リチウムイオン電池の回収に向けた実証実験
アンカー・ジャパン株式会社は、経済産業省、合同会社デロイトトーマツ、埼玉県、松田産業株式会社、株式会社良品計画の6社共同で、リチウムイオン電池内蔵製品の回収に向けた実証実験を開始すると発表しました。2025年12月22日（月）から約1ヶ月の期間、埼玉県内のAnker Store 3店舗で、モバイルバッテリーやワイヤレスイヤホンといった使用済みの製品を回収します。
背景と目的
近年、家電製品を中心にリチウムイオン電池を使用した製品の導入が進んでいます。それに伴い、適切な廃棄方法の確立が課題となっています。また、リチウムイオン電池には希少鉱物が含まれており、資源の有効活用や再資源化の重要性が高まっています。
特に、モバイルバッテリーは2026年4月以降、「指定再資源化製品」に追加される予定であり、メーカーや輸入販売業者には自主回収・再資源化が義務付けられます。今回の実証実験は、こうした状況を踏まえ、リチウムイオン電池の回収システムを構築・強化することを目的としています。
実証実験の概要
実証実験は、Anker Store 越谷レイクタウン、Anker Store Outlet 入間、Anker Store Outlet ふかや花園の3店舗で実施されます。各店舗には、Ankerグループ製品だけでなく、他社製品を含むリチウムイオン電池を内蔵した製品を回収するためのボックスが設置されます。
アンカー・ジャパンと株式会社良品計画は、今回の実証実験で回収ボックスの設置や製品管理を行います。回収された製品は、松田産業株式会社によって回収・輸送され、リサイクル処理が行われます。
実施期間・店舗
- 期間: 2025年12月22日（月）～ 2026年1月23日（金）
- 店舗名:
- Anker Store 越谷レイクタウン / 埼玉県越谷市レイクタウン4-2-2
- Anker Store Outlet 入間 / 埼玉県入間市宮寺3169-1
- Anker Store Outlet ふかや花園 / 埼玉県深谷市花園1番地
各事業者の主な役割
- 経済産業省・合同会社デロイトトーマツ: 事業受託者（実証事業事務局）
- 埼玉県: 市民への周知協力
- 松田産業株式会社: 回収製品の回収・輸送
- 株式会社良品計画: 2店舗における回収ボックスの設置、製品の回収・管理
- アンカー・ジャパン株式会社: 3店舗における回収ボックスの設置、製品の回収・管理
回収からリサイクルまでの流れ
お客様は、Anker Store各店舗に設置された「回収用ボックス」に、使用済みのモバイルバッテリーやワイヤレスイヤホンを投入します。店舗スタッフが、回収された製品を松田産業株式会社に引き渡し、リサイクル処理へと進みます。
Ankerグループについて
Ankerグループは、「Empowering Smarter Lives」をミッションとするデジタル関連製品メーカーです。モバイル充電器「Anker」やオーディオブランド「Soundcore」、スマートホームブランド「Eufy」などを世界100ヶ国以上で展開しています。お客様の声に基づいた製品開発を重視し、高品質で使いやすいプロダクトを提供しています。
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