VRデバイスの開発を手がけるDPVRは、同社のPC接続型VRヘッドセット「DPVR E4」が、米国のアーケードゲームメーカーであるRaw Thrills社のVRアトラクション筐体「GODZILLA KAIJU WARS VR」に採用されたことを発表しました。2026年7月23日の発表によると、4K解像度と最大120Hzのリフレッシュレートに対応する映像性能に加え、アーケード施設の高稼働環境に合わせた専用カスタマイズが実施されています。
アーケード筐体「GODZILLA KAIJU WARS VR」にDPVR E4が採用
「GODZILLA KAIJU WARS VR」は、巨大怪獣との戦闘や都市の破壊、高速移動などの激しいアクションを展開する施設向けVRコンテンツです。2023年に米国フロリダ州オーランドで開催された展示会「IAAPA Expo」で初公開され、ゲームセンターやテーマパークなどを対象にグローバル展開されています。
DPVR E4は、4K解像度の高画質表示と最大120Hzのリフレッシュレートに対応しており、怪獣のスケール感や周囲のディテールを鮮明かつ滑らかに描画します。また、軽量な本体設計と位置調整がしやすいヘッドストラップの採用により、幅広い年齢や体格のプレイヤーが短時間で安定して装着できるように配慮されています。Raw Thrills側は画質やリフレッシュレートの高さ、装着感の快適性を評価して本製品の採用を決定したとのことです。
| 項目 | スペック |
|---|---|
| ディスプレイ解像度 | 4K |
| リフレッシュレート | 最大120Hz |
| 接続方式 | PC接続型(ケーブル着脱対応) |
| 本体構造 | 軽量筐体・調整可能ヘッドストラップ |
激しい動きを伴う怪獣バトルにおいて、高い描写能力と着け心地の良さが評価された形となっています。
Ms.ガジェット商用環境に対応する専用の保護設計とメンテナンス性能
アーケード施設では1台のVRヘッドセットが1日に何十回も着脱されるため、本体や接続ケーブルに対して常に大きな負荷がかかります。DPVRは今回の採用にあたり、Raw Thrills向けに商用環境に最適化したハードウェア保護ソリューションを開発しました。
ヘッドセット本体には衝突や落下、摩擦による損傷リスクを軽減するための専用保護カバーが装着されています。さらに、接続ケーブルの周囲にはスチール製の保護管が設置されており、曲げや引っ張りに加えてモーションプラットフォームの動作によるケーブルの圧迫を防ぐ構造となっています。
- 専用保護カバー:衝突や落下時の衝撃や摩擦からヘッドセット本体を保護します
- スチール製保護管:ケーブルの折り曲げや引っ張り、外部からの圧迫を防止します
- 着脱式ケーブル構造:日々の点検作業やケーブル交換を容易にし運用効率を高めます
ケーブル自体が着脱可能な設計となっているため、運営スタッフが日常的なメンテナンスやケーブル交換を短時間で行うことが可能です。これにより、稼働率の高い商業施設においても長期間にわたる継続的な運用が支援されています。
Ms.ガジェット体感エフェクトとの連動および継続的なアップデート
「GODZILLA KAIJU WARS VR」筐体には、DPVR E4による高精細なVR映像のほか、Raw Thrills独自のモーションプラットフォーム「Thrill-D NXT」やフォースフィードバック対応ブラスターが備え付けられています。さらに、風や振動のエフェクト、6チャンネルのオーディオシステム「Earthshaker」、65インチのディスプレイ2台が組み合わされています。
プレイヤーは2名同時に参加可能で、VR映像と連動したモーションや風、振動刺激を受けることで、大型アトラクションならではの臨場感を体験できます。また、2025年には導入施設向けに「Ultimate Version」へのアップデートが提供され、5つの基本ミッションとファイナルバトルが収録されたほか、フレームレートの安定化やオートキャリブレーション機能などのシステム強化が行われました。
- VR映像と連動するモーション・風・振動・6chオーディオ機能
- 2人同時プレイに対応した複数のミッション構成
- オートキャリブレーションや制御強化を含む継続的なシステム更新
同社は今後もゲーム開発会社やアミューズメント施設運営会社と協力し、さまざまな運用環境に応じたVRソリューションを提供していく方針を示しています。
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