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スマホもPCも安心!USB充電器の選び方|最適な1台を見つける方法

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スマートフォン、タブレット、ワイヤレスイヤホン、ノートパソコンなど、USBで充電するデバイスが本当に増えました。
それに伴って、USB充電器の種類も驚くほど多様化しています。
出力ワット数やポートの種類、急速充電規格など、ちょっと専門的な言葉がたくさん出てきて「どれを選べば良いの?」と迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。

Ms.ガジェット

たくさん種類があって何を選べばいいのか、難しくて分かりません

Mr.ガジェット

大丈夫です、基本を知れば失敗せずに選べます

間違った知識で充電器を選んでしまうと、単に充電が遅いだけでなく、せっかくのデバイスの性能を活かせなかったり、最悪の場合はデバイスの故障や発熱などの安全上の問題につながる可能性もあります。
「まあ、充電できれば何でもいいや」と思って適当に選ぶのは、実はとても危険な行動なんです。

この記事では、そんなUSB充電器選びの疑問や不安を解消し、皆さんの持っている機器に最適な一台を自信を持って見つける方法を、初心者の方にも分かりやすく丁寧に解説します。
ぜひ最後まで読んで、あなたのデジタルライフをより快適に、そして安全にしてください。

この記事を書いた人『Mr.ガジェット』
  • 紅白出場経験のあるミリオンシンガー小野正利氏に師事
  • Amebaチョイス・WEBメディアPicky’sの監修実績有
  • 一般社団法人クチコミマーケティング協会個人会員
よろしくお願いします!
目次

最適なUSB充電器を見つけるための基礎知識

USB AポートとUSB Cポートの白い充電器 スマートフォン ノートパソコン

皆さんのデジタルライフに欠かせないUSB充電器選びは非常に重要です。

なぜ今充電器の選び方が重要なのか、間違った選び方でどんなリスクがあるのか、そして最近のスマートフォン事情など、基本的な知識を分かりやすく解説します。

間違った選び方によるリスク回避

スマートフォンに充電エラーの警告が出ている

USB充電器の選び方を間違えると、いくつかのリスクが発生する可能性があります。
まず最も身近なリスクは、充電に時間がかかってしまうことです。
デバイスが必要とする出力(W数)を下回る充電器を使ってしまうと、充電完了まで何時間もかかってしまい、せっかくのデバイスがすぐに使えなくなってしまいます。

Ms.ガジェット

充電器が原因でスマホが壊れることがあるんですか?

Mr.ガジェット

はい、可能性はゼロではありません。

さらに深刻なのは、デバイスの故障や発熱のリスクです。
粗悪な製品やデバイスと互換性の低い製品を使用すると、電圧や電流が不安定になり、デバイス側に過負荷がかかることでバッテリーの劣化を早めたり、内部回路を損傷させたりする可能性があります。

特に、日本の電気用品安全法の基準を満たしていない、つまりPSEマークが付いていない製品は、安全性が保証されていません。
「安物買いの銭失い」どころか、大切なデバイスを壊してしまうことにもなりかねないので、「ちゃんとしたものを選ぶ」という意識を持つことが、リスクを回避するためには非常に重要です。

充電器が付属しないスマホ時代の到来

スマートフォンと充電器ケーブル

昔はスマートフォンを買うとき、必ず箱の中に充電器本体(ACアダプター)とケーブルが入っていましたよね。
ところが最近は、iPhone 12シリーズ以降の製品では、環境への配慮などを理由に充電器本体が付属しなくなってきています。

Ms.ガジェット

充電器が付いていないスマホを買ったら、どうすればいいんですか?

Mr.ガジェット

自分で適切な充電器を選ぶ必要があります。

つまり、スマートフォンを新たに購入しても、自分で充電器を別途用意する必要があるということです。
これまで付属の充電器を何となく使っていた方も、これからは自分で選び方を理解して、自分のスマホに合った充電器を探さなければなりません。

純正品以外にも高性能で便利な製品はたくさんありますから、正しい知識を身につけて、自信を持って充電器を選べるようになりましょう。

USB充電器選びの第一歩|手持ちデバイスの確認

スマートフォン タブレット ノートパソコン

USB充電器を選ぶ上で最も基本的なステップは、まず「僕たちが何を充電したいか」を正確に知ることです。
お手持ちのスマートフォンやタブレット、ノートパソコンなど、充電対象デバイスの特定が、最適な一台を見つけるための最初の、そして最も重要な行動となります。

皆さんの大切なデバイスがどのような接続端子を持ち、どのような急速充電規格に対応しているかを事前に確認することで、後悔しない充電器選びが可能になります。
具体的な確認方法については、後の見出しで詳しく解説します。

充電対象デバイスのリストアップ

スマートフォン ノートパソコン イヤホンケース 充電ケーブル

充電対象デバイスをリストアップすることは、自分が持つすべての機器の充電ニーズを把握するための行動です。
これは、最適な充電器の「種類」や「数」を判断する上で、とても役に立ちます。

スマートフォンやタブレットはもちろんのこと、ノートパソコン、ワイヤレスイヤホン、スマートウォッチ、携帯ゲーム機など、USBで充電する可能性のある考えられるすべての機器を書き出してみてください。

Ms.ガジェット

持っているデバイスがいっぱいあって、何から確認すればいいですか?

Mr.ガジェット

まずは一覧にして書き出してみるのがおすすめです

このように、充電対象デバイスを具体的にリストアップすることで、必要な充電器の種類や数を明確にイメージできます。

充電性能と利便性を決める4つの要素

出力 急速充電 ポート サイズ アイコン

USB充電器を選ぶ上で、最も重要となる充電性能と使い勝手に関わる4つの要素をチェックしていきましょう。

これらの要素を理解すれば、皆さんのデバイスに最適な充電器が見えてきます。
「出力(W数)」「急速充電規格」「ポートの種類と数」「サイズ・形状」について、それぞれのポイントを詳しく解説していきます。

出力(W数)|充電スピードの鍵

白い30W USB-C充電器がコンセントに刺さっている
チェックすべきポイント
  • 充電したいデバイスの最大入力仕様との比較:充電したいデバイスが対応している最大充電速度を満たす出力を持つ充電器を選ぶ。
  • 複数デバイス充電時の出力合計:同時に複数のデバイスを充電する場合の出力合計値をチェックする。

USB充電器の「出力(W数)」は、充電スピードを大きく左右する要素です。
「W(ワット)」は、その充電器が一度に供給できる電力の量を示す単位です。

この数値が大きいほど、デバイスをより速く充電することができます

例えば、スマートフォンなら一般的に20Wから30W程度で十分な急速充電が可能ですが、タブレットでは30W以上、消費電力の大きいノートパソコンでは45Wから100W、あるいはそれ以上の高出力が必要になります。
皆さんの充電したいデバイスが必要とするW数を確認し、それ以上の出力を持つUSB充電器を選びましょう。

Ms.ガジェット

僕が持っているスマートフォンには25W対応って書いてあるのですが、30Wの充電器を使っても大丈夫ですか?

Mr.ガジェット

デバイスが必要とするW数以上の出力を持つ充電器は問題なく使用でき、充電速度はデバイスの対応上限値に制限されます

また、複数のデバイスを同時に充電したい場合は、接続するデバイスがそれぞれ必要とするW数の合計以上の合計出力を持つ充電器を選ぶ必要があります。

ただし、ポート数の項目で詳しく述べますが、複数のポートを使用すると各ポートに電力が分配されるため、それぞれの最大出力が低下することがある点に注意が必要です。
適切な出力の充電器を選ぶことで、充電にかかる時間を短縮し、日々の生活でのストレスを減らせます。

急速充電規格|対応確認の重要性(USB PD・QC等)

白い充電器 PD USB-C

充電器の性能を最大限に引き出すためには、「急速充電規格」への対応確認が非常に重要です。
急速充電規格とは、デバイスと充電器、そしてケーブルの間で通信を行い、効率的かつ安全に電力を供給するための取り決めのようなものです。

代表的な規格としては、「USB Power Delivery(USB PD)」や「Quick Charge(QC)」があります。

USB PDはUSB Type-Cポートで広く使われており、スマートフォンからノートパソコンまで、幅広い機器で高出力充電が可能です。
Quick Chargeは主にQualcomm社製のプロセッサを搭載したAndroidスマートフォンで採用されている規格です。

また、急速充電を行うには、デバイス、USB充電器、USBケーブルの全てが同じ急速充電規格に対応している必要がある点を理解しておきましょう。

こちらにPDとQC、それぞれの特徴を表にしてまとめました。
スクロールできます
PDバージョンリリース日最大電力最大電圧主要な機能
1.02012年7月100W20V5 つの電力プロファイルを固定値でやり取り
2.02014年8月100W20V最大100 W給電とUSB-CAlternate Modeで映像・データもケーブル1本、機器間で最適電力を自動交渉し旧規格とも互換
3.02015~2017年100W20VPPS※1で 20 mV 刻みのきめ細かな電圧調整・発熱低減
3.12021年240W48VEPR (Extended Power Range) モードを導入し、100Wを超える電力供給を可能に。、双方向電力、ハブ通信(オプション)
USB Power Delivery (PD) のバージョン仕様

※1 PPS(Programmable Power Supply)=機器側の要求に合わせて電圧・電流を細かく変えて効率よく充電する仕組み

スクロールできます
QCバージョンリリース日最大電力電圧範囲主要な機能USB PDとの互換性
1.02013年10W最大6.3Vスマホごとに最適な電流を自動判定なし
2.02014年18W(A)/ 60W(B)5V/9V/12V/20V3段階の電圧切替、デュアル充電※2に対応なし
3.02015~2016年36W3.2~20V(200mV刻み)電圧を細かく変えて発熱を抑えるなし
4 / 4+2016~2017年100WQC: 3.6~20V / PD: 5V, 9V, PPSPD互換あり
52020年100W超3.3V~20V以上USB PD PPS互換、熱管理強化、完全な下位互換性あり(PPS経由)
Qualcomm Quick Charge (QC) のバージョン仕様

※2 デュアル充電=2 つの独立した電源回路で同時充電し時間を短縮

皆さんのデバイスがどの急速充電規格に対応しているかを知ることは、購入する充電器の性能を最大限に活かすためにすごく大切なんです。
「対応してるか分からないけど、速そうだからこれでいっか!」ではなく、ぜひ一度確認してみてください。
メーカーサイトで『急速充電 対応』『PD対応』といったキーワードで検索すると見つかることが多いですよ。

Ms.ガジェット

急速充電って聞くけど、自分のスマホが対応してるか、どうやって調べればいいんですか?

Mr.ガジェット

取扱説明書やメーカー公式サイトで製品スペックを確認するのが一番確実です

デバイスの対応する急速充電規格を把握することで、最適な充電器とケーブルの組み合わせを選び、充電時間を大幅に短縮できます。

ポート|種類(Type-A/C)と数

3種類の充電ケーブルの端子 USB Type-C Lightning USB Type-A
チェックすべきポイント
  • 同時充電の必要性:必要なデバイス数に合わせて充電器のポート数を選ぶ。
  • 各ポートの最大出力:各ポートからの最大出力が必要な分だけあるか確認する。
  • 充電中のパフォーマンス:複数ポート使用時にどのように出力が分配されるか、各ポートが独立して最大出力を提供するか、などをチェックする。
  • 充電したい端末との相性:自分のデバイスに必要なポートの種類(USB Type-A、USB Type-Cなど)を確認する。
  • デバイスに適したポート種類の確認:使用するデバイスに合ったUSB Type-AまたはUSB Type-Cポートを備えた充電器を選ぶ。
  • 将来のデバイス変更に備えたポートの多様性:USB Type-Cが主流になりつつあることを考慮し、必要に応じて両タイプのポートを備えた充電器を選択する。

USB充電器を選ぶ際は、「ポートの種類と数」が使い勝手を大きく左右します。
主な形状にはUSB Type-A、USB Type-C、Lightningがあります。

USB Type-Aは従来からある四角い標準的な端子で、多くの旧型機器や充電器に見られます。(基本的に出力のみ)

LightningはApple社独自の端子であり、主にiPhoneや特定のiPadなどの入力端子としてよく使用されています。

Mr.ガジェット

LightningはiPhone14以前まで使われてました

一方、USB Type-Cは上下の区別がなくスムーズに差し込める楕円形の最新端子であり、最新のスマートフォン、タブレット、ノートパソコンで広く採用されています。(出入力どちらにもよく用いられる)

Mr.ガジェット

iPhoneも15以降はUSB type-Cですよ!

使用したいデバイスの端子がこれら3つのうちどれか、またはMicro USB Type-Bのような他の形状なのかを確認することが大切です。

端子名形状の簡単な説明主な特徴出入力主な対応デバイス例
USB Type-A四角形従来の標準端子出力専用旧型の充電器、PCポート
USB Type-C上下対称な楕円形上下の区別なく差し込める、高速データ転送、高出力(USB PD)に対応出入力両対応最新スマートフォン、タブレット、ノートパソコン、イヤホンケースなど
LightningApple独自の細長い形状Apple独自の端子基本入力iPhone(14以前)、特定のiPad、AirPodsケースなど
Micro USB Type-B台形を細くしたような小型形状かつての小型機器向け標準端子、一部で現役入力専用旧型Androidスマートフォン、モバイルバッテリー、Bluetoothスピーカーなど

適切なケーブルを選ぶためにも、この端子の確認は絶対に必要です。
「充電したいのに端子が違う!」なんてことにならないよう、お手持ちのデバイスの端子をしっかり見てくださいね。

Ms.ガジェット

端子の種類がたくさんあって、自分のスマホがどれか分かりません

Mr.ガジェット

主要な端子は限られているので、実際に見比べて見分け方を覚えましょう

使用したいデバイスの接続端子を確認することで、必要なケーブルや、充電器側の適切なポート形状を絞り込めます。
必要な種類のポートと数を確認し、デバイスを効率的に充電できる一台を選びましょう。

サイズ・形状|携帯性と設置場所

USB-Cポートが2つ付いた白い充電器と手
チェックすべきポイント
  • 携帯性と充電能力のバランス:外出先での使用を考慮し、コンパクトさと出力のバランスを重視して選ぶ。
  • 旅行や出張時の携帯性:荷物を最小限に抑えたい旅行や出張に適したサイズと重量の充電器を選ぶ。

USB充電器の「サイズと形状」は、皆さんがどのように使うかに合わせて配慮すべきポイントです。

外出先へ持ち運ぶことが多い方は、カバンやポケットに入れても邪魔にならない、コンパクトで軽量なモデルを選ぶと便利です。
コンセントのプラグ部分が折りたためる収納式のタイプだと、さらに携帯性が向上します。

一方、自宅やオフィスなど特定の場所で据え置きで使う場合は、多少サイズが大きくても、複数のポートを備えていたり、デザインが設置場所に馴染むものを選んだりするのも良いでしょう。

Ms.ガジェット

小さくて出力が高い充電器があると聞いたのですが、どんな特徴があるのですか?

Mr.ガジェット

近年では「GaN(窒化ガリウム)」という新しい素材を採用した充電器が増えており、小型ながら高出力化を実現しています

このGaN素材は、従来のシリコンよりも高効率で発熱を抑えることができるため、充電器本体を小さく、そして軽く作れるようになりました。
これにより、高出力な充電器を持ち運びやすくなり、ノートパソコン用の大きなACアダプターを持ち歩く負担が減るなど、利便性が向上しています。

皆さんの主な使用シーン(持ち運び用か、据え置き用か)を考慮し、設置場所のスペースなども踏まえて、最適なサイズと形状のUSB充電器を選んでください。
使いやすい形状の充電器を選ぶことで、充電がさらに快適になります。

安心・安全な利用のための必須確認事項

充電エラーが表示されたスマートフォンと充電器

USB充電器を選ぶ際、充電性能や使い勝手はもちろん大切ですが、デバイスと自身の安全を守るための確認が最も重要です。

安全基準の証「PSEマーク」の確認

PSEマーク 菱形と丸の2種類

「PSEマーク」は、日本の電気用品安全法で定められた技術基準を満たしていることを示す、国が定めた安全基準の証です。
このマークがない製品は、日本国内での販売や使用が認められていません。

日本国内で製造または輸入される電気製品、特にUSB充電器のようなACアダプターには表示が義務付けられています。
このマークは製品本体やパッケージに記載されています。

Ms.ガジェット

PSEマークって、なんか大事らしいけど、どうしてなんですか?

Mr.ガジェット

日本の法律で義務付けられている、安全なお墨付きだからです。

皆さんの大切なデバイスを守り、火災や事故といった予期せぬトラブルを防ぐために、USB充電器を購入する際は必ずPSEマークのある製品を選びましょう。

過充電・過熱防止等の保護機能搭載チェック

スマートフォンと充電器 過熱注意マーク

USB充電器には、充電中のトラブルからデバイスや充電器自身を守るための様々な保護機能が搭載されています。
これらの機能が備わっているかどうかも、安全性を判断する上で欠かせません。

代表的な保護機能には、デバイスのバッテリーが満充電になった際に自動的に充電を停止する過充電防止、充電器やデバイスの温度が異常に上昇した場合に充電を停止する過熱保護(温度過昇防止)、回路のショートを防ぐ短絡保護(ショート防止)、異常な高い電流が流れるのを防ぐ過電流保護があります。

Ms.ガジェット

どんな安全機能があるのか、よく分かりません

Mr.ガジェット

過充電や過熱を防ぐ機能が代表的です

安全な充電環境を維持し、USB充電器を長く安心して使うためにも、これらの保護機能が製品仕様に記載されているか、しっかり確認することが重要です。

信頼できるメーカー製品選択の視点

充電器 スマートフォン パソコン

数多くのUSB充電器の中から安全な製品を選ぶには、信頼できるメーカーから製品を選ぶことも非常に有効な視点です。
メーカー選びは、製品の品質と安全性の信頼度を大きく左右します。

信頼できるメーカーは、製品開発の段階から厳しい安全基準を設定し、法律に基づいた安全試験をしっかり行っています。
必要なPSEマークなどの認証を確実に取得し、その情報を公開しています。

また、製品に関する詳細な仕様や安全機能、不具合発生時のサポート体制なども整備されている傾向があります。

Ms.ガジェット

たくさんメーカーがあって、どこを選べばいいか分からないです。

Mr.ガジェット

安全認証の取得や製品情報の公開度などを確認しましょう。

安価なだけで素性の知れない製品に飛びつくのではなく、安全性への取り組みが明確で、多くのユーザーから信頼を得ているメーカーの製品を選ぶことが、安心して日々の充電を行うための賢い選択と言えます。

最適なUSB充電器選びの最終チェック

白い四角いアダプターとノートパソコンに手を置く人

これまでのステップで学んだことを踏まえ、最後に必ずチェックしてほしい点があります。
僕が皆さんにお伝えしたい最も重要なのは「安全性」、そして「自分の利用シーンに合っているか」という2つの観点です。

ここでは、6ステップの重要ポイントを簡潔に再確認し、自身の利用シーンに合わせた最終判断の方法を解説します。

皆さんの大切なデバイスを安心して、そして快適に充電するためにも、この最後のチェックは絶対に欠かせません。

重要ポイント再確認

白い充電器と充電中のスマートフォン

まず、これまで最適なUSB充電器を選ぶために見てきた6つのステップを、ここで改めて簡潔に振り返りましょう。

STEP
デバイス確認

充電したい機器の種類と接続端子、対応する急速充電規格を確認しましょう。

STEP
必要な出力(W数)

各機器が必要とするワット数と、複数同時充電時の合計出力を把握しましょう。

STEP
急速充電規格合わせ

PD(Power Delivery)やQC(Quick Charge)など、デバイス・充電器・ケーブルが同じ規格に対応しているか確認。

STEP
ポートの種類と数

USB Type-A / Type-Cなどの端子種類と、同時に使用するポート数を考慮。出力配分も要チェック。

STEP
サイズ・形状

持ち運ぶならコンパクトさ、据え置きなら安定感。プラグの折りたたみ可否もポイント。

STEP
安全性(PSEマーク)

PSEマークの有無や過充電・過熱防止機能、メーカー信頼性も必ずチェック。

Ms.ガジェット

PSEマークが無いものは論外です!
よくわからないメーカーから買うのもやめましょう!

これら6つのポイントを押さえておくことで、皆さんにとって最適なUSB充電器を見つける確率は格段に高まります。
特に、安全性に関わるPSEマークや保護機能は最優先でチェックするようにしてください。

このように、選び方の基本を押さえた上で、ご自身の「こういう風に使いたい」という具体的なイメージにぴったりの充電器を選ぶこと。
これが、長く快適に使えるUSB充電器を見つけるための最終ステップとなります。

よくある質問(FAQ)

無線充電器って、有線充電器と選び方が違うんですか?

はい、無線充電器と有線充電器では選び方のポイントが少し異なります。
無線充電器を選ぶ際は、お使いのスマートフォンが国際標準規格である「Qi(チー)」に対応しているかをまず確認します。
有線充電器が主にワット数や急速充電規格への対応、ポートの種類と数に注目するのに対し、無線充電器はQi対応はもちろん、充電中にスマートフォンを置くパッド型か立てかけるスタンド型か、同時に複数の機器を充電できるか(「2 in 1」など)も重要なポイントです。
充電速度は有線に比べて遅い傾向がありましたが、最新規格に対応した製品では高速充電も可能です。
また、使用中のケースによっては充電できない場合があるので注意が必要です。

USB充電器って、どのくらい使えるものなんですか?寿命のサインってありますか?

USB充電器の寿命は、製品の品質や使用頻度、保管環境によって幅がありますが、一般的には3年から5年程度を目安と考えてください。
充電器が劣化してくると、充電速度が以前より遅くなったり、充電中に異常に高温になったり、本体から異音がするなどの兆候が現れる場合があります。
もし、これらの異常が見られた場合は、安全のために新しい充電器への交換をお勧めします。
無理に使用を続けると、故障や思わぬ事故につながる可能性がないとは言い切れません。

PSEマーク以外に、安全性の確認できる認証マークはありますか?

日本国内で電気用品を販売・使用する上で最も重要な安全基準の証はPSEマークです。
しかし、世界には他にも様々な安全認証が存在します。
例えば、CEマークは主にEU(欧州連合)圏内での流通に必要な安全基準適合マークです。
UL認証はアメリカの保険安全試験所が定める規格で、非常に厳格な試験をクリアした製品に与えられます。
これらの海外の認証マークが付いている製品も、一定水準以上の安全性を満たしていると言えます。
日本国内で安心してUSB充電器を使うためには、まずPSEマークが付いていることを必ず確認しましょう。

記事でケーブルも大事ってありましたが、ケーブル選びのポイントを教えてください!

はい、記事でも少し触れましたが、USB充電器の性能を最大限に引き出すには、充電ケーブルの選び方も同じくらい重要です。
特に急速充電を行う場合、充電器、ケーブル、デバイスの全てが同じ急速充電規格(例えばPower Deliveryなど)に対応している必要があります。
ケーブルにも「〇〇W対応」「〇〇A対応」といった仕様が記載されていますので、お使いの充電器やデバイスが必要とする電力に見合った仕様のケーブルを選ぶことが大切です。
対応していないケーブルを使うと、せっかく高出力な充電器を選んでも、本来の充電速度が得られない可能性があります。
信頼できるメーカーの、対応仕様が明記されたケーブルを選びましょう。

旅行や出張に便利なUSB充電器の選び方を教えてください!

旅行や出張で持ち運ぶことを想定する場合、最も考慮すべきは携帯性です。
カバンの中に入れても邪魔にならない、コンパクトで軽量なモデルを選びます。
コンセントに差し込むプラグ部分が本体に折りたためる「収納式プラグ」の製品を選ぶと、カバンの中で他の荷物を傷つけにくく、さらに便利です。
また、スマートフォンやタブレットなど、複数のデバイスを持ち運ぶことが多い場合は、複数のUSBポートを備えたモデルを選ぶと、同時に充電できて時間を有効に使えます。
ただし、複数ポート搭載モデルは単ポートモデルより大きくなる傾向があるので、携帯性とのバランスを考慮します。

複数の充電器を持っているんですが、どれを使っても大丈夫ですか?

お手持ちの複数のUSB充電器を、異なるデバイスやケーブルと組み合わせて使用すること自体は基本的に問題ありません。
ただし、重要なのは、それぞれの充電器が持つ「出力ワット数」や「対応する急速充電規格」、「ポートの種類」などを理解しておくことです。
充電したいデバイスが必要とするワット数以上の出力を持つ充電器を使うのは問題ありませんが、著しく低い出力の充電器を使うと、充電に非常に時間がかかります。
また、記事で解説したPSEマークが付いているなど、安全基準を満たした製品を使用することが大前提です。
安全性が確認されている製品であれば、デバイスとの互換性に合わせて使い分けることが可能です。

最後までお読みいただきありがとうございました!

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