今回レビューするのはEdifierのヘッドホン『WH500』です。
このヘッドホンはスタイリッシュなデザインにマルチポイント対応、小型で軽量のオンイヤー型のヘッドホンというこの価格帯の中でもでかなり特徴的です。
本記事では『WH500』の長所短所を正直にレビューしてまとめてましたので参考になれば幸いです!
- 価格以上の音質
- 小型&軽量でお手軽
- ゲームモード対応
- スタイリッシュなデザイン
- 聴力保護制限をかけれる
- ノイキャン非搭載
- 外音取り込み非搭載
- コーデックがSBCのみ
- 専用アプリが使いづらい
基本情報
スペック
コーデック | SBC | カラー | ホワイト/ブラック/ブルー |
Bluetooth | 5.2 | ドライバー | 30mmダイナミックドライバー |
重量 | 約172g | 実際の重量 | g (当サイト調べ) | 166.3
最大再生時間 | 最大40時間 | 充電時間 | 約2時間 |
サイズ | 17.1×4.5×19.2 cm | 充電端子 | USB Type-C |
ANC(ノイズキャンセリング) | |
外音取り込み | |
マルチポイント | |
自動装着検出 | |
ゲームモード(低遅延モード) | |
専用アプリ |
なんとこの価格でマルチポイントに対応しています。
これはとても大きな長所ですね!
通話用ノイズキャンセリングに対応していますがいわゆるノイキャンであるアクティブノイズキャンセリングには対応していません。
いわゆるノイキャンであるANCは非搭載なので注意してくださいね!
- スタイリッシュなデザイン
- オンイヤー型
- 小型&軽量
- ゲームモード対応
- マルチポイント対応
イヤホンの選び方やIPXとはなにか、Bluetoothのバージョンなどについてをこちらの記事で詳しく解説しています
同梱物
- 本体
- USB-A to USB-Cケーブル
- 取扱説明書類
- 乾燥剤
外観
シンプルかつスタイリッシュなデザインで良いですよね!
ところどころ入っている黄緑がいいアクセントになっていますね!
使用感
音質…価格以上。低音重視。
普段イヤホンばかりレビューしているので久しぶりにヘッドホンに触れましたがやっぱりヘッドホンは良いですよね!
イヤホンとは音の厚みが違います。
他のヘッドホンより低音が強調されていてダイナミックな、迫力のあるサウンドになっています。
ベースの音がずっしりしてますし全体的に聴きごたえのあるサウンドです。
ただ若干低音がボヤついてドカドカしている感じがあるので”ガチの音楽鑑賞”には向かないかもしれません。
中音域、高音域はこの値段にしては解像度もいいですし少し低音に押され気味なのを除けば文句の出せない音質だと思います。
作業と並行して音楽を聴くときなどにオススメです!
コーデック…SBCのみ
コーデック | 特徴 |
---|---|
SBC | 音質も遅延も良くも悪くも無く標準的。 | 一番標準のコーデック。基本的に全ての端末が対応している。
AAC | SBCより遅延が少なく音質が高い。 | iPhoneなどApple製品でよく使われている。Androidでも8.0以上なら基本対応している。
aptX | 主にAndroidで採用されている。SBC、AACより遅延が少なく音質が高い。 |
aptX LL | 音質はaptXと同等だが遅延は0.04秒未満と超低遅延を実現している。 | LLはLow Latencyの略。aptXより更に低遅延となっている。
aptX HD | ハイレゾ相当の高音質を再生可能。aptXより若干遅延する。 |
aptX Adaptive | 固定ビットレートから可変ビットレートに変更したことでより処理が安定し低遅延が実現した。 | aptX HDを安定化、低遅延化したコーデック。
LDAC | Androidでも8.0以上なら基本対応している。 音質優先、接続優先モードなど3種類の音質モードに切り替え可能。 SBCより遅延が大きい。 | ソニーが開発した超高音質コーデック。今まで紹介したものの中で一番高音質。
『WH500』はSBCのみに対応しております。
SBC自体が悪いというわけではありませんが、実際問題、新規格には音質や遅延の少なさの面で劣るところがあります。
コーデックだけが音質や遅延の少なさを決めるわけではありませんが音質の良さや遅延を決める一つの大きな要因にはなりうることを考えるとSBCだけだとちょっと物足りないかもしれません、、
コーデックについてやその他ワイヤレスイヤホンに関する説明はこちらの記事でしています
ノイズキャンセリング…非搭載(通話用ノイズキャンセリングのみ)
『WH500』はアクティブノイズキャンセリング(いわゆるノイキャン)は非搭載です。
通話時に周りの騒音を取り消して相手方にクリアな音声を届ける通話用のノイズキャンセリングは搭載しています。
この値段帯でアクティブノイズキャンセリングを搭載しろというのは酷ですが搭載しているものもありますからちょっと残念ですね、、
外音取り込み…ついていない
こちらもアクティブノイズキャンセリング同様搭載しておりません。
個人的にヘッドホンを選ぶときには外音取り込みは重視しないのですが重視する方は注意してくださいね!
装着感…悪くない、若干強め。
装着感は割といい感じです。イヤーパッドも柔らかく、ある程度長時間つけても側圧について不満に感じることは特にありませんでした。
私は頭はでかいほうですが小さいと感じるということはなかったので並大抵の人は大丈夫なはずです!
ただ、オンイヤー型なのでやはり若干側圧は強い傾向にあるのでメガネを掛けながらだとちょっと痛いと感じるときもあります。
また、メガネを外すときにも手こずることがあるのでメガネをする方は注意が必要です。
汗をかきやすい
これはヘッドホン全体に言えることですがやっぱり長時間使うと蒸れたり汗をかきやすいです。
個人的にはオーバーイヤー型はどちらかというと蒸れるといった感じが強いですがオンイヤー型は直接耳にくっついてますから蒸れるというより普通に汗をかく感覚に近い気がします。
特にこの『WH500』は先程もお伝えした通りイヤーパッドが柔らかいので密着感が強いです。
レビューしているのが3月なのでそこまで気になりませんでしたがやはり夏になると大変なことになりそうです。
この値段でマルチポイント対応はGOOD!
『WH500』はマルチポイントに対応しており2台のBluetooth機器に同時接続できます。
2台までなら接続をきったり繋げ直したりする必要がなく、例えばタブレットでYouTubeを見ながらスマホの着信に応答できたりします。
この値段でマルチポイント接続出来るのは素晴らしいです!
マルチポイントに対応しているのは値段が高いものが多いのでこの価格帯で対応しているのは大きな特徴ですね!
小型&軽量で持ち運びやすい!
上の写真を見ていただくと分かる通りだいぶコンパクトなヘッドホンですよね!
iPhone14で172gですから166.3gは大体スマホぐらいの重さです。
かなり軽量ですよね!
大きさもバックに収まるサイズで持ち運びしやすいです。
オンイヤー型だから音漏れしやすい
ヘッドホンでメジャーなタイプはオーバーイヤー型という“耳を覆う”ヘッドホンですが『WH500』はオンイヤー型という、言うなれば“耳に乗せるだけ”のヘッドホンです。
ですのでやっぱり気密性、遮音性がどうしても低くなり音漏れが発生しやすくなります。
音漏れしやすいのは構造上仕方ないです、、
オンイヤー型の特徴である軽量、手軽さとトレードオフですね!
専用アプリが使いにくい
他社のアプリと比べると使いづらいです。
完全に日本語化されてない点など他社に比べるとかなり劣っていると感じる点があります。
まぁまずアプリがある時点でありがたいですがもうちょっと完成度を高めてほしいですね
大音量で聴きすぎるのを防げる
アプリで聴力保護制限をオンにすると音量を85dB未満に制限出来ます。
近年ヘッドホン難聴が問題視されていますからこれは嬉しい機能ですね!
ゲームモード対応!
遅延を抑えることが出来るゲームモードが設定可能です。
まとめ
総合的に見れば悪くない選択。初めてのヘッドホンにもオススメ!
手軽さに振り切ったヘッドホン『WH500』
オンイヤー型で気軽につけやすく軽量で持ち運びにも最適!デザインもおしゃれで素敵だと感じました。
この価格なのでコーデックやノイキャン、アプリの出来など一部物足りない部分もありますがそこを割り切ればかなり良い選択だと思います。
マルチポイントに対応しているのを考えると外で2つ端末を使う方やそもそも外にヘッドホンを携帯したい方などにおすすめできるヘッドホンです。
また全体的に考えるとコスパもよく、安いので初めてのヘッドホンにも良いと思います!
- 価格以上の音質
- 小型&軽量でお手軽
- ゲームモード対応
- スタイリッシュなデザイン
- 聴力保護制限をかけれる
- ノイキャン非搭載
- 外音取り込み非搭載
- コーデックがSBCのみ
- 専用アプリが使いづらい
こんなひとにおすすめ
- 初めてヘッドホンを使う方
- 外にヘッドホンを携帯したい方
- マルチポイント接続対応のヘッドホンが欲しい方
最後までお読みいただきありがとうございました!
- 商品の値段、情報などは記事執筆時点での情報です。
- この情報が誤っていても当サイトでは一切の責任を負いかねますのでご了承ください。
- 当サイトに記載された商品・サービス名は各社の商標です。
コメント