Lighthouse株式会社は、AIエージェント「FUNNEL(ファネル)」シリーズの新機能として、帳票のデータ化から基幹システムへの登録までを支援する「FUNNEL FLOW(ファネル フロー)」の提供を開始しました。
FUNNEL FLOWの主な特徴
FUNNEL FLOWは、フォーマットが異なる発注書や契約書などの帳票をAI-OCR(光学文字認識)で自動データ化し、基幹システム登録に必要な各種コード等のデータも各社のマスタから自動補完する仕組みとなっています。主な特徴は以下の通りです。

- フォーマット不問の項目抽出:紙・電子を問わず、FAX・PDFに加え手書きの帳票にも対応しています。取引先ごとに異なるフォーマットや項目名でも、あらかじめ設定した項目に沿って必要な情報を自動で抽出します。
- 基幹システム登録用のデータ自動補完:基幹システムへの登録に必要な各種コード等のデータも、各社のマスタ情報をもとに自動で補完します。
- 多様な帳票への対応:抽出項目は帳票の種類ごとに自由に定義できるため、発注書だけでなく契約書など様々な帳票のデータ化に対応しています。
同社の発表によると、これにより目視確認や転記、再入力の負荷が大幅に軽減されるとのことです。
Ms.ガジェット活用シーンと導入効果
具体的な活用シーンとして、発注書の項目名の違いを吸収する機能が挙げられます。「数量」を「個数」、「納期」を「入用日」と表記するなど、取引先ごとに項目名や書式が異なる場合でも自動抽出が可能です。また、罫線のない自由記述や手書き文字を含むFAX注文書の即日データ化や、契約書・注文請書の項目管理にも対応しています。

新規取引先の追加が発生した場合でも、抽出項目を設定するだけで対応できるため、都度のシステム改修や個別開発が不要になるとしています。
Ms.ガジェット開発の背景
企業間取引の電子化は依然として限定的な水準にとどまっています。経済産業省が公表した「令和6年度電子商取引に関する市場調査」によると、2024年のBtoB-EC化率は43.1%となっており、企業間商取引金額の過半は電子化されていません。東京商工会議所による「中小企業のデジタルシフト・DX実態調査」では、中小企業において「口頭連絡、電話、帳簿での業務が多い」段階にある企業が24.3%、小売業では39.0%を占める結果となっています。
取引先の運用に依存する点がデジタル化の障壁となっており、帳票を受け取る側の手入力負担は増大しています。「FUNNEL FLOW」は、こうした課題に対し取引先の運用を変更することなく、受領した帳票をそのまま基幹システムへの登録データへと自動で変換する仕組みを提供します。
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