パナソニック、ホテル向け木質床材の新製品を発売
パナソニック ハウジングソリューションズ株式会社は、ホテルなどの宿泊施設において求められる防音性能を確保した床材シリーズ「ボアシス防音タイプ ホテル用」を新たに発売します。受注開始は2026年4月1日となる予定です。
近年、脱炭素社会の実現に向けた動きや「木材利用促進法」の改正により、公共建築物だけでなく、民間施設においても木材の活用が進んでいます。内装への木質化は、環境への配慮に加え、心地よさや落ち着きを与える効果も期待されています。
ホテル客室特有のニーズに対応
ホテル客室向けの木質床材には、不特定多数の利用を想定した高い耐久性や、階下への騒音を抑制する防音性能が求められます。今回の新製品は、これらのニーズに応えることを目的として開発されました。
既存の「ボアシス」シリーズは、耐傷性や耐汚染性に優れた土足対応の床材として展開されています。これに防音性能を新たに備えることで、より幅広い宿泊施設への導入を目指しています。
新製品の主な特長
1. ホテル客室に必要な性能に対応
「ボアシス防音タイプ ホテル用」は、ホテル客室に必要とされる耐久性、耐汚染性、そして防音性能（LL-45）に対応しています。LL-45とは、衝撃音レベルの指標で、45dB以下であることを意味します。
2. 豊富なラインアップ
トレンドを取り入れた3種類の樹種と9柄のラインアップが用意されています。客室のデザインに合わせて、最適な床材を選択することが可能です。
3. 美しい突き板「マイスターズウッド」
天然木本来の美しさを引き出した独自の突き板技術「マイスターズウッド」を採用しています。これにより、自然な風合いと高品質な仕上がりを実現しています。
パナソニックの事業スローガン
パナソニックは、『くらしの「ずっと」をつくる。“Green Housing”』を事業スローガンとして掲げています。変化する社会の価値観や課題に対応し、持続可能な社会の実現に貢献していく方針です。
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