AirTrunk、大阪に2カ所目のハイパースケールデータセンターを建設
AirTrunk Operating Pty Ltdは、大阪に2カ所目のハイパースケールデータセンター「OSK2」を建設する計画を発表しました。この計画は、日本におけるクラウドおよび人工知能(AI)インフラの強化を支援する目的があるとのことです。
OSK2の概要
大阪東部に位置するOSK2は、最大100MWのIT容量を提供する予定です。グローバルテクノロジー企業やAIワークロードからの需要増加に対応できるよう設計されています。既存の施設OSK1(20MW)と連携し、関西地域におけるシステムの信頼性向上に貢献します。
今回のOSK2の追加により、AirTrunkの日本におけるハイパースケールプラットフォームの総容量は約530MWに拡大されます。これは、同社が今後数年間に予定する総額約80億米ドル(約1兆2000億円)の投資の一部を構成するものです。
関係者のコメント
AirTrunk創業者兼CEOのRobin Khuda氏は、日本がアジア太平洋地域における同社のプラットフォーム成長において重要な役割を担っていると述べています。また、大阪と東京への継続的な投資は、デジタル変革を支えるインフラ構築への長期的なコミットメントを示すものとしています。
AirTrunk日本代表の松下典弘氏は、OSK2が日本市場へのコミットメントを示す重要なマイルストーンであると強調しています。事業拡大を通じて、ハイパースケールインフラやAIインフラの需要に対応するとともに、地域社会への貢献を目指す考えを示しています。
経済産業副大臣の山田賢司衆議院議員は、AirTrunkによる継続的な投資が、Society 5.0や責任あるAI導入といった国家的な優先課題を推進する上で重要であると述べています。
AirTrunkの日本における投資と今後の展望
AirTrunkは日本進出以来、約15億7000万米ドル(2440億円)を投資してきました。データセンターの建設や運営を通じて雇用を創出し、日本の経済活性化に貢献しているとのことです。また、12月12日には、東京オフィスの移転を発表しており、従業員数の増加に対応するため、移転前の3倍の規模を確保しています。
現在、AirTrunkは日本で100名以上を雇用しており、今後人員を倍増させる計画です。今回のOSK2建設計画と新オフィスへの移転は、日本が目指す「アジア太平洋地域におけるAIと持続可能なデジタルインフラの拠点となる」という目標を支援するAirTrunkの姿勢を明確に示すものです。
日本のデジタル化推進とAirTrunkの役割
日本は、「Society 5.0」や「デジタル社会推進重点計画」といった施策を通じて、AIとクラウドインフラを国家発展の中核に据え、デジタル変革を推進しています。AirTrunkの投資は、これらの取り組みに必要なハイパースケールインフラを提供することで、日本のデジタル化を直接的に支援する役割を担っています。
AirTrunkについて
AirTrunkは、ハイパースケールデータセンターに特化したリーディングカンパニーであり、アジア太平洋地域および中東地域で事業を展開しています。クラウドとAIの成長を支えるインフラを提供し、世界中の革新的な企業のニーズに応えているとのことです。
同社は、エネルギーと水の利用効率性、再生可能エネルギーソリューション、ソーシャル・インパクト・プログラムを通じて、サステナビリティにも積極的に取り組んでいます。地域社会と共有できる価値の創出を目指しているとされています。
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