Molexが新たな車載コネクターを発表
Molexは、自動車業界向けにMX-DaSHモジュラー電線対電線用コネクターを発表しました。これは、同社が提供するMX-DaSHデータ/信号ハイブリッドコネクターファミリーの最新製品です。

発表によると、MX-DaSHモジュラーコネクターは、複数の機能を組み合わせ、ワイヤーハーネスやモジュールを再構成することが容易にできる設計となっています。これにより、開発サイクルの加速とコスト削減に繋がるとのことです。
コスト削減と設計柔軟性の向上
MX-DaSHモジュラー電線対電線用コネクターは、カートリッジベースの自動化対応プラットフォームを採用しています。このプラットフォームは、電源端子とシグナル端子を単一のインターフェースに統合することで、ワイヤーハーネスの重量、サイズ、スペースを大幅に削減するといいます。
また、設計柔軟性の向上により、一元化されたゾーンシステムへの移行をサポートし、アップグレードや新しい機能の追加を容易にするとされています。ゾーンアーキテクチャーとは、車両の電気システムを機能ごとにまとめる設計手法のことです。
Ms.ガジェットグローバル採用と中国市場への対応
地域に特化した製造や業界標準との互換性を備えており、グローバルな採用を推進するとともに、サプライチェーンの課題を軽減するとMolexは説明しています。
特に、MX-DaSHモジュラーコネクターは、2026年モデルの中国車両に採用される予定です。中国は世界最大の自動車市場であり、電気自動車(EV)や先進運転支援システム(ADAS)におけるイノベーションが活発であるため、重要な市場と位置付けられています。
Ms.ガジェット自動化対応と信頼性の向上
MX-DaSHモジュラーコネクターは自動化対応設計であり、精度の高い自動組立作業に適しています。これにより、製造効率と品質が向上し、人件費の削減にも貢献するといいます。
さらに、コネクターにはポジティブロック機能やブレードの安定化、耐振動性などが組み込まれており、過酷な車載環境での不測の切断を防ぐことで、全体的な信頼性の向上を図っています。
Molexは、強固なエンジニアリングサポートと品質管理体制を通じて、車両の配線パフォーマンスと信頼性の向上を支援するとしています。
Ms.ガジェット製品の提供について
Molex MX-DaSHモジュラー電線対電線用コネクターはすでに提供開始されています。最大70回路まで対応可能で、用途に応じて様々なカートリッジを選択できるとのことです。
Ms.ガジェット最後までお読みいただきありがとうございました!
- 本記事の評価は当サイト独自のものです。
- 特段の表示が無い限り、商品の価格や情報などは記事執筆時点での情報です。
- この情報が誤っていても当サイトでは一切の責任を負いかねますのでご了承ください。
- 当サイトに記載された商品・サービス名は各社の商標です。
- 本記事で使用している画像は、メディアユーザーとしてPR TIMESより提供されたプレスリリース素材を利用しています。

