神奈川県統計センターの国勢調査業務を支援
株式会社ネオジャパンと株式会社neoAIは、神奈川県統計センターが実施した令和7年国勢調査の問い合わせ業務に、ノーコード業務アプリ作成ツール『AppSuite（アップスイート）』と生成AIプラットフォーム『neoAI Chat（ネオエーアイチャット）』を活用した業務改善を支援しました。
本取り組みは、国勢調査に伴う在庫管理や問い合わせ対応など、職員の負担が大きい業務を中心にデジタル化・高度化を推進したものです。導入後のアンケート調査では、業務効率化だけでなく、生成AIの実用性や信頼性についても高い評価が得られたと発表されています。
主な導入効果
導入効果のサマリーとして、作業時間は平均30％以上削減（業務によっては最大約36％削減）、残業時間は全体の43％が削減を実感（一部業務では50％が「減少」と回答）、総合満足度は88％が「満足」または「やや満足」と回答したとのことです。
また、業務改善への関心度は88％が「向上した」と回答しています。これらの数値は、いずれも導入部署職員へのアンケート結果に基づいています。
業務効率化の具体的な成果
『AppSuite』では、在庫管理や問い合わせ管理において、職員の75％が作業時間の削減を実感しました。1件あたりの作業時間は、導入前の平均22分から導入後は14分へと短縮され、約36％の削減効果が確認されています。
一方、『neoAI Chat』では、複雑なマニュアルや過去資料の検索・参照が効率化され、作業時間は平均22分から15分へと短縮されました。マニュアル探索の手間が軽減されたことで、職員の心理的負担が減少し、62％が「負担が軽くなった」と回答しています。
システム評価と利用者の声
『AppSuite』は、「操作のしやすさ」「業務プロセスへの適合性」ともに100％が高評価を付けており、複数人で同時入力できる点や、情報の一元管理による待ち時間の解消が評価されたとのことです。
『neoAI Chat』については、「実用レベル」「専門性がある」との評価が多く寄せられ、「複雑な事例について必要な記載を直接確認できる」「マニュアル検索が非常に有益」といった声が挙がっています。
組織全体への波及効果と今後の展望
本取り組みにより、職員の業務改善に対する意識も向上し、88％が「業務改善への関心が高まった」と回答しました。今後は、調査書類の進捗管理、通知文書の受発信管理、FAQチャットボットの展開など、さらなる業務領域への活用が期待されています。
また、利用者からは『AppSuite』に関して市町村からの追加発送要望をアプリ上で受け付けられる仕組みや、より直感的な作成・編集操作への要望、そして『neoAI Chat』に関して回答の参照元や根拠を明示する機能、該当する情報が見つからない場合の明確な表示などの改善要望が寄せられています。
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