新レストラン「NEST813」にAIセルフレジを導入
東急不動産株式会社、東急リゾーツ＆ステイ株式会社、株式会社ファインダーズAIジャパンは、東急不動産と東急リゾーツ＆ステイが運営するオールシーズン型マウンテンリゾート「ニセコ東急グラン・ヒラフ」に開業予定の新レストラン「NEST813」にて、AIセルフレジ「VISION CHECK-OUT」の導入実証実験を開始します。
本実証実験は、先進的なAI技術を活用し、サービス品質の向上を目指すとともに、国際的マウンテンリゾートとしての利便性強化と来場者の体験価値の充実を図る目的で行われます。
ニセコエリアの現状と課題
ニセコエリアは、近年、世界各国からパウダースノーを求めた観光客が増加しており、国際的なリゾート地として注目を集めています。一方で、社会環境の変化に伴い人手不足が深刻化しており、効率的かつ快適なサービスの提供が課題となっています。
グラン・ヒラフでは、こうした課題の解決のため、新しい技術やサービスの導入による特別な体験価値の提供を目指しており、「NEST813」では有人・無人の利点を融合したAIセルフレジを導入し、スムーズな決済を実現する環境を整備します。
次世代型AIセルフレジ「VISION CHECK-OUT」とは
画像認識AIセルフレジ「VISION CHECK-OUT」は、Fainders.AIが開発した日本初の360度型画像認識AIセルフレジです。バーコードやRFIDスキャンの必要がなく、商品を台に置くだけで7台のステレオカメラが360度から商品を認識します。
高精度なAI画像認識により、約99%以上の確度で品目を判別し、約10秒で精算が完了します。一度に複数商品でも迅速に決済できるため、従来のセルフレジと比較して利便性・快適性が大きく向上すると期待されています。また、操作に不慣れな方でもストレスなく利用できる設計となっています。
本実証実験では、お客様の利用状況やフィードバックを収集・分析し、サービス改善に活かすことで、国際的マウンテンリゾートにふさわしい“新しいおもてなし”の実現を目指します。
事業パートナーについて
東急不動産株式会社は、東急不動産ホールディングス株式会社の中核企業として、総合デベロッパーとして幅広い事業を展開しています。長期経営方針のテーマとして「環境経営」を掲げ、社会貢献にも注力しています。
東急リゾーツ＆ステイ株式会社は、東急ステイや東急ハーヴェストクラブなど、全国のホテル・ゴルフ・スキー施設などを運営しています。豊富な実績とノウハウを活かし、新たな“楽しさ”と“体験”の提供を目指しています。
株式会社ファインダーズAIジャパンは、画像認識AIを活用したリテールソリューションを提供するテクノロジー企業です。AI無人店舗やAIセルフレジの開発を通して、効率化と顧客体験の向上に貢献しています。
「Value up NISEKO 2030」プロジェクトとは
東急不動産が進める「Value up NISEKO 2030」は、2030年に向け持続可能な発展を目指すリゾート地づくりプロジェクトです。行政や地元企業、地域住民と連携し、課題解決やエリア活性化を図ることを目的としています。
2022年10月には北海道・倶知安町と包括連携協定を締結し、スマートリゾート推進やオールシーズン化に向けた施策などに取り組んでいます。今回のAIセルフレジ導入も、このプロジェクトの一環として行われます。
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