新栄電子計測器、微小電流計測装置のラインアップを拡充
新栄電子計測器株式会社は、微小なリーク電流や消費電流を多チャネルで同時計測できる装置『PCMシリーズ』を新たに発売しました。このシリーズは、すでに市場で好評を得ている『PCM-200』をベースに開発されています。

『PCMシリーズ』は、25ch、50ch、100ch、200ch、300chの5つの機種構成で、検査対象や生産規模に応じて最適なチャネル数を選択できる点が特徴です。これにより、幅広いニーズに対応できるとされています。
Ms.ガジェット開発背景と課題
近年、電子部品の高集積化や低消費電力化が進展する中、多数の素子に対して微小なリーク電流や消費電流を短時間で評価したいというニーズが高まっています。新栄電子計測器は、こうした要望に応えるため、多チャネル同時計測を実現した『PCM-200』を先行して市場投入していました。

従来、『PCM-200』は、検査タクトの短縮、システム構成の簡素化、コストパフォーマンスの高さといった点で評価されていたとのことです。今回のシリーズ化は、この実績を踏まえ、より幅広い検査規模に対応する狙いがあります。
Ms.ガジェット『PCMシリーズ』の製品概要
『PCMシリーズ』は、微小なリーク電流・消費電流を多チャネルで同時計測できる多チャネル微小電流計測装置です。各チャネルが独立して動作するため、リレー切替を行うことなく多チャネル同時計測が可能となっています。
この特性により、検査・評価工程における計測タクトを大幅に短縮し、スループット向上と設備コスト削減に貢献することが期待されています。測定範囲は0.00nA~999.99nA、分解能は0.01nAと高感度です。
また、DC印加電圧出力機能も内蔵されており、電圧印加から電流測定までを1台で完結できます。専用の自動計測アプリケーションを標準搭載しており、導入後すぐに運用を開始できる点もメリットとして挙げられています。
Ms.ガジェット主な特長と仕様
『PCMシリーズ』の主な特長としては、多チャネル同時計測による検査タクトの短縮、最大300チャネルまでの選択可能性(カスタマイズ可能)が挙げられます。微小電流の高精度計測(±2%FS)、自動計測アプリケーションの標準添付も特徴です。
電流測定範囲は0.00nA~999.99nA、電流表示分解能は0.01nAです。さらに、計測対象や評価内容に応じたカスタマイズにも柔軟に対応可能としています。
製品ラインアップは、PCM-25(25ch)、PCM-50(50ch)、PCM-100(100ch)、PCM-200(200ch)、PCM-300(300ch)です。300chを超えるシステム構成にも対応可能です。
Ms.ガジェット関連情報
新栄電子計測器は、自社ホームページで『PCMシリーズ』に関する詳細な情報を提供しています。製品の詳細については、以下のURLをご参照ください。
https://shin-ei.ne.jp/research/pcm-series/
また、新栄電子計測器のホームページ全体についても、情報提供を行っています。
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