目次
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背景と課題認識
個別の教育支援計画や個別の指導計画は、都道府県や市区町村の教育委員会がそれぞれ独自の様式を定めており、全国で統一されていません。項目名や並び順、独自欄が異なるため、長年その様式で引き継ぎを行ってきた経緯があります。この様式の違いが、校務支援システム導入の実務的な障壁になっていたと説明しています。- 様式が変わると引き継ぎが止まる:進学先や医療機関、福祉事業所との共有はこれまでの様式を前提に運用されています
- 二重入力が発生する:システムに入力したうえで、提出用に自治体様式へ転記する運用が残ります
- カスタマイズが高額:大手の統合型校務支援システムは自治体別様式に個別開発で対応しており、費用と期間の負担が大きくなっています
新機能の主なポイント
提供が開始された新機能の主なポイントは以下の通りとなっています。- 自治体の様式ファイルをそのまま登録できる:既存の様式ファイル(.ods / .docx)に差し込みタグを埋めて登録します。罫線や結合セル、ロゴ、注記などの体裁はそのまま保たれ、出力形式はExcel(.xlsx)、Word(.docx)、PDFから選べます。
- 入力画面は共通のまま、出力だけが切り替わる:教員が使う画面や蓄積されるデータの形は共通のまま、出力の段階で様式が切り替わります。
- 自治体独自の項目にも対応:共通項目に加えて、その自治体でしか使わない欄も出力に含められます。
- 既定は文部科学省の参考様式:独自様式をお持ちでない自治体や学校は、設定なしでそのまま利用できます。
- 誤った体裁での発行を防ぐ設計:登録した様式は運営側の確認・承認を経て学校へ割り当てられ、不備がある場合はエラーとして通知されます。
- 出力時にAIを使わない:計画書の出力は登録された様式とデータだけを使った手順で行われ、出力の段階ではAIは動きません。
期待される効果と従来との比較
導入により期待される効果について、同社は従来の課題と対比させて説明しています。| 従来の課題 | 本機能による変化 |
|---|---|
| 提出用に自治体様式へ転記していた | システムから直接その様式で出力できる |
| 様式が違うため導入を見送っていた | 現在の様式を変えずに導入できる |
| 様式対応に個別開発が必要だった | 様式ファイルの登録という設定作業で対応できる |
| 自治体をまたぐと記録が引き継げない | 記録は共通のまま、出力だけを切り替えられる |
Ms.ガジェットシステムを導入する際に既存の様式を変更せずに対応できる点は、現場の運用負担を軽減するうえで重要なポイントとなっています。
「すくすく」の概要
「すくすく」は、特別支援教育における情報の分断を防ぎ、児童生徒の個性を継続的に支援するためのクラウドサービスです。特別支援学校に加え、特別支援学級や通級指導教室にも対応しています。- 個性プロフィール:基本情報やコミュニケーション特性、学習スタイル等を可視化し、進学や担任交代時の引き継ぎを円滑化します。
- 計画書作成支援:個別の教育支援計画や個別の指導計画の作成・管理を行います。
- 業務効率化:AIを活用した記録補助やタグ付け機能で、観察記録や指導記録の作成負担を軽減します。
- 保護者連携:スマートフォンアプリによる双方向コミュニケーションに対応しています。
- GIGAスクール対応:ChromebookやWindows、iPadのブラウザから即座に利用可能です。
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