PR TIMESが「創造的な原点回帰」を宣言
株式会社PR TIMESは2026年1月1日、年頭所感「創造的な原点回帰」を発表しました。これは、上場から10年という節目を迎え、今後の10年に向かう決意表明となります。

同社は、2007年の創業以来、18期連続増収を達成しています。プレスリリース配信サービス「PR TIMES」の利用企業数は11万6000社(2025年8月末時点)を超え、SaaS事業の「Jooto」「Tayori」や子会社も成長を続けています。
一方で、一部ニュースメディア事業については、成長率と収益性を考慮し、撤退を決定しています。
中期経営目標を上回る実績と今後の展望
2021年に掲げた5年間の経営目標「Milestone 2025」は最終年度を迎えましたが、営業利益目標を上回り、2025年度通期業績予想は営業利益36億円へと上方修正されています。上場時の営業利益は20倍の水準に達する見込みです。

2026年からは、新たな挑戦へと目を向け、これまでの中期経営目標を振り返りながら、変わらず目指す目標の達成を目指します。
PRの民主化に向けて
PR TIMESは、地域や規模に関わらず、全ての企業や個人がPRの力を活用できるよう、サービスの拡充と利用企業数の増加を目指してきました。同社は、「PR TIMESを社会的な情報インフラにする」という目標を掲げ、活動を進めています。

現在、PRの力を秘めた企業は多く存在するとしながらも、PR TIMES自身が誰にでも使いやすく、認知されているサービスになることへの課題を認識しています。「PRを民主化させ、誰もが活用でき、その恩恵にあずかれる状態にすること」を社会的使命と捉え、機能、営業、広報の各面で強化を図ります。その範囲は日本国内にとどまらず、世界へと広げる意向です。
Ms.ガジェット一次情報の重要性と「行動者」への視点
PR TIMESが調査した2025年の企業発表キーワード急上昇ランキングでは、AI関連ワードが上位を占めました。AIの社会実装が進む中で、信頼できる情報源が公表する「一次情報」の重要性が高まっています。

同社は、これまで「行動者」が発信する一次情報の重要性に注目し、事業を展開してきました。変化に対応しながらも、この軸を貫き、社会的使命の実現に貢献していくとしています。
Ms.ガジェット社会的責任と人間性の重要性
2025年5月には、不正アクセスによる情報漏えいの可能性に関するお詫びと報告を発表し、多くの方々に迷惑をかけたことを謝罪しました。同社では、現在もお客様情報の不正利用事実は確認されていませんが、サイバー攻撃の複雑化・深刻化を受け、安全性の強化を図っています。

また、機能向上だけでなく、組織構成員一人ひとりが事業の本質を理解し、人間性を体現することが重要であると強調しています。社会的責任を果たすためには、人間性を磨き続ける必要性を訴えています。
Ms.ガジェット原点回帰と継続的な再構築
PR TIMESは、これらの3つの原点(PRの民主化、行動と一次情報の重要性、社会的責任と人間性の体現)に立ち返り、常に破壊と模索、そして再構築を繰り返しながら、事業を展開していくとしています。

山口拓己代表による年頭の辞では、変化の連続である時代において、PR TIMESが常に最善を目指し、社会に貢献していく決意が語られています。
Ms.ガジェット
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