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テクトロニクス、パワー測定を強化する高電圧差動プローブと電流シャントを発表

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パワーエレクトロニクス設計の課題を解決する新製品

テクトロニクスは、電気自動車やAIデータセンターなどで求められる高度なパワーエレクトロニクス設計に向け、新たな測定ソリューションを発表しました。今回登場したのは、THDP0400型高電圧差動プローブと、IsoVuアイソレーション型電流プローブ用のTICS型広帯域シャントです。

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近年、SiC(炭化ケイ素)やGaN(窒化ガリウム)といった半導体技術の普及により、スイッチング速度の高速化が進んでいます。これに伴い、設計現場ではより高い電圧と微小な電流を同時に捉える正確な測定環境が不可欠となっています。今回の新製品は、これらの課題を解消し、検証作業の効率と確度を向上させるものとしています。

Ms.ガジェット
高速化するパワーデバイスの評価には、ノイズの影響を抑えた正確な測定が欠かせません。開発現場のニーズに即した製品投入といえます。

THDP0400型高電圧差動プローブの特徴

THDP0400型は、400MHzの広帯域に対応した高電圧差動プローブです。高電圧のコモンモード・ノイズ(信号が共通して持つノイズ)が混入する環境下でも、ターゲットとなる差動信号を正確に抽出できる優れたCMRR(同相信号除去比)を備えています。

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安全性にも配慮されており、CAT IおよびCAT III規格に適合しています。また、50Xから1000Xまで減衰比を選択できるため、低電圧のゲート駆動波形から高電圧のスイッチング遷移まで、一本のプローブで幅広く対応可能です。

Ms.ガジェット
CAT III適合という点は、高電圧を扱うエンジニアにとって安心感につながる重要なスペックです。

シームレスな統合と利便性

本製品はテクトロニクスの「TekVPI」インタフェースに対応しており、同社の5シリーズB MSOや4シリーズB MSOに接続すると自動で認識されます。減衰比の設定や電圧スケールの最適化が自動で行われるため、設定ミスを減らし、効率的な検証ワークフローを実現します。

外部電源を必要としない設計のため、測定機器周りの配線をすっきりと整理できることも特徴の一つです。また、オシロスコープ側で高度な電源解析や三相モータ解析を行う際の利便性も確保されています。

Ms.ガジェット
設定の自動化は、ヒューマンエラーを未然に防ぐという意味で非常に実用的な機能です。

広帯域・微小電流対応のTICS型電流シャント

IsoVuアイソレーション型電流プローブ用として新たに投入されたTICS型シャントは、同社初のシャント製品となります。最大250MHzの帯域幅を持ち、微小電流の過渡的な挙動を高い信頼性で捉えることが可能です。

主な仕様は以下の通りです。

項目 仕様・特徴
最大帯域幅 250MHz
主な用途 パワー・インテグリティ、PDNアプリケーション
保護機能 内蔵ヒューズによる保護、温度補正機能
対応環境 IsoVuアイソレーション型電流プローブ連携

これまでサードパーティ製品に頼らざるを得なかった微小電流測定が、テクトロニクスの統合的な測定環境へと組み込まれます。これにより、半導体や組み込みシステムの検証において、より完全な電流測定ソリューションが提供されるとのことです。

Ms.ガジェット
これまで外部製品を組み合わせていた作業が、メーカー純正の統合環境で行えるようになるのは大きな進歩ですね。

テクトロニクス、パワー測定を強化する高電圧差動プローブと電流シャント

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