ヴイストン株式会社は2026年7月23日、フィジカルAI技術の社会実装に向けた台車移動型双腕ロボット「VS-MPR-01」を開発したと発表しました。AI技術の応用や汎用ロボットの高度化を目指し、ハードウェアとソフトウェアの両面から柔軟な構成を実現しています。
目次
VS-MPR-01
VS-MPR-01の主な特徴
VS-MPR-01は、上半身にヒューマノイド形状の双腕を備え、下半身に移動機構を搭載した汎用ロボットです。昇降機構と組み合わせることで、床面の物体から高所にある物体まで広範囲なアプローチが可能となっています。
- QDDモーターの採用:上半身に準ダイレクトドライブモーターを多数配置しています。
- 四輪独立ステアリング:機体の向きを変えずに横移動できる4WDS構造を採用しています。
- 高精度な物体認識:標準仕様のグリッパー先端にRGBカメラを搭載しています。
下半身の四輪独立ステアリング構造は、全方位移動機構と比較して走行時の静粛性や段差乗り越え能力に優れていると説明されています。また、手先のグリッパーは汎用モデルへの交換にも対応しています。
Ms.ガジェット昇降機構と四輪独立ステアリングの組み合わせにより、幅広い場所での作業に対応できそうですね。
Sim2Realへの対応とカスタマイズ性
本製品には、実際の構造や物理特性を反映した3Dモデルが付属しています。実際の環境での動作に向けたSim2Real(Simulation-to-Real)のフローに対応しており、開発作業の迅速化に寄与します。
ROS 2に対応するほか、MuJoCoやNVIDIA Isaac Simといった主要な物理シミュレーターで強化学習や模倣学習を実施することが可能です。さらに、実運用環境に合わせて昇降機構の高さや搭載センサーデバイスを最適化するカスタマイズにも対応しています。
Ms.ガジェットシミュレーション環境での学習結果をスムーズに実機に移行できる仕様は、開発現場で重宝されそうですね。
VS-MPR-01の主要スペック
VS-MPR-01の本体仕様は以下の通りとなっています。
| 項目 | スペック |
|---|---|
| サイズ | W530×D616×H1522mm(昇降機構上限時) |
| 本体重量 | 約97kg |
| 電源 | LiFeバッテリー(24V / 1440Wh)、AC 100V |
| モーター数 | 合計28(車輪:8 / 腕部:7×2 / 昇降:1 / 頭部:3 / グリッパー:1×2) |
| 車輪仕様 | 四輪独立ステアリング、独立サスペンション搭載(ホイール直径 203mm) |
| 搭載センサー(例) | Intel RealSense D435i×1、Livox Mid-360×1、RGBカメラ×2 |
| 搭載PC(例) | YUAN Pandora(16GB版 / NVIDIA Jetson Orin NX搭載) |
| 対応環境 | ROS 2、MuJoCo、NVIDIA Isaac Sim(屋内専用) |
※ 製品の仕様は予告なく変更となる場合があります。
Ms.ガジェット合計28個のモーターや各種センサーを標準搭載しており、高度な実験や検証に役立ちそうな構成ですね。
VS-MPR-01
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