今回は前回ご紹介したワイヤレススピーカーフォン『eMeet M2』の上位機種である『eMeet M2 max』をレビューしていこうと思います。
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ワイヤレススピーカーフォンとは
ワイヤレススピーカーフォンはワイヤレス接続できるスピーカーとマイクが一体になったツールです。スピーカーフォンを使用することで大人数が参加するweb会議でも安定して快適なやり取りがしやすくなります。
テレワークやオンライン会議が広まってきた中でかなり需要が高まってきたガジェットだと個人的には思っています。
マイクやスピーカーを使って代用することもできますが音質や集音を考えるとやはりスピーカーフォンを使うのがベストです。特にパソコン内蔵のマイクやスピーカーだと集音にも限界があるので会議室で大勢を集めて他の会議室とweb会議をする場合などには必須です。
ということで今回はeMeetのワイヤレススピーカーフォン『eMeet M2 max』をご紹介していきます。
- 360度全指向
- 対応人数がとても多い
- エコーキャンセリング&ノイズキャンセリングが可能
- 話し手の方向を自動的に検知してクリアに集音してくれる「位置検出機能」
- CDと同じぐらい高い解像度の音を出すことができる
- 重くて携帯にはあまり向かない
『eMeet M2 max』の基本情報
スペック
マイク指向性 | 360度全指向 | Bluetoothバージョン | Ver5.0 |
集音範囲 | 最大15人 | 使用可能時間 | 最大12時間 |
バッテリー仕様 | 2600mAh | スピーカー | 5W 85db |
重量 | 615g | USB端子 | Type C |
サイズ | 188×188×45mm | サンプリング周波数 | 48kHz/16-bit |
eMeet M2 max | eMeet M2 | |
---|---|---|
指向性 | 360度集音可能 | 360度集音可能 |
対応人数 | 最大15人 | 最大8人 |
音質 | かなり良い | 良い |
音量 | 5W | 3W |
ノイズキャンセリング | ||
エコーキャンセリング | ||
重量 | 615g | 290g |
『eMeet M2 max』は360度全指向、対応人数は最大15人となっています。スピーカーフォンは音が拾える方向という意味の指向性というと音を拾える範囲を表す集音性が特に大切です。
接続方法は有線、無線に対応しています。しかも有線はAUXとUSBに、無線はBluetooth接続とUSBドングルでのBluetooth接続に対応しています。
特徴としてはeMeet独自の音声信号処理技術VoiceIAでエコーキャンセリング&ノイズキャンセリングが可能です。複数人でも十分聞こえるスピーカー性能と話し手の方向を自動的に検知してクリアに集音してくれる「位置検出機能」でスムーズで快適なやり取りの手助けをしてくれます!
また、サンプリング周波数が48kHz/16-bitとCDと同じぐらい高い解像度の音を出すことができ、『eMeet M2』より音質の点でも上回っています。
ただ高性能な分、重量が大きくなっていて携帯性は『eMeet M2』のほうが優れています。
同梱物
- typeCケーブル(3m)
- USBドングル
- マニュアル
- 本体
マニュアル本編は日本語に対応してました。本体の裏にUSBドングルをしまえる賢い作りになっています。
外観
使用感
音質、音量について
Google meetに繋いでみて検証してみました。
音質はパソコンのマイクやスピーカーの音とは雲泥の差です。音のクリア感がまるで違います。
エコーキャンセリングとノイズキャンセリングの効果はかなりはっきり感じることが出来ます。
話し手の声だけがスッキリと聞こえるので違和感なく集中してweb会議をすることができました。
検証時は6畳の部屋で私一人でしたが、音量は最低音量でもかなり大きい感じでした。最大音量だと近くにいると耳が壊れるくらい大きかったです。音が大きすぎて正直小さな部屋であったり、少ない人数での使用には優れてないと思います。逆に大きな会議室や大人数の使用の場合、かなり重宝すると思います。
また、接続しているパソコンで音量を変えるとそれに伴いスピーカーフォン側もわかりやすく光ってくれるのでしっかり音量を変更できている安心感を感じることができました。
位置検出機能について
話し手に向かってLEDランプが光りました。反応があると誰が話していると認識しているのかわかるので安心感があります。
接続について
有線はAUXとUSBに対応していますがどちらも何も問題なく反応しました。遅延も少なく、特にストレスは感じませんでした。
無線接続はUSBドングルを利用する方法とBluetoothを利用する方法があります。
USBドングルでの接続の場合、指しただけで接続が完了していました。USBに差し込むだけですし、非常に簡単でわかりやすいです。
Bluetoothでの接続の場合、最初は『eMeet M2 max』とペアリング設定をしましたが、その後の使用では面倒なことは一切無くすんなりと接続できました。
どちらの接続方法も音質には有線接続とあまり差異はありませんでした。ただ、遅延はやはり有線と比べると若干あります。
また、パソコンだけでなくスマホでもBluetooth接続で使うことができました。
前作と比べてみて
eMeet M2 max | eMeet M2 | |
---|---|---|
指向性 | 360度集音可能 | 360度集音可能 |
対応人数 | 最大15人 | 最大8人 |
音質 | かなり良い | 良い |
音量 | 5W | 3W |
ノイズキャンセリング | ||
エコーキャンセリング | ||
重量 | 615g | 290g |
スペックの部分でも比較しましたがここではより深く比較していきたいと思います。
スピーカー
前作と比べてやはりスピーカーは強化されました。最大音量は3Wから5Wへ。音量はとてつもなく大きくできます。
難点は最低音量から大きいという点です。前作『eMeet M2』では一人での使用であったり狭い部屋での使用でも難なく使えましたが今作『eMeet M2 max』ではそうは行きません。完全に大人数での使用に振り切っているので少人数での使用を考えている方は間違いなく前作『eMeet M2』を選んだほうが良いです。
逆に大きい会議室、大人数での使用を考えている方は今作『eMeet M2 max』のほうが使い勝手も良いと思います。
また、会議にそこまでの音質を求める方がいるのかはわかりませんが音質も比べると今作『eMeet M2 max』のほうが良いです。
マイク
感度調節が前より更に良くなったと感じます。大きな会議室での使用を想定しているからか今作『eMeet M2 max』のほうが小さい音に対しても敏感に反応してくれている気がしています。
携帯性
前作『eMeet M2』は気軽に持ち運べる重さで、バックに入れても対して気にならない重さでした。ですが今作『eMeet M2 max』はかなり気になるレベルの重さというか、やはり前作と比べるとだいぶ重いと感じてしまいます。
エコー&ノイズキャンセリング
前作『eMeet M2』もeMeet独自の音声信号処理技術VoiceIAによるエコー&ノイズキャンセリングはとても良かったですが今作『eMeet M2 max』は更に良くなっています。
対応人数
前作も8人とかなりの人数に対応していましたが今作は15人まで、二台で連結すれば30人まで対応できます。
その他
前作にはなかった3.5mmステレオジャックが追加されました。これによりイヤホンなどで音を聞くことが出来るようになりました。
また、今作は裏面にゴム製の防振用の加工が施されました。
まとめ
- 360度全指向
- 対応人数がとても多い
- エコーキャンセリング&ノイズキャンセリングが可能
- 話し手の方向を自動的に検知してクリアに集音してくれる「位置検出機能」
- CDと同じぐらい高い解像度の音を出すことができる
- 重くて携帯にはあまり向かない
大きな会議室での使用、大人数での使用に特化したスピーカーフォン『eMeet M2 max』。かなり値が張りますが性能的には業界トップレベルだと感じました。
仕事で大勢で一箇所に集まってweb会議などする機会のある人はかなり値ははりますがケチらずにこれを買ったほうが良いと思います。
また、個人的にはこの『eMeet M2 max』のポテンシャルをより活かすなら無線での接続より有線での接続をおすすめします。
こんな人におすすめ
- よくweb会議する人
- 大きな会議室でも難なく使用できるワイヤレススピーカーフォンが欲しい人
- 音質の良いワイヤレススピーカーフォンが欲しい人
最後までお読みいただきありがとうございました!
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