アマランス合同会社は、大規模災害により地域のインターネットが途絶した環境でも、避難所内の無線LANを通じて避難者受付や情報共有を継続できる防災無線LANサービスを発表しました。
防災無線LANサービスの仕組みと主な特徴
本サービスは、あらかじめサービス対応の無線LANルーター「wiffy」を避難所に設置しておくことで、インターネットに接続できない状況でも、避難者が自身や家族の情報をオフラインで登録できる環境を提供します。

行政職員や災害医療関係者は、避難者の受付状況や緊急ニーズを瞬時に把握し、避難所内の対応に役立てることが可能です。Wi-Fi接続時に誘導されるビジタールームでのオープンチャットや掲示板、スタッフルームへの秘匿投稿なども、無線LAN上で成立します。現地のインターネット回復後は、無線機内に登録された情報をセンターへ転送し、災害対策本部による現場状況の把握を支援します。
なお、平時にはインターネット接続サービスを開放するなど、日常的に使用する無線LAN設備に防災機能を組み込むことで、平時の施設運営と災害時の避難所運営を一つの装置で支えるとのことです。
Ms.ガジェット主な機能と技術的な特徴
専用ワイヤレスルーターである「wiffy 4G」は、有線ポートに光回線を直結して業務利用できるほか、光回線がダウンした際は携帯キャリア各社のモバイルネットワークに自動切替が可能です。内蔵コンピューターによりその場で独自のサービスを提供し、一台で体育館全体をWi-Fiでカバーするとしています。

- 避難者受付のデジタル化:ビジターが自身と家族の情報や緊急の要望をスマホから登録・更新(標準で15言語に対応)
- 現地コミュニケーション:ビジター同士のオープンチャット、掲示板への伝言、スタッフ側へのプライベートな投稿
- 避難所スタッフの情報支援:受付状況や緊急ニーズの把握、個別返信・対応メモの記録
- 電子資料の配布と貸出品管理:防災関連資料のオフライン配布、貸出品の登録・承認ワークフロー
- 災害対策本部との情報連携:通信回復次第、現地で登録された情報をセンターへ自動転送
また、技術的な特徴として、エッジコンピューティング機能や、インターネット途絶中に情報を装置へ蓄積して後から差分転送するストア・アンド・フォワード機能が採用されています。インターネット接続の冗長化については、既設ネットワークへの有線接続のほか、月額基本料0円のデータ通信用SIMカードを利用する方法に対応しています。SIMカードの実際のデータ使用料は、1GBごとに税別100円の従量課金制となっています。
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