設計業務の効率化とコスト削減を目指すミスミ
株式会社ミスミグループ本社は、設計・調達・製造部門の工数削減とコスト削減に貢献することを目指し、様々なサービスを展開しています。ものづくり現場の非効率を解消し、設計業務を「楽」にしたいという想いのもと、今回の清水工場見学ツアーを企画・実施したとのことです。

ツアー実施の背景には、課題解決への取り組みを広く知ってもらい、顧客に業務のヒントや示唆を提供したいという目的があります。ミスミグループのデジタルものづくりの現場を見学することで、ソリューションへの理解を深めることを目指しました。
公開された製造現場
清水工場では、ミスミの生産概要説明の後、製造現場の見学が行われました。参加者は、受注から出荷までのリードタイムを短縮するミスミのデジタルものづくりの仕組みを熱心に見学したとのことです。

金型部品デジタル生産システム「ALASHIスタジアム」
自社開発の自動加工設備「ALASHI」は、ミクロン単位の精密研削加工を最短1日で出荷できるデジタル生産システムとして紹介されました。これにより、高い精度が要求される金型部品の生産効率と品質が向上しています。

meviyデジタルマニュファクチュアリングシステム
技術的に難しい特注切削加工部品の確実な短納期を実現するための無人生産システム「meviy」も公開されました。meviyは、品質向上に加え、納期短縮と原価低減を可能にしています。詳細については、meviyデジタルマニュファクチュアリングシステムのウェブサイトで確認できます。

Ms.ガジェットパネルディスカッション
工場見学後には、代表の遠矢氏や生産責任者が登壇するパネルディスカッションが実施されました。現在の生産体制に至るまでの取り組みについて、当時の苦労話などを交えながら振り返りました。参加者からは自社での課題について質問が寄せられ、活発な意見交換が行われたとのことです。

参加者のコメント
ツアー参加者からは、「自社開発機械の工夫と、社員の成長を促す人材育成に学びがあった」「短納期対応力とシステム構築力に驚き、『ニンベンの付く自働化』に共感した」といった感想が寄せられました。自社の取り組みを見直す良いきっかけになったと評価する声も聞かれました。

Ms.ガジェットミスミの「デジタルモデルシフト」
ミスミグループは、デジタル技術を活用してものづくりプロセスを変革することで、顧客の時間制約を解消してきました。2000年には業界に先駆けてインターネット注文サービスを開始し、部品の選定から発注までをWebで完結させる仕組みを構築しました。

現在では、3D設計データのみでAIが自動見積もりをする「meviy」をはじめ、様々な革新的なサービスを展開しています。ミスミグループは、「デジタルモデルシフト」を成長戦略の核に据え、顧客への新たな価値提供を目指しています。
Ms.ガジェット駿河生産プラットフォームについて
駿河生産プラットフォームは、株式会社ミスミグループ本社と経営統合した会社です。ミクロン単位の精度が要求される精密加工技術をベースに事業を展開し、世界トップクラスのシェアを誇るパンチ&ダイ部品などを手掛けています。ミスミグループのマザー工場として、生産の中核を担っています。
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