USB充電器は、日常生活で欠かせないアイテムです。
しかし、市場には多種多様なUSB充電器があり、どれを選べば良いのか迷ってしまうことも少なくありません。
ここでは、USB充電器選びの重要ポイントを詳しく解説します。
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USB充電器とは
USB充電器は、USBポートを通じてデバイスに電力を供給する装置です。
様々なタイプがあり、使用するデバイスや状況に応じて選ぶ必要があります。
スマホにタブレット、ワイヤレスイヤホンにパソコンなど様々な端末を充電出来ますよね
外出時に一個持っていると安心ですよね!
選ぶ際の重要ポイント
- 出力の大きさ
- 対応給電規格
- 出力ポートの数
- 出力ポートの種類
- サイズと重量
- 安全性
出力の大きさ…大きければ大きいほど良い
- 充電したいデバイスの最大入力仕様との比較:充電したいデバイスが対応している最大充電速度を満たす出力を持つ充電器を選ぶ。
- 複数デバイス充電時の出力合計:同時に複数のデバイスを充電する場合の出力合計値をチェックする。
- 急速充電規格対応の有無:充電したいデバイスが急速充電に対応している場合、それに出力規格が対応しているかを確認する。
USB充電器の出力は、その充電器がデバイスに供給できる電力の大きさを示しています。
単位はワット(W)で表され、出力が大きいほどより多くのデバイスを高速に充電することが可能です。
しかし、デバイスが対応している最大入力よりも大きな出力の充電器を使用しても、充電速度が向上するわけではありません。
対応給電規格が端末の充電速度を大きく左右する
PD(Power Delivery)やQC(Quick Charge)などの急速充電規格に対応しているかどうかも、選択の重要なポイントです。これらの規格に対応したUSB充電器を使用することで、対応デバイスの充電速度を大幅に向上させることが可能になります。
こちらでPDとQC、それぞれの特徴を表にまとめました。
USB PDバージョン | リリース年 | 電圧範囲 | 最大出力 | QCとの互換性 | 特徴 |
---|---|---|---|---|---|
PD 1.0 | 2012 | 5V, 9V, 15V, 20V | 100W | 限定的 | 基本的な電力供給のみに対応 |
PD 2.0 | 2016 | 5V, 9V, 15V, 20V | 100W | 互換性あり(QC 4以降) | データ転送と電力供給の同時利用が可能に。 また、柔軟かつ効率的な電力供給が可能に。 | USB Type-Cインターフェースの導入。
PD 3.0 | 2017 | 5V, 9V, 15V, 20V, (3-21V PPS) | 100W | 互換性あり(QC 4+以降) | 強化された通信プロトコルによる互換性と安全性の向上。 | PPS(Programmable Power Supply)によるより細かい電力調整と効率的な充電がオプション機能として追加。
PD 3.1 | 2021 | 5V, 9V, 15V, 20V, 28V, 36V, 48V | 最大240W | 互換性あり | EPR (Extended Power Range) モードを導入し、100Wを超える電力供給を可能に。 ただし、EPRを使用するには電源、ケーブル、デバイスがEPRに対応している必要がある。 | 高電力デバイスのニーズに対応するための出力の大幅な向上。
バージョン | リリース年 | 電圧範囲 | 最大出力 | USB PDとの互換性 |
---|---|---|---|---|
Quick Charge 1.0 | 2013 | 最大6.3V | 10W | なし |
Quick Charge 2.0 | 2014 | 5V, 9V, 12V (Class A), 20V (Class B) | 18W | なし |
Quick Charge 3.0 | 2016 | 3.6V – 20V (0.2V刻み) | 36W | なし |
Quick Charge 4 | 2017 | 3.6–20V (20mV刻み)、USB PD: 5V, 9V | 100W | 対応 (USB PD: 5V, 9V) |
Quick Charge 4+ | – | 同上 | 同上 | 対応 |
Quick Charge 5 | 2020 | USB PD PPSと互換、複数の電圧レベル利用可能 | 100W以上 | 対応 (USB PD PPSとの互換性あり) |
他にもワイヤレス充電に対応している充電器やここで紹介しなかった規格などもありますからPDとQC以外にも対応していてほしい規格がある方はしっかりチェックしてくださいね!
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出力ポートの数…コンパクトさとトレードオフ
- 同時充電の必要性:必要なデバイス数に合わせて充電器のポート数を選ぶ。
- 各ポートの最大出力:各ポートからの最大出力が必要な分だけあるか確認する。
- 充電中のパフォーマンス:複数ポート使用時にどのように出力が分配されるか、各ポートが独立して最大出力を提供するか、などをチェックする。
USB充電器には、複数のデバイスを同時に充電できるように複数のUSBポートを備えたモデルもあります。
しかし、ポートの数が多いほど、充電器自体のサイズが大きくなる傾向があります。自宅やオフィスでの使用を考えている場合はポート数の多いモデルも便利ですが、外出時にはコンパクトなモデルが適しているでしょう。
ポートが増えれば物理的に大きくならざるを得ないですから用途に合ったものを買いましょう。
また、複数の出力ポートが搭載されている場合、それぞれのポートからの最大出力は異なる場合があります。
例えば、Type-Aポートは標準のUSB出力(例:5V/2.4A)しか対応していないが、他のType-Cポートでは急速充電に対応していることがあります。
各ポートの最大出力を確認することは、接続するデバイスが必要とする電力を正確に供給できるかどうかを理解する上で重要です。
大体Type-AポートはType-Cポートよりも最大出力が低いです。
また、Type-Cポートが複数ある場合どちらかだけが100W出力に対応しているという場合もあります。
複数の出力ポートを複数同時に使用する場合は各ポートの最大出力が発揮できないことがあります。
複数ポートを使用すると全体の出力が分配され、結果として各ポートからの出力が低下する場合がかなり多いので気を付けてください。
出力ポートの種類…USB Type-Aが欲しいか否かで決めよう!
- 充電したい端末との相性:自分のデバイスに必要なポートの種類(USB Type-A、USB Type-Cなど)を確認する。
- デバイスに適したポート種類の確認:使用するデバイスに合ったUSB Type-AまたはUSB Type-Cポートを備えた充電器を選ぶ。
- 将来のデバイス変更に備えたポートの多様性:USB Type-Cが主流になりつつあることを考慮し、必要に応じて両タイプのポートを備えた充電器を選択する。
現在、USB充電器には主にUSB Type-AポートとUSB Type-Cポートの2種類があります。
新しいデバイスはUSB Type-Cを採用することが多いですが、既存のデバイスやアクセサリーの中にはUSB Type-Aを必要とするものもあります。
自分のデバイスに合ったポートの種類を備えた充電器を選ぶことが重要です。
なんだかんだType-Aケーブルを使いたい場面もまだありますよね
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サイズと重量…出来るだけコンパクトに
- 携帯性と充電能力のバランス:外出先での使用を考慮し、コンパクトさと出力のバランスを重視して選ぶ。
- 旅行や出張時の携帯性:荷物を最小限に抑えたい旅行や出張に適したサイズと重量の充電器を選ぶ。
外出時に充電器を携帯する場合、サイズと重量は重要な選択基準になります。
特に、旅行時には荷物をできるだけ軽くしたいものです。コンパクトで軽量なモデルを選ぶことで、持ち運びの負担を軽減できます。
ただ出力やポート数が大きくなるほどサイズと重量も大きくなるため自分の使用用途に合わせた性能のものを購入しましょう。
スマホの充電などのために日常的に持ち運ぶなら個人的には30Wに対応している1ポートの充電器で良いと思います。
パソコンなどを充電したいという方は出力が大きいものを買わなければなりません。
ご自分の端末が必要なワット数を確認してみてください。
また、据え置き用ならポート数が多いものの購入もおすすめします!
安全性…ここが一番大切!
- 安全機能の確認:過充電保護、過熱保護、短絡保護など、安全に充電を行える機能を備えた充電器を選ぶ。
- 信頼できるメーカーと安全規格の確認:製品の信頼性を保証するため、評判の良いメーカーの製品や安心できる製品を選ぶ。
- 認証マーク:PSEマーク(日本)、CEマーク(ヨーロッパ)、FCC認証(アメリカ)など、製品が安全規格に適合していることを示す認証マークがあるかチェックする。
USB充電器を選ぶ際には、安全性を最優先に考えるべきです。
過充電保護や短絡保護など、安全機能を備えた信頼できるメーカーの製品を選ぶことが重要です。
また、PSEマーク(日本の安全規格)など、各国の安全基準を満たしているかも確認しましょう。
PSEマークが無いものは論外です!
よくわからないメーカーから買うのもやめましょう!
USB充電器を選ぶ際には、これらのポイントを総合的に考慮し、自分の使用シーンに合った最適な製品を見つけることが重要です。
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最後までお読みいただきありがとうございました!
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