CTCひなりとポンデテック、使用済みPCの再生事業で協業開始
伊藤忠テクノソリューションズ株式会社（CTC）の障がい者雇用の推進を担う特例子会社であるCTCひなり株式会社と、関西電力グループの株式会社ポンデテックは、2025年12月25日、使用済みPCの再生事業において協業を開始したと発表しました。
本協業では、企業から出る使用済みPCを販売可能な状態に再生する工程において、CTCひなりが清掃、点検、部品交換などの再生工程を担当します。ポンデテックは、工程設計、品質基準の策定、技術支援、そして全体統括を担うとのことです。
再生されたPCは、ポンデテックが運営するECサイト「PC next」などを通じて再流通させ、機器の有効活用と資源循環を推進するとしています。
協業の背景
企業には、持続可能な社会の実現に向けた責任ある事業運営が求められています。その中で、資源循環の推進と多様な人材の活躍を目指すダイバーシティ・エクイティ＆インクルージョン（DE&I：多様性、公平性、包容性）は重要なテーマとなっています。
CTCひなりは、障がいのある人を含む多様な人材が活躍できる職場づくりに努めています。一方、ポンデテックは、使用済みパソコンの再生・流通を通じてICT資産を「廃棄」ではなく「再活用」する仕組みを構築し、環境負荷の低減と新たな職域の創出に取り組んでいるとのことです。
今回の協業は、CTCひなりの障がい者の就労を支える仕組みと、ポンデテックが培ってきた資源を循環させる仕組みを組み合わせることで、“人”と“資源”の両面からサステナブルな未来を創造することを目指しています。
取り組みの概要
本協業では、使用済みPCに対し、標準化された再生（リファービッシュ）プロセスを適用し、再資源化のうえで市場へ再流通させます。清掃・点検・部品交換などの再生工程はCTCひなりが担当し、ポンデテックは工程設計と標準作業手順・品質基準の策定、現場への技術支援および全体統括を担当します。
両社の連携により、安全で安定した運用を実現すると発表しています。再生されたPCは、ポンデテックが運営するECサイト「PC next」などを通じて再流通させ、機器の有効活用と環境価値の最大化を図るとしています。
この取り組みにより、使用済みPCが新たな価値を生み出し、循環型社会の実現に貢献することが期待されます。
会社概要
CTCひなり株式会社は、伊藤忠テクノソリューションズの特例子会社として、障がい者雇用の推進を担っています。オフィス関連事業やIT事業、農福連携事業など幅広い業務を展開し、多様な人材が活躍できる職場づくりに取り組んでいます。
株式会社ポンデテックは、関西電力発のベンチャー企業として、障がい者の安定就労の創出と電子ごみ削減を同時に進めています。使用済みPC・スマートフォンの再生工程を標準化し、「雇用と循環を両立する、新しい社会モデル」を推進しています。
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