アーキテクチャ分析ツール「Lattix」とは
テクマトリックス株式会社は、米国CodeClinic LLCが開発したアーキテクチャ分析ツール「Lattix」の最新日本語版「Lattix 2025.1.7」を販売開始しました。同社は国内総販売代理店として、ソフトウェア開発に携わる顧客を対象に、本製品の日本国内での販売、マーケティング、ユーザーサポートなどを展開します。

CodeClinic社の「Lattix」は、ソフトウェアの構造と依存関係をDSM(Dependency Structure Matrix:依存構造行列のこと)を使って可視化するツールの先駆けとして知られています。自動車、FA機器、複合機などの製造業を中心に、医療機器や金融業界など、幅広い分野で導入されています。
ソフトウェアの複雑化が進む現代において、「Lattix」は、構造上の問題点の検出、コード修正時の影響分析、リファクタリングなど、多様な目的で活用されています。ソフトウェア品質の評価におけるアーキテクチャ分析の重要性が高まる中、品質改善に不可欠なツールとして注目を集めています。
Python API対応による機能拡張
「Lattix 2025.1.7」では、新たにPython APIがサポートされました。これにより、Lattixのプロジェクトから直接データの追加や抽出が可能となりました。これまで独自のLDI(Lattix Data Import)モジュールやGroovyスクリプトを用いて行っていた要素間のマッピングや処理を、Pythonスクリプトで実行できるようになり、データ操作の効率化と柔軟性が向上しました。

また、Sturtevant氏の論文に基づいた構造複雑度分類によるリスク評価メトリクスが追加されました。構造複雑度が高いファイルは、バグが発生しやすい傾向にあり、リスクの高いファイルを特定し監視することで、ソフトウェア欠陥の予防に繋がるとのことです。
Ms.ガジェット解析範囲の拡大とトレーサビリティの向上
今回のアップデートでは、自動車業界で広く利用されているAUTOSAR/ARXML、および要件管理ツールJamaに対する解析範囲が拡大されました。これにより、要素間の依存関係を可視化するだけでなく、システム設計や要件からモデルやコードまで、複数のドメインを横断して繋がりを確認できるようになりました。

AUTOSAR/ARXMLモジュールでは、ARXMLファイルをロードし、DSM上でCAN-CLUSTER、AR Packages、CAN-FRAMEなどの要素間の依存関係を可視化できます。トレーサビリティの観点からもLattixの活用範囲が広がり、開発の品質向上を強力に支援するとされています。
Ms.ガジェットその他の新機能・改善点
「Lattix 2025.1.7」には、上記以外にも様々な新機能と改善点が含まれています。具体的には、依存関係の種類の色の割り当て機能、タグ機能、Lattix Webの拡張機能、レポート機能などが追加されています。

また、Javaメモリサイズの設定が可能になり、セキュリティ強化と分析モジュールの拡張も行われました。これらの改善により、より高度なデータ連携とリスク管理機能が備わり、開発現場での効率的な品質管理とリスク軽減を支援します。
Ms.ガジェットLattixに関する情報
Lattixの新機能に関する詳細な情報は、以下のページで確認できます。

また、最新バージョンの無料体験版も提供されています。
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