コントロールルーム環境の課題に対応
制御室や管制室など、ミッションクリティカルな現場では、管理対象となるサーバーやシステムの増加が課題となっています。ATENジャパン株式会社は、こうした課題に対応するソリューションとして、4Kクアッドディスプレイ対応IP-KVMマルチビューレシーバー「KE8980MR」を提供しています。

IP-KVMとは?
IP-KVMスイッチは、安全なリモートアクセスを実現する技術です。物理サーバーと仮想環境が混在する環境において、効率的な管理を可能にします。(詳細はこちら:https://www.aten.com/jp/ja/resources/ipkvm/)

「KE8980MR」の主な特長
「KE8980MR」は、1つの操作環境に最大4台のディスプレイを接続し、運用目的に応じて「マルチビューモード」と「オペレーションモード」を切り替えることができます。これにより、物理サーバーおよび仮想サーバーを効率的に監視・操作することが可能です。

主な特長は以下の通りです。
- 4K × 4画面出力 – HDMI ×2ポート/DisplayPort ×2ポート、最大 4096×2160@60Hz ×4台のモニターに出力対応
- 柔軟なマルチビュー表示 – 最大16ソースを PiP / PbP / PoP 表示でレイアウト可能(マルチビューモード)
- 超低遅延操作 – メイン画面のリアルタイム操作と 3画面パネルアレイ監視を両立(オペレーションモード)
- 仮想マシンにリモートアクセス対応 – VMware(R)、Microsoft(R)、Citrix(TM) に対応(RDP / VNC)
- シームレスな切替 – 仮想マシンと KEトランスミッターを同時に監視・切替操作可能
- 操作記録機能 – CCVSR と組み合わせてKE8980MRの操作を録画してデータ保存
マルチビューモードとオペレーションモード
「マルチビューモード」では、各サーバー画面をウィンドウとして表示し、配置・サイズ変更・重ね合わせを自由にカスタマイズできます。オペレーターは用途や状況に応じて最適なレイアウトを構築し、複数システムを横断した監視・操作を効率的に行えます。

また、ATEN独自のマルチスクリーンコントロールMX(TM)により、マウスカーソルを画面やウィンドウ間で移動するだけで、操作対象をリアルタイムに切り替えられます。これにより、直感的で途切れのないワークフローを実現します。(詳細はこちら:https://www.aten.com/jp/ja/product-landing-page/boundless-switching/)
パネルアレイ機能
監視用途においては、「オペレーションモード」に切り替えることでパネルアレイ(TM)機能が有効となり、最大108台のサーバーを6×6のグリッド表示で一元監視できます。選択した1台のサーバーは1画面に超低遅延で表示・操作されるため、全体状況を把握しながらも、精密でリアルタイムな制御が可能です。

活用シーン
本製品は、放送局、監視センター、航空交通管制室、交通インフラなど、迅速な判断と継続的なモニタリングが求められる管制室用途に最適です。少人数での運用を前提に設計されており、ハードウェア構成をシンプルに保ちながら、チーム全体の運用効率を最大限に高めます。

Ms.ガジェット
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