ローデ・シュワルツ・ジャパンがEMC対策LABを開設
ローデ・シュワルツ・ジャパン株式会社は、2025年12月22日、システムインテグレーターである株式会社テクノサイエンスジャパンと新たなパートナーシップを結び、ローデ・シュワルツ・ジャパンの新オフィス内に「EMC対策LAB(仮称)」を開設すると発表しました。

このLABは、製品のEMC(電磁環境適合性:電子機器が電磁波を妨害しない、また電磁波の妨害を受けないように設計されること)対策に課題を抱える企業を支援するためのもの。専門的な知識と実践的なソリューションを提供し、国内の製品開発を強力にサポートするとしています。
顧客ニーズに応える新たな取り組み
顧客へのヒアリングやアンケート調査の結果、製品のEMC合否判定だけでなく、その前段階にある「EMC対策」に対する関心が高いことが判明したとのことです。このニーズに応えるため、EMC対策LABは対策フェーズに特化した顧客サポートを提供することになりました。
EMC対策LABで行われる活動
専門セミナーの開催
RF系EMC(無線周波数に関する電磁両立性)対策、電源変動・インパルスイミュニティ(外部からの異常な信号に対する抵抗性)対策、エミッション(電磁波の放射)簡易評価手法、シールディング(電磁波を遮蔽する技術)、フィルタリング技術など、実践的なテーマのセミナーが開催されます。
実機を使った簡易測定実演
座学形式での講義に加え、実際の測定器を用いたデモンストレーションを実施し、EMC対策の具体的なイメージを顧客に提供するとしています。
個別相談会の実施
顧客が抱える具体的なEMC課題に対し、テクノサイエンスジャパンやグループ会社の専門家が個別にアドバイスを行う予定です。
関係者のコメント
ローデ・シュワルツ・ジャパンの齋藤直士ジェネラルマネージャーは、このLAB開設について「新たな顧客セグメントの開拓、顧客満足度の向上を目指す」と説明しています。また、製品開発におけるEMC課題解決を加速させるためのハブとしての役割を期待していると述べています。
テクノサイエンスジャパンの山田和謙代表取締役社長は、測定結果だけでなく、製品が市場に出るまでのEMC対策という大きな壁を乗り越えるための実践的なサポートを提供することを目指していると語っています。 LABを「共創の場」と位置付け、国内のモノづくりに携わる技術者の支援を強化する方針です。
ローデ・シュワルツについて
ローデ・シュワルツは、電子計測、技術システム、ネットワークおよびサイバーセキュリティの分野でグローバルに展開する技術企業です。 90年以上にわたり、最先端技術の開発を続け、より安全に“つながる”社会の実現に向けて貢献しているとのことです。
2024/2025会計年度の純収益は31.6億ユーロに達し、現在約15,000名の従業員が世界中で活躍しています。
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