業務提携の背景と目的
株式会社プラスアルファ・コンサルティングと株式会社ENBASEは、業務提携契約を締結し、両社のプロダクト連携を開始したと発表しました。連携の背景には、高齢化の進行に伴う医療・介護現場の人材不足と業務負荷の増大があります。

2024年度介護報酬改定で新設された「生産性向上推進体制加算」を受け、DXによる業務効率化の重要性が高まっています。しかし、多くの事業所では、対人業務中心のためデータのデジタル化が進みにくい、ケア記録や研修証跡の作成に手作業による負担が大きい、といった課題が残されているとのことです。
今回の連携は、AIで会話を自動解析する「スタンドLM」と、人事・研修・評価データを一元管理する「ハイケアウェルネス」の強みを活かし、これらの課題を解消することを目指しています。
Ms.ガジェットプロダクト連携による具体的な効果
現場の会話を定量的な人材育成・評価データに変換
「スタンドLM」は、ケア提供時の会話を解析し、ケアの品質、スタッフのスキル習熟度、利用者の状態変化、潜在的なインシデントの兆候などを自動的にレポート化します。このレポートは「ハイケアウェルネス」と連携し、公平な人事評価や個別育成計画の策定、適切な人員配置、定着率向上に向けた施策立案に活用できるとしています。

法定研修や加算要件クリアに向けた運用証跡作成の効率化
「スタンドLM」は、利用者との会話をもとに必要な研修項目を自動で提案・作成します。研修結果が現場のケア実践に反映されているかを分析し、その記録を「ハイケアウェルネス」で一元管理することで、加算要件クリアに必要な証跡作成や法定研修の実施・管理にかかる負担を軽減すると説明しています。
組織全体のマネジメント高度化と人的資本経営への貢献
現場のケア品質と人事評価のギャップを解消し、評価の透明性・公平性を促進します。スタッフ一人ひとりの成長に合わせた個別育成と、能力を最大限に活かす最適配置を実現することで、定着率向上につながる働きがいのある職場環境づくりをデータで支援し、人的資本経営の推進に貢献するとのことです。
Ms.ガジェット今後の展望
今後は、「現場のケアデータ」と「人材マネジメントデータ」の統合を深め、ケア品質の定量的評価、個別育成の最適化、離職率の低減、適切な人員配置を実現することを目指します。
これにより、現場の管理者は事務作業や煩雑な記録から解放され、利用者へのケアやチームマネジメントといった本来の業務に集中できる環境を構築できるとしています。将来的には、現場で発生するリスク情報の即時共有や、多職種間の連携を強化するデータ基盤の構築にも取り組む予定です。
Ms.ガジェット「ハイケアウェルネス」トライアルキャンペーン
「ハイケアウェルネス」では、医療・介護支援システムの導入を検討している自治体や病院、介護施設等を対象に、トライアルキャンペーンを実施中です。詳細に関するお問合せは、専用フォームから受け付けています。
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