自動車業界向けソリューション強化へ
ローデ・シュワルツ・ジャパン株式会社は、日本の自動車業界にイノベーションをもたらすため、AIP Automotive Japan株式会社とのパートナーシップを強化します。この発表は、2025年12月18日に行われました。

ローデ・シュワルツは、電子計測、技術システム、ネットワーク、サイバーセキュリティ分野でグローバルに展開する技術指向のグループです。90年以上にわたり、最先端技術の開発をサポートし続けています。
動的運転条件下でのEMC測定の重要性
EMC測定とは?
EMC(電磁両立性)とは、電子機器が他の機器に電磁的な影響を与えない、また、他の機器からの電磁的な影響を受けないように設計されることです。自動車においては、電磁波が誤作動を引き起こす可能性があるため、EMC性能の評価は非常に重要です。

AIP Automotive社が提供する動的運転条件下におけるEMC測定は、自動車業界において高度な評価技術として知られています。特に、EV(電気自動車)からの電磁放射は、動作状態によって大きく変化するため、動的な運転条件下での試験が不可欠です。
ローデ・シュワルツのEMIテスト・レシーバ(電磁妨害測定器のこと)とAIP Automotive製EMCシャーシダイナモメータ(走行中の車両をシミュレートする装置のこと)を組み合わせることで、自動車メーカーやTier 1サプライヤーは、現実的な動作条件下で設計のEMC性能を評価できます。
Ms.ガジェットオフィス近接化によるサービス向上
ローデ・シュワルツは、12月3日にオープンした大崎オフィスにEMC機器の校正専用スペースを設けています。このオフィスは、AIP Automotive社の新オフィスにも近接しており、今回のパートナーシップ強化により、AIP Automotive社のサービスとサポートの対応速度が大幅に向上することが期待されます。
Ms.ガジェット両社のコメント
ローデ・シュワルツのコメント
ローデ・シュワルツ・ジャパンのT&M事業本部営業部長である菅原則和氏は、「AIP Automotive社の新オフィスの近くにローデ・シュワルツ大崎オフィスを開設したことは、AIP Automotiveとのパートナーシップ強化に向けた重要な一歩です。AIP Automotiveのダイナモメータに関する専門知識とローデ・シュワルツのEMCおよびレーダー試験装置を組み合わせることで、日本の自動車産業のイノベーションを支える最先端の試験ソリューションを提供することができます」と述べています。
AIP Automotiveのコメント
AIP Automotive社の営業部長であるサイモン・ゼトラー氏は、「AIP Automotive社の新オフィスに近接する大崎にローデ・シュワルツ・ジャパンの新オフィスが開設されたことにより、欧州におけるローデ・シュワルツとの良好な協力関係が、日本国内においても更に強化されました。最先端のEMC試験技術と統合試験システムによって、国内のお客様へのサポートを強化できることを期待しています」と述べています。
Ms.ガジェットローデ・シュワルツとAIP Automotiveについて
ローデ・シュワルツは、電子計測、技術システム、ネットワークおよびサイバーセキュリティの各部門を通じて、より安全に“つながる”社会の実現に向けて努力を続けています。2024/2025会計年度には31.6億ユーロの純収益を上げており、世界中で約15,000名の従業員が活躍しています。
AIP Automotive社は、APLグループの一員として、自動車業界向けにカスタマイズされた試験装置を開発・製造しています。自動車、トラック、オートバイなど、幅広い車両の研究開発、型式承認、品質保証をサポートしています。
Ms.ガジェット最後までお読みいただきありがとうございました!
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