TP-Link、AIアシスタント「Tapo AI」を日本市場へ導入準備
ティーピーリンクジャパン株式会社は、2026年1月に米国で開催される世界最大級のテクノロジー見本市「CES」で発表予定のAIアシスタント「Tapo AI」について、日本市場への導入準備を開始したことを発表しています。

同社は、近年の野生動物の出没増加、特にクマによる人的被害が全国的な課題となっている状況を踏まえ、CESでの正式発表に先立ち、日本向けにTapo AIの検証を進めていると説明しています。
「Tapo AI」とは
ホームセキュリティにおけるAI活用は進化しており、従来は「動きを検知する」ことが主な機能でしたが、現在では「映像の内容まで理解して知らせる」ことが可能になりつつあります。Tapo AIは、カメラが映像の状況を深く理解し、ユーザーに必要な情報のみを通知することを目指したAIアシスタントです。

現在開発中の主な技術領域として、以下の点が挙げられています。
- 状況を言葉で説明する通知
- 映像を言語で検索できる高度な検索機能
- 自然な会話でスマートホームを操作する体験
正式名称や最終仕様は、CES 2026にて発表予定とのことです。
Ms.ガジェットクマ出没対策への貢献可能性
日本では2024年から2025年にかけて、クマの出没件数が増加傾向にあります。これを受けて、ティーピーリンクジャパンでは、日本独自のニーズに応えるため、大型動物(クマなど)の識別に関する検証を進行しているとのことです。

初期検証では、Tapo AIがクマと思われる対象を識別し、文章で状況を通知する例が確認されています。「黒いクマが敷地付近を歩いています」といった具体的なアラートが可能であることが示唆されており、ユーザーがアプリを開かなくても、危険の兆候を早期に把握できる可能性が期待されています。
ただし、現時点では検証段階であり、動物識別の正確性や危険判断を保証するものではないとのことです。
Ms.ガジェット提供開始時期(予定)
ティーピーリンクジャパンは、米国本社がCESでの発表を経て、2026年中にTapo AIの販売を開始する計画に合わせて、日本市場での導入準備を本格化させていきます。

日本市場向けローンチ時期は、2026年夏以降を予定しています。Tapo AI機能に対応する製品として、Tapoカメラ・ドアホン製品の一部が挙げられています。詳細な対応機種やサービス内容は、後日改めて発表される予定です。
同社は、今後もグローバルな技術革新をいち早く日本に導入し、「つながる安心」を提供することで、顧客の快適なスマートホームライフをサポートしていく方針を示しています。
Ms.ガジェットTP-Linkグループについて
TP-Linkグループは、世界170か国以上で12億人以上のユーザーにネットワーク機器およびスマートホーム製品を提供しているグローバル企業です(IDC調べ、2024年第3四半期時点)。

本社を米国カリフォルニア州アーバインに置き、世界42拠点に現地法人を展開していると発表されています。
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