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アンリツ、5Gの低遅延化技術「LTM」の検証環境を提供開始

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目次

5Gの通信中断を抑える「LTM」技術の検証を支援

アンリツ株式会社は、5G-Advancedに向けた通信の低遅延・高信頼性を支える技術「LTM(Lower Layer Triggered Mobility)」に関する試験環境の提供を開始しました。

アンリツ、5Gの低遅延化技術「LTM」の検証環境を提供開始 - 画像2

本検証は、同社の5G NRモバイルデバイステストプラットフォーム「ME7834NR」を用いて実施されます。3GPP RAN5 Release 18の試験項目に対応するもので、この分野での検証環境提供は業界で初めてのことです。

Ms.ガジェット
移動中の通信切り替え(ハンドオーバー)における中断を減らす技術ですね。次世代の通信インフラには欠かせない検証環境と言えそうです。

LTM技術が解決する課題とは

LTMは、移動中のモバイル端末(UE:User Equipment)が基地局を切り替える際、通信が途切れる時間を短縮する技術です。現行の5Gネットワークでは、ハンドオーバー時に50〜90ミリ秒程度の通信中断が発生することがあります。

この遅延は、拡張現実(XR)や産業機器の遠隔制御など、リアルタイム性が求められるサービスにおいて課題となっていました。LTM技術では以下の仕組みで改善を図っています。

  • UEのレイヤ1(物理層)の測定値に基づいたハンドオーバー制御
  • レイヤ2のシグナリングを用いた効率的な切り替え
  • 隣接セルとの事前同期による中断時間の短縮
Ms.ガジェット
ミリ秒単位の通信中断を解消することが、産業用ロボットやVRの安定稼働には非常に重要なんですね。

検証プラットフォーム「ME7834NR」の概要

今回、検証に使用される「ME7834NR」は、モバイル端末の認証団体であるGCFやPTCRBにおいて、5G NRテストプラットフォームとして登録されている製品です。

ME7834NRの主な対応範囲
項目 対応内容
テスト種別 プロトコルコンフォーマンステスト(PCT)、事業者受入試験(CAT)
通信方式 5G NR(Standalone/Non-Standalone)、LTE、W-CDMA、NTN
追加機能 今回新たにLTM試験項目に対応

本プラットフォームは、アンリツが提供するOTA RFチャンバーやRFコンバータと組み合わせることで、サブ6 GHz帯からミリ波帯まで幅広い帯域の試験に対応可能です。これにより、通信事業者や端末ベンダーはLTM機能の実装を効率的に進めることができるとしています。

Ms.ガジェット
幅広い通信規格に対応しつつ、最新のLTM技術までカバーしている点は、開発現場にとって非常に心強いツールですね。

最後までお読みいただきありがとうございました!

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