ウエスタンデジタル(WD)は、COMPUTEX 2026において、AIインフラのあり方を再定義するストレージ技術とプラットフォームを発表しました。同社は、AIワークロードが継続的にデータを生成し蓄積していく現状を踏まえ、AIインフラは単なるコンピュート(計算処理)システムではなく、本質的に「データシステム」であると説明しています。
AI開発者は、パフォーマンスを維持しつつ、指数関数的に増加するデータを管理するという課題に直面しています。WDは、フォーラムセッションでの基調講演やブース展示を通じて、大規模環境におけるデータ管理の重要性と、それを支えるストレージの役割を提示する予定です。
Ms.ガジェットフォーラムセッション:AIに向けたストレージの再構築
COMPUTEX 2026の会期中には、WDの最高製品責任者であるアーメド・シハブ氏が「Reinventing Storage for AI at Scale」と題した基調講演に登壇します。AIインフラの設計において、コンピュート性能中心の考え方から脱却すべき理由や、大規模AIにおける主要な制約要因について解説するとのことです。
開催日時:2026年6月4日(木)午前11:00~11:25
会場:TaiNex 2、Room 701
Ms.ガジェット最新ストレージイノベーションとプラットフォーム
WDのブースでは、データ中心のアーキテクチャを具現化する製品や技術が展示されます。特にHDDポートフォリオにおいては、以下の技術が注目されています。
- 高帯域ドライブ技術:HDDのスループットを4倍に向上させる技術です。
- デュアルピボット技術:TBあたりのI/O性能を維持しながら、効率を改善します。
また、プラットフォームソリューションとして、新たに「Ultrastar Data 3000シリーズJBOD(Just a Bunch of Disksの略)」が展示されます。このシリーズは、マルチゾーン冷却技術や振動分離技術を採用しており、大規模環境での安定運用を想定した設計となっています。
| 技術名 | 概要 |
|---|---|
| ArcticFlow | マルチゾーン冷却技術による温度最適化 |
| IsoVibe | 特許取得済みの振動分離技術 |
| SAS 4接続 | 24Gb/s対応による広帯域幅の確保 |
Ms.ガジェット階層型ストレージと多様な製品ポートフォリオ
同社は、AIデータライフサイクルの各段階でパフォーマンスと経済性を最適化する、階層型ストレージソリューションも紹介します。Ceph(分散ストレージシステムの一種)を基盤としたアーキテクチャや、パートナー企業との共同開発によるシステムを通じて、GPU効率の向上を支援するとしています。
このほか、WD Gold、WD Red、WD PurpleといったおなじみのColorポートフォリオに加え、コンテンツクリエイター向けブランドであるG-DRIVEファミリーも展示される予定です。WDは、これらのソリューションを通じて、あらゆる環境におけるデータの保持、移動、拡張性を実現するとしています。
Ms.ガジェット
WD、COMPUTEX 2026でAIインフラ向けストレージ技術
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