株式会社アジラは、ダイビル株式会社が運営管理する都内4棟のオフィスビルにおいて、AI警備システム「AI Security asilla」の運用が2026年8月に開始されたと発表しました。両社は資本業務提携のもと連携を深め、都市型オフィスビルの安心・快適な環境づくりを加速するとしています。
秋葉原ダイビルでの実証実験から本格運用への拡大
アジラとダイビルは、2025年8月に秋葉原ダイビルにおいて「AI Security asilla」の実証実験を開始しました。続いて同年10月には、ダイビルが保有する不動産においてアジラの技術を活用した新たな管理運営モデルの構築を目的に、資本業務提携契約を締結しています。

秋葉原ダイビルでの約1年間にわたる実証実験では、検知結果を警備業務の運用に活かす検証が重ねられました。AIによる常時検知の体制が整ったことで、特定の時間帯の立哨を動哨に変更するなど、警備シフト・配置の最適化を実現したとのことです。さらに、検知ログをもとにしたレポートを通じて、施設の安全状況の可視化にもつながっています。
こうした成果を踏まえ、2026年8月1日からは八重洲ダイビル、日比谷ダイビル、内幸町ダイビルの3棟へと運用を拡大し、秋葉原ダイビルと合わせた4棟での運用を開始したと説明しています。
Ms.ガジェット都心主要4棟における主な取り組み内容
今回の本格運用における主な取り組み内容として、以下の2点が挙げられています。

- AIと人の連携によるビル警備のDX化: 既存の防犯カメラ映像から異常や危険の予兆をリアルタイムに検知し、リスクの可視化と警備員の迅速な対応を支援します。館内から屋外の公開空地にまで及び、迷惑行為への対応など幅広い課題への活用を進めるとしています。
- 都心主要4棟の一体運用による新たな管理運営モデルの構築: 4棟でシステムを運用することで、ダイビルグループとして統一的な安全水準の維持・向上を図り、AIを活用した新たなビル管理運営のモデルケースをつくり上げていくとのことです。
今後の進展について、両社は資本業務提携のもとで連携を一層強化し、警備品質の維持・向上による安全・安心の確保と、入居者・来館者の快適性の向上に取り組むとしています。
Ms.ガジェットAI Security asillaの概要
「AI Security asilla」は、既存の防犯カメラ映像をAIが24時間365日解析するシステムです。暴力、転倒、侵入などの異常行動や、徘徊、混雑、体調不良などの注意行動を瞬時に検知すると説明しています。

警備人材不足が深刻化する中、人によるモニタリングでは見逃しやすい異変を捉え、警備員や管理者に即座に通知する仕組みとなっています。既設カメラをそのまま活用できるため設備投資が不要であり、限られた人員でも高い安全性を維持できる次世代セキュリティソリューションとして展開されています。
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