Cellid株式会社とSB C&S株式会社は2026年9月17日、AR(拡張現実)グラスの日本市場における商用化を加速させるための業務提携を発表しました。実証段階から市場投入へと移行しつつあるARグラスにおいて、製品化から販売、導入後のサポートまでを網羅する体制の構築を目指すとしています。
業務提携における両社の役割と取り組み
ARグラスの普及には、デバイスの性能向上に加えて、円滑な流通やサポート体制を整えることが重要となっています。今回の提携では、両社がそれぞれの強みを生かした領域を担当する仕組みとなっています。

- Cellid:リファレンスデザインの設計・提供および技術サポートの担当
- SB C&S:製品の調達、全国の販売パートナーを通じた販売、法人・コンシューマ向けの提案およびサポート体制の提供、マーケティング施策の企画・実行
Cellidが提供するリファレンスデザインには、広視野角のウェイブガイド、ディスプレイモジュール、光学エンジン、独自のソフトウエア技術、筐体・機構設計、開発者向けSDK(ソフトウェア開発キット)が統合されています。これにより、デバイスメーカーは個別に行う設計や検証工程を効率化し、短期間かつ低コストでの製品化が可能になると説明しています。
今後の市場展開と両社の狙い
Cellidの代表取締役を務める白神賢氏は、AIの普及に伴いARグラスが次世代のコンピューティングプラットフォームになり得るとした上で、SB C&Sとの連携を通じて日本市場における製品化と普及を支える基盤を築き、将来的なグローバル市場への展開を目指すとしています。
また、SB C&Sの常務執行役員 兼 コンシューマ事業本部長である鈴木淳氏は、同社のIT流通ビジネスのネットワークを生かし、Cellidの技術を幅広い顧客へ届けていく方針を示しています。
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