QPS研究所 小型SAR衛星「スクナミ-I」の打ち上げについて
株式会社QPS研究所は、小型SAR(合成開口レーダーのこと)衛星QPS-SAR15号機(愛称「スクナミ-I」)の打ち上げが、米国Rocket Lab社のロケットElectronによって予定されていることを公表しています。

打ち上げロケットはロケット・ラボ社のElectronで、打ち上げウィンドウは2025年12月21日(日)午後3時38分(日本時間)以降となっています。ただし、天候の影響で順延する可能性もあるとのことです。
投入予定軌道は中傾斜軌道、高度575kmです。今回の打ち上げは、QPS研究所とロケット・ラボとの間で締結された、計11機の衛星に関する打上げ契約の一環として行われます。
打上げ契約とミッション名
今回の打上げは、契約に基づく第6回目、通算では7回目の打ち上げとなります。衛星のナンバリングは契約手続き順に沿って行われており、今後の打ち上げでも順番が前後する可能性があるものの、事業の進捗に影響はないとしています。

Electronの今回のミッションネームは、「The Wisdom God Guides(智慧の神が導く)」と名付けられています。これは「スクナミ-I」の愛称にちなんだもので、ミッションパッチにはスクナミにちなんだ書物とホリデーシーズンをイメージしたカラーリングが施されているそうです。
Rocket Lab社について
ロケット・ラボ社は、2006年に設立されたロケット開発会社で、米国における年間打上げ回数は2番目に多い実績を持っています。これまでに200機以上の衛星を軌道投入しており、現在、ニュージーランドとバージニア州に計4つの発射台を保有しています。

今回の「The Wisdom God Guides」ミッションは、ロケット・ラボ社にとって今年21回目、通算79回目の打ち上げとなります。
詳細については、以下のRocket Lab社のウェブサイトで確認できます。

QPS-SARプロジェクトについて
QPS研究所は、収納性と軽量性を持ちながらも大型の展開式アンテナを開発することに成功しました。このアンテナにより、強力な電波を発信することが可能となり、従来のSAR衛星の20分の1の質量、100分の1のコストで高精細な画像を撮影できる小型SAR衛星「QPS-SAR」の開発につながっています。

QPS-SARは、民間SAR衛星としては世界トップレベルの46cm分解能で画像を取得できるとしています。2028年5月末までに24機の衛星を、最終的には36機の衛星コンステレーション(複数の人工衛星による地球観測システムのこと)を構築し、平均10分間隔での準リアルタイム観測データ提供サービスを目指しています。
「スクナミ-I」の愛称とミッションマークについて
QPS-SARプロジェクトでは、日本の神話に登場する神様の名前を衛星の愛称として使用しています。今回の15号機は、海の彼方から現れて国造りを行ったとされる「スクナミ」と名付けられました。

スクナミは智慧の神として知られ、その智慧によって産業の振興を導いたと言われています。ミッションマークは、海や田畑、工業地帯などをモチーフとし、産業の発展を見届けるという想いが込められているとのことです。
ミッションマークには、QPS研究所のカンパニーカラーであるブルーを基調とし、愛称のスクナミをイメージしたデザインが施されています。また、過去の衛星との関連性を示すため、通算した衛星の番号も表示されています。
Ms.ガジェット

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