サンワサプライが100Gigaイーサネット対応ケーブルを発表
サンワサプライ株式会社は、2025年12月19日、超高速100Gbpsに対応するMPO光ファイバケーブルの販売を開始したと発表しました。今回発売されたのは、「HKB-MPO12M3Bシリーズ（OM3）」と「HKB-MPO12M4Bシリーズ（OM4）」の2種類です。
製品の特長
このMPO光ファイバケーブルは、1本のケーブルで12芯をまとめて接続できる点が特長です。これにより、配線作業の効率化と設置スペースの削減に貢献すると言われています。データセンターや、高速なネットワーク環境が必要な場所での利用に適しているそうです。
高密度配線と高速通信への対応
サンワサプライによると、同製品は高密度配線と高速通信が求められる環境、具体的にはデータセンター主幹線やフロア間配線、サーバールームなどで最適な性能を発揮するといいます。
Type B構成による互換性
ケーブルの両端には、信号をクロス結線するType B構成が採用されています。これにより、並列伝送システムや40G/100G（SR4など）といった規格に対応可能とのことです。
LSZH採用による安全性向上
火災時の安全性を考慮し、LSZH（Low Smoke Zero Halogen：低煙ゼロハロゲン）シースケーブルが採用されています。LSZHケーブルは、火災発生時に煙の発生を抑え、有毒なハロゲンガスを放出しないという特徴があります。
信頼性を高める二重検査とシリアル管理
同社は、製品の信頼性を確保するため、工場生産時に全数検査を実施するだけでなく、出荷前にも全数検査を行う二重検査を実施しています。また、全てのケーブルにシリアル番号を付与し、トレーサビリティ（生産履歴の追跡可能性）を実現しているとのことです。
価格と製品ページ
「HKB-MPO12M3Bシリーズ / HKB-MPO12M4Bシリーズ」の標準価格は、47,630円（税抜き 43,300円）から132,000円（税抜き 120,000円）までです。製品の詳細については、以下のサンワサプライの製品ページで確認できます。
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