デルタ電子株式会社は、株式会社ミライト・ワンが設置した20ft水冷コンテナ型データセンターに、同社のLiquid-to-Air Coolant Distribution Unit(LTA CDU、液対空気式冷却装置、通称:Air Assisted Liquid Cooling(AALC))が採用されたことを発表しました。
LTA CDUの採用背景と導入目的
近年、生成AIの急速な普及に伴い、高性能GPUサーバーの導入が世界的に加速しています。一方で、GPUの高性能化に伴う発熱量の増加により、従来の空冷方式では十分な冷却性能やエネルギー効率の確保が難しくなっており、液体冷却技術への移行がデータセンター業界における重要な課題となっています。

デルタ電子のLTA CDUは、GPUなどの高発熱デバイスを液体で直接冷却しながら、内蔵した熱交換器により既存の空調設備を活用して冷却する液対空気式冷却ソリューションです。大規模な冷水設備や配管工事を新設することなく液冷環境を構築できるため、既設データセンターのAI対応やコンテナ型データセンターへの適用において、高い導入性と優れたエネルギー効率を実現しています。
Ms.ガジェットコンテナ型データセンターの概要と今後の運用
今回、ミライト・ワン新木場ビルに設置されたコンテナ型データセンターは、高性能GPUサーバーおよびIOWN(Innovative Optical and Wireless Network)技術を活用した次世代AIインフラの検証設備として、2026年9月以降の運用開始を予定しています。

デルタ電子は、本プロジェクトへの技術提供を通じ、日本市場における液冷データセンターの普及とAIインフラの高度化に貢献する方針です。電源、熱マネジメント、エネルギーマネジメント分野で培ってきた技術を融合し、世界各地でAIデータセンター向けソリューションを展開しています。
LTA CDUの主な特長
デルタ電子のLTA CDUには、以下のような特長があります。

- 高性能GPUなど高発熱デバイスを液体で直接冷却
- 内蔵熱交換器により既存空調設備を活用でき、導入工事を簡素化
- 大規模な冷水設備や冷却配管の新設が不要
- コンパクト設計でコンテナ型データセンターや既設データセンターに最適
- AI・HPC向け高密度ラックへの対応が可能
- エネルギー効率の向上とCO2排出量削減に貢献
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