Thypoch Simera-C シリーズの販売開始
株式会社焦点工房は、2025年12月26日(金)より、Thypoch(タイポック)の小型軽量設計シネマレンズ「Simera-Cシリーズ」の販売を開始しました。

Ms.ガジェットレンズの価格
メーカー希望小売価格は、単品で161,000円~178,000円(税込)です。5本セット(収納ケース付き)の場合は、781,000円~798,000円(税込)となります。

Simera-C シリーズの特徴
Simera-Cシリーズは、フルフレーム対応のシネマレンズです。クラシックなレンジファインダーレンズの設計思想と、DZOFILMのシネマ技術、最先端の光学設計を融合させています。

これにより、高い解像性能と小型・軽量化を両立しています。シリーズ共通の開放T1.5により、様々な光量条件で優れた描写力を発揮します。
光学系には、ASPH非球面レンズ(レンズの表面を球面から非球面状にすることで、収差を補正するレンズ)、EDレンズ(異常分散ガラスレンズのこと)、高屈折レンズを組み合わせ、解像力の向上と色収差の抑制を実現しています。8Kクラスの映像制作も想定した設計となっています。
Ms.ガジェット最新光学設計と大口径
フローティング設計を取り入れた緻密な光学構造により、コンパクトながら開放から高いシャープネスとコントラストを安定して維持します。T1.5の大口径と16枚羽根の絞りにより、円形に近い滑らかで美しいボケが被写体を際立たせます。

色再現はニュートラルを基調としつつ、コントラストとフレアのバランスを調整することで、ヴィンテージライクな描写を実現しています。
高い解像力と美しいボケ
ASPH非球面レンズ、EDレンズ、高屈折レンズを組み合わせた高度な光学設計を採用しています。色収差やフレアを効果的に抑え、画面中心から周辺まで高い解像度を実現します。

Thypochの高精度非球面レンズ技術により、ボケ内のオニオンリング(ボケの中に現れる同心円状のリング)を抑制し、なめらかで美しいボケ表現を可能にしています。
Ms.ガジェット機動力と耐久性
航空機グレードのアルミ合金によるフルメタル構造で、約390~470gの軽量化と高い剛性を両立しています。小型軽量化により、撮影システム全体の機材負担を軽減し、手持ち撮影やジンバル、ドローンなどの撮影機材を使用する様々な撮影環境で高いパフォーマンスを発揮します。

実用設計
フォーカスリングとアイリスリング(絞りリング)に0.8 MODギアを採用し、一般的なフォローフォーカスやシネマ用アクセサリーに対応しています。ギア位置を統一しているため、レンズやアクセサリー交換時の再調整を最小限に抑えます。

スタビライザーやスライダーでもバランス調整の手間が少なく、スムーズなレンズ交換が可能です。210°のフォーカスリング回転角が高い操作精度を提供し、フォーカス送りや浅い被写界深度の精密コントロールを実現します。
Ms.ガジェットラインナップ
- Simera-C 21mm T1.5(ソニーE/ライカM)
- Simera-C 28mm T1.5(ソニーE/ライカM)
- Simera-C 35mm T1.5(ソニーE/ライカM)
- Simera-C 50mm T1.5(ソニーE/ライカM)
- Simera-C 75mm T1.5(ソニーE/ライカM)
- Simera-C 5本セット(ソニーE/ライカM)
共通仕様
- 対応マウント距離:ソニーE/ライカM
- フォーカス:MF(マニュアルフォーカス)
- 対応撮像画面サイズ:フルフレーム(イメージサークル直径43.2mm)
- フォーカスリング回転角:210°
- 絞り:T1.5-T16
- 絞り羽根:16枚
- フィルター径:62mm
- 付属品:前後キャップ
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