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富士フイルムビジネスイノベーション、AI搭載の保守支援プラットフォームを開発

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目次

統合型保守支援プラットフォームの概要

富士フイルムビジネスイノベーションが開発した本プラットフォームは、サービスマニュアル、機械情報、診断ツール、保守実績データといった情報をクラウド上で一元管理するシステムです。カストマーエンジニア(CE:保守・修理を担当する技術者)は、複数のシステムを横断することなく、必要な情報へ迅速にアクセス可能となっています。

同社によると、近年は高度なセンシング技術の活用や、グローバルでの代理店を通じた保守サービスの拡大に伴い、経験に依存しない均質的なサービス提供が求められています。本プラットフォームは、こうした課題に応えるために開発されました。

富士フイルムビジネスイノベーション、AI搭載の保守支援プラットフォームを開発|統合型保守支援プラットフォームの概要Ms.ガジェット
保守情報を一元化し、AIでサポートするというのは、現場の技術者にとって非常に心強い取り組みですね。

保守業務を支援する2つのAI機能

本プラットフォームには、訪問前の準備を支援する「AI Spare Parts Recommender」と、現場対応を支援する「AI Service Manual」という2つのAI機能が搭載されています。

  • AI Spare Parts Recommender:過去の保守実績データを基に、訪問先へ持参すべき部品候補を提示します。部品選定の精度を向上させ、初回訪問での障害解決率の向上に寄与します。
  • AI Service Manual:トラブル内容や機器の状態を入力すると、原因切り分けや対応手順を提示します。膨大なマニュアルを参照する手間を省き、修理時間の短縮と対応判断の標準化を実現します。

先行して香港およびオーストラリアで実施された実証実験では、部品推奨の正答率が約8割、作業手順提示の正答率が約9割を記録しました。また、障害の原因特定にかかる時間が半分以下に短縮されるなどの成果が確認されています。

富士フイルムビジネスイノベーション、AI搭載の保守支援プラットフォームを開発|保守業務を支援する2つのAI機能Ms.ガジェット
実証実験で原因特定時間が半分以下になったというのは、業務効率化の面で大きなインパクトがありそうです。

今後の展開と利用環境

本プラットフォームはクラウドベースで運用されるため、PCだけでなくスマートフォンやタブレット端末からも利用可能です。日本、アジアパシフィック地域、および欧米地域において、2026年7月より順次運用が開始される予定です。

同社は今後もAI機能の継続的な高度化と拡張を行う方針としています。これにより、世界中のCEが高品質な保守サービスを提供できる体制を整え、顧客の複合機やプリンターの安定稼働と業務継続性の向上に貢献するとしています。

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