コーンズテクノロジー株式会社は、Audio Precision社が開発した次世代デジタル・シリアル・インターフェース「Programmable Serial I/O(以下:PSIO)モジュール」の日本国内における販売を2026年8月下旬より開始すると発表しました。
同製品は、従来のDSIOモジュールの後継として位置づけられています。低電圧動作への対応拡張や信号品質の向上、クロック性能の強化などを実現しており、最新のオーディオ回路基板およびシステム設計の要求に応える仕様となっています。
目次
PSIOモジュールの主な特長と検証機能
PSIOモジュールは、近年増加している低電圧ロジックICへの対応を強化しています。I²SやTDMなどのシリアル・デジタル・オーディオ・インターフェースを使用する機器の評価向けに設計されており、0.5Vから3.3Vまでのロジックレベルを100mV刻みで設定することが可能です。
- DUT(被試験デバイス)直近に配置できるリモートプローブにより、配線長を短縮して波形の乱れやタイミングずれを低減します。
- 最大55.296MHzのビットクロックと最大768kHzのサンプルレートをサポートし、高解像度のマルチチャネルオーディオシステムの検証を可能にしています。
- LED表示、モニター出力、ジッタ生成・解析機能を組み込み、クロック品質やタイミングを素早く確認できます。
Audio PrecisionのゼネラルマネージャーであるDan Knighten氏は、PSIOモジュールについて、DSP、CODEC、SoC、DAC、ADCなどの最新ICとのインターフェースを実現するデジタル版スイスアーミーナイフのような存在であると説明しています。
Ms.ガジェット多様なデジタルオーディオインターフェースや低電圧ICの検証に対応できるというのは、開発現場において非常に便利ですね。
PSIOモジュールとDSIOモジュールの比較
従来のDSIOモジュールは2026年内まで取り扱いが継続され、今後は順次PSIOモジュールへ移行する予定となっています。両製品の主な仕様は以下のとおりです。
| 項目 | PSIO | DSIO |
|---|---|---|
| Logic voltage levels | 0.5-3.3v | 1.8, 2.5, 3.3v |
| Sample rate (frame rate), maximum | 768 kS/s | 432 kS/s |
| Bit depth (data length) | 8-32 bits | 8-32 bits |
| Word width | 8-256 bits | 8-128 bits |
| Channels | 1〜16 | 1, 2, 4, 8, 16 |
| Padding | Yes | No |
| Synch receiver & transmitter clocks | Yes | No |
| Distance APx to DUT | Up to 10m | 50cm |
DSIOモジュールからPSIOモジュールへのスムーズな移行が可能となっており、既存のBシリーズなどの測定器との互換性も確保されています。
Ms.ガジェット最大10m離れたDUTの測定に対応するなど、測定距離の拡張も大きな進化ポイントとなっています。
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