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Nakamichi「Krystal Sound Station」試作ユニットの音響特性評価結果を公開

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目次

Nakamichi平面磁界型スピーカー「Krystal Sound Station」の音響特性評価結果を公開

Richgo株式会社は、平面磁界型スピーカーシステム「Krystal Sound Station」の試作ユニットについて、音響特性評価結果を公開しました。

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このスピーカーシステムは、GREEN FUNDINGにて展開されており、支援総額は11,418,000円を突破しているとのことです。

▶ プロジェクトページ: https://greenfunding.jp/lab/projects/9193

評価の目的と概要

今回の評価は、筐体構造やDSP処理を含まないスピーカーユニット単体の基礎性能確認を目的として実施されました。平面磁界型・プッシュプル駆動構造における電気的・音響的特性を、実測データに基づいて検証しています。

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評価条件の概要は以下の通りです。

  • 対象ユニット:150mm 平面磁界型推拉式スピーカーユニット(初代試作機)
  • 測定距離:1m
  • 駆動条件:1.41V / 2.0V
  • 評価項目:インピーダンス特性、周波数応答、歪率特性
  • 測定範囲:可聴帯域(約 20Hz~20kHz)

実測データによる評価結果

インピーダンス測定の結果、可聴帯域全体にわたって大きなピークは見られず、約4Ωを中心とした、なだらかで安定した特性を示しました。共振挙動も確認されておらず、安定した電気的特性を備えていることが分かります。

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周波数応答測定では、約1kHz~8kHzの中高音域において、±3dB以内の安定した応答特性が確認されました。人の声を含む中高音域において、音圧分布の均一性と再生特性の安定性が確保されていることを示しています。

また、10kHz以上の高音域においても十分なエネルギーを維持しており、15kHz付近にかけて明瞭な高域成分が確認されました。これにより、平面磁界型ユニットならではの高域まで見通しの良い再生特性と、繊細なディテール表現が可能であることがうかがえます。

Ms.ガジェット
今回の評価結果は、スピーカーの音質を左右する重要な要素が安定していることを示唆していますね。今後の製品版にも期待が膨らみます!

歪率特性について

歪率測定の結果、200Hz 以上の中高音域において、総合歪率は非常に低い水準に抑えられていることが分かりました。一方で、100Hz 以下の低音域では、大振幅駆動時の特性として、歪率が上昇する傾向が見られます。

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これらの結果から、平面磁界型プッシュプル構造が、中高音域の再生において、高い線形性と安定した動作特性を備えていることが、実測データにより示されています。

店頭展示について

「Krystal Sound Station」は、蔦屋家電 二子玉川店にて実機展示を継続中です。実際の質感や構造をご覧いただける機会となっています。

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  • 会場:蔦屋家電 二子玉川店(二子玉川ライズ・ショッピングセンターテラスマーケット 1F・2F)
  • 期間:2025年12月23日(火)~2026年1月22日(木)
  • 営業時間:10:00~20:00
  • 住所:東京都世田谷区玉川1丁目14-1
  • マップ:https://maps.app.goo.gl/s2zZatoac7EE2Q2t9
Ms.ガジェット
実際に店頭で試聴できるのは嬉しいですね。音質やデザインを確かめる良い機会になりそうです。

技術的背景と今後の展望

本ユニットには、約0.006mmという極薄のPET振動膜と、高磁力ネオジム磁石(N48)を組み合わせた、平面磁界型プッシュプル構造を採用しています。振動膜を両面から磁力で駆動することで、駆動力が均一に行き渡り、非線形歪みを抑えながら、安定した応答特性を実現しています。

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Nakamichiでは、これらの検証結果を踏まえ、製品化に向けた開発および検証を進めており、今後も技術情報や取り組みについて順次発信していくとしています。

Ms.ガジェット
極薄の振動膜と高磁力磁石の組み合わせが、高音質を実現するポイントのようですね。今後の製品化が楽しみです!

最後までお読みいただきありがとうございました!

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