フィジカルAIに向けた包括的な体制を確立
GlobalFoundries(GF)は、シノプシスのARCプロセッサIPソリューション事業の買収を完了したと発表しました。今回の買収は、同社が推進するフィジカルAI(Physical AI)市場への取り組みを強化するものです。
フィジカルAIとは、物理世界で動作するデバイスがAIを活用してセンシングや判断、動作を行う技術のことです。GFはMIPSを傘下に収めており、今回の統合によってRISC-VプロセッサIPやソフトウェア、カスタムシリコン、先進的な製造技術を単一のソリューションとして提供できる体制を整えたとしています。
Ms.ガジェット自動車や産業用ロボットに向けた設計支援
GFの傘下でMIPSのCEOを務めるSameer Wasson氏は、フィジカルAIの領域ではコンピューティングとソフトウェア、製造技術の統合が重要であると説明しています。自動車用レーダーや先進運転支援システム(ADAS)、産業用ロボットといった分野では、厳しい電力制約や低遅延な処理が求められています。
新たに統合されたソリューションの主な特徴は以下の通りです。
- 高性能から超低消費電力まで網羅するRISC-VプロセッサIPスイート
- 150件以上の特許と300社を超えるIP顧客のエコシステム
- ASIP DesignerやASIP Programmerによるカスタムプロセッサ設計
これらにより、顧客企業はそれぞれのワークロードに最適化されたカスタムプロセッサを迅速に設計・プログラミングできるとしています。また、GFのグローバル製造体制と組み合わせることで、開発から市場投入までの期間短縮が期待されています。
Ms.ガジェット業界パートナーからの期待
インフィニオンの自動車ソフトウェアおよびエコシステム担当副社長であるThomas Schneid氏は、今回の統合について、次世代インテリジェントシステムに向けた基盤として評価しています。
業界全体でリアルタイム化とAI駆動化が進むなか、標準ベースのIPと最適化されたシリコン設計を大規模に統合できるパートナーが必要とされています。GFは、今後もシノプシスと円滑な移行のために連携を継続しつつ、ARCプロセッサIP事業の運営を引き継いでいく方針とのことです。
Ms.ガジェット
GlobalFoundries、シノプシスのARCプロセッサ事業買収を完了
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