAliExpress Japanから提供された商品表にも「Ships From: japan」の記載例があります。
日本発送商品には以下のメリットがあります。
- 越境発送より短い到着予定日が表示されることがある
- 商品が実際に国内在庫から発送される場合、購入者が受取時に輸入通関を行う取引ではない
- 国内の配送網で配達される場合がある
ただし、表示だけで実際の発送地や税務上の扱いを断定はできません。海外から日本へ直接送られる場合、購入者が輸入者となり、品目や課税価格に応じて関税・輸入消費税などがかかることがあります。注文前に発送元、販売者、到着予定日、価格内訳を確認し、注文後は追跡情報も確認してください。
カートに入れる・クーポンを適用する
気になる商品はカートに追加していきます。AliExpressでは購入金額に応じた段階的なクーポンが用意されることがあり、適用条件は時期やカテゴリによって異なります。
クーポンの種類、併用可否、最低購入額、対象商品、利用期限はキャンペーンごとに変わります。注文確認画面で、割引が実際に反映されたかと最終支払額を確認してください。
決済〜受取までの流れ(配送日数目安)
注文後の一般的な流れは以下のとおりです。通知方法や表示名はアプリ・サイトの更新で変わる場合があります。
- 注文内容と支払額を確認
- 販売者の出荷状況を確認
- 追跡情報と到着予定日を確認
- 受取後に商品、数量、破損の有無を確認
追跡情報の有無や更新頻度は配送方法によって異なります。到着予定日は保証日とは限らないため、注文詳細に表示される最新情報を基準にしてください。
Ms.ガジェット初めて買うなら、何から気をつければいいですか?
Mr.ガジェット発送元だけでなく、販売者、到着予定日、価格内訳、返品条件まで確認しましょう。海外発送なら関税や輸入消費税がかかる可能性もあります
AliExpressで見つかる商品カテゴリ

ALIEXPRESS日本株式会社は、2025年3月時点で1億点以上の商品を扱うと発表しています。ただし、個別商品の在庫・出品者・正規販売店かどうかは常に変わります。ここでは型番単位の在庫を断定せず、主なカテゴリを紹介します。
ガジェット(スマホ・タブレット・ドローン等)
スマートフォン、タブレット、スマートウォッチ、PC周辺機器、ドローンなどを検索できます。2025年の日本向け会社発表では、参加ブランド例としてXiaomi、POCO、Honor、OnePlusなどが挙げられましたが、現在の在庫や日本向け保証を保証するものではありません。取り扱いの全体像はスマートフォン・通信機器カテゴリから確認できます。
オーディオ(Hi-Fi/TWS/オープン型)
有線ヘッドホン・イヤホン、完全ワイヤレス、オープン型・骨伝導型などを検索できます。2025年の日本向け会社発表ではHIFIMANなどが参加ブランド例として挙げられています。
ラインナップの全体像は家電・オーディオカテゴリから辿れます。ブランド名が同じでも、販売者、型番、地域仕様、保証条件は商品ごとに確認してください。
家電・生活雑貨
調理家電、掃除家電、照明、生活雑貨などを検索できます。海外仕様の家電は、電圧、周波数、プラグ形状、日本向け保証の有無を確認してください。電気用品安全法の対象製品では、PSEマークなど必要な表示も購入判断の材料になります。具体的な品揃えは生活家電カテゴリを参照してください。
ホビー・アウトドア
RC製品、キャンプ用品、フィットネス機器、玩具、コレクション用品などを検索できます。詳しくはホビー・トイカテゴリを確認してください。
Ms.ガジェット海外ブランドのガジェットって、日本ではなかなか手に入らないものも多いですよね
Mr.ガジェット海外仕様の製品を探せる一方、正規販売店か、日本向け保証があるか、技適・PSEなど必要な表示があるかは別に確認が必要です。価格だけで決めないようにしましょう
まとめ
AliExpress(アリエクスプレス)は、中国・杭州で創業したアリババグループが2010年に開始したグローバル小売ECです。日本では2025年にサービス開始15周年を迎えました。現在のアリババグループ案内では16言語に対応し、日本向け会社発表では1億点以上の商品を扱うとされています。
一方、日本の利用者の契約相手は会員規約上シンガポール法人です。発送元、到着予定日、関税・輸入消費税、販売者、保証、返品条件は商品ごとに異なるため、注文画面での確認が欠かせません。
商品カテゴリはガジェット・オーディオ・家電・ホビーまで幅広いものの、個別商品の在庫や真贋、日本向け適合性は別問題です。無線機器の技適、対象家電のPSE、ドローン登録、模倣品の輸入禁止など、日本のルールも確認して利用しましょう。
この記事のポイント!
- 中国発・アリババグループのサービスだが、日本利用者の契約相手は規約上シンガポール法人
- 2010年ローンチ、16言語に対応。商品数は日本向け会社発表で1億点以上
- AIDCは国際ECの事業区分であり、契約上の運営法人名ではない
- 「Ships From: Japan」は発送元の手掛かり。税・到着日は注文ごとに確認
- 技適、PSE、ドローン登録、模倣品規制、保証条件を購入前に確認
最後までお読みいただきありがとうございました!
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