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宇宙デブリ監視に向けた両社の技術連携
近年、衛星コンステレーション(多数の人工衛星を連携させるシステム)の拡大に伴い、軌道環境の混雑や物体同士の衝突リスクが深刻な課題となっています。これを受け、安全かつ持続可能な宇宙活動を支えるための高精度なSSAと、宇宙交通管理(STM:Space Traffic Management)の構築が急務となっています。

BULLは、宇宙デブリ化を防止するPMD(Post Mission Disposal:ミッション終了後の廃棄)装置「HORN(ホーン)」の開発や、軌道上のデータ取得技術を有しています。一方、富士通は1960年代から宇宙デブリの軌道解析に関する大規模データ処理基盤や社会実装に取り組んできました。両社はこの知見を活かし、協力体制を構築します。
Ms.ガジェット宇宙デブリ問題は世界的な課題ですが、国内企業同士が連携して解決を目指すのは心強い動きですね。
検討されるサービスとビジネスモデル
今回の基本合意に基づき、両社は日本独自の民間向けSSAサービスの開発に向けた検討を開始します。主な検討事項は以下の通りです。

- 人工衛星の軌道上データ取得から運用支援までの一貫したサービス構築
- BULLの「HORN」から取得するデータを用いた高精度な軌道解析モデルの構築
- 富士通による「HORN」に対応した軌道解析および接近解析プラットフォームの構築
両社はこれらのサービスを通じて、宇宙交通管理の実現と、安心・安全な宇宙活動の発展に貢献することを目指すとしています。
Ms.ガジェットハードウェアと解析プラットフォームの両面からアプローチすることで、より精度の高い宇宙環境の把握が期待できそうです。
宇宙ビジネスにおけるデファクト・スタンダードを目指す
今回の協業は、富士通のパートナー共創プログラム「FUJITSU ACCELERATOR」を通じて実現しました。両社はSSAサービスの開発を通じて、人工衛星の打ち上げから廃棄までを適切に管理する「宇宙交通管理」の実現を目指します。

また、開発するサービスが将来的に当該分野におけるデファクト・スタンダード(事実上の標準)となることを目標に掲げています。具体的なサービス内容やビジネスモデルの詳細は、今後の検討を経て策定される予定とのことです。
Ms.ガジェット宇宙開発の裾野が広がる中、こうした交通整理の仕組みは今後ますます重要になっていくはずです。
取扱サイト

BULLと富士通、宇宙状況把握(SSA)サービス開発へ向け基本合意
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