アプリックスグループがMVNO事業のM&Aを本格展開
株式会社アプリックスは、MVNO事業の終了・縮小を検討する事業者からの事業譲渡サービス「まかせるMVNO」を基盤に、M&A仲介会社と連携したロールアップM&Aを全国的に開始しました。
この取り組みは、飽和状態にあるMVNO市場において、事業継続が困難な事業者と、サービスを継続して利用したいユーザー双方のニーズに応えることを目的としています。アプリックスグループは、複数のMVNO事業を買収・統合することで、スケールメリットを生み出し、市場シェアの拡大を目指します。
「まかせるMVNO」とは?
「まかせるMVNO」は、アプリックスの子会社であるスマートモバイルコミュニケーションズ株式会社(SMC)が2022年から提供しているサービスです。MVNO事業の終了を検討している事業者に対し、短期間での事業譲渡を可能にします。SMCが既存のサービス内容を維持したまま事業を譲り受け、MVNE(仮想移動体通信事業者)への支払いやエンドユーザーへの請求・サポートを一貫して行う点が特徴です。
これにより、譲渡元の事業者は、カスタマーサポートや請求業務などの運用コストを削減できます。また、既存ユーザーは、これまでと同一の内容・品質でサービスを継続して利用できます。SMCは業界知見と実績を有しているため、事業譲渡に伴うリスクを抑制できるとしています。
Ms.ガジェット本サービス提供の背景
国内のMVNO事業者数は約2,000社にのぼり、契約件数3万件未満の小規模事業者が多く存在します。市場の飽和感から、採算性や人員不足、システム保守などの課題を抱える事業者が増えています。アプリックスグループは、こうした状況を受け、「事業を止めたい事業者」と「サービスを使い続けたいエンドユーザー」を繋ぐ役割を担うことを目指しています。
本サービスの概要とメリット
本サービスでは、複数の専門仲介会社と連携し、より多くのMVNO事業者の買収・統合を進めていきます。これにより、規模やキャリアプラン構成の異なるMVNO事業をグループに統合し、スケールメリットを活かした安定運営とコスト効率の向上を図ります。
譲渡を検討するMVNO事業者のメリット
- 低リスク・短期間での事業譲渡
- 運用・保守負担の削減
- ブランドイメージの毀損抑制
エンドユーザーにとってのメリット
- サービスの連続性
- サポート品質の向上
- 将来的なサービス拡張の可能性
Ms.ガジェット関係者コメント
アプリックス取締役およびSMC代表取締役社長の鳥越洋輔氏は、「MVNO市場は飽和が進む一方で、ユーザーの通信ライフを支える重要なインフラです。私たちは、撤退に悩む事業者の方々から事業をお預かりし、エンドユーザーの通信環境を守りながら、業界全体の健全化に貢献したい」とコメントしています。
また、「仲介会社様との連携を強化しロールアップM&Aを本格展開することで、「やめたいのにやめられない」MVNO事業者の出口戦略を増やしつつ、当社グループとしてはスケールメリットを活かした安定運営を実現してまいります」と、本サービスの意義を強調しています。
Ms.ガジェットアプリックスグループは、今後もMVNO事業に関する相談窓口を広く開放し、本サービスを通じて通信インフラの安定供給と業界全体の効率化に貢献していく方針です。また、MVNO基盤を活用した新たなサービスや、OEM・ホワイトレーベル提供など、パートナー企業との協業も積極的に推進するとしています。
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