パナソニックグループ、「Panasonic NPO/NGOサポートファンド for SDGs」2026年の助成先を決定
パナソニックホールディングス株式会社は、2025年12月16日に、「Panasonic NPO/NGOサポートファンド for SDGs」の2025年募集事業の助成先16団体、助成総額2,650万円を決定したと発表しました。

同ファンドは、世界的な社会課題である「貧困の解消」に向けて取り組むNPO/NGOの組織基盤強化を目的としています。応募総数は64団体だったとのことです。
SDGs「目標1:貧困の解消」への貢献
国際社会では、SDGsの目標1として「貧困の解消」が掲げられています。長期化するウクライナ紛争や中東情勢の緊迫化に加え、気候変動の影響で世界各地で自然災害が頻発する中、貧困問題は深刻化しています。

パナソニックは、途上国における絶対的貧困だけでなく、新興国・先進国における相対的貧困の拡大にも対応するため、継続的な取り組みが必要であると考えています。
本ファンドでは、NPO/NGOが持続的に社会変革に取り組めるよう、組織診断や課題解決、組織運営の改善などを支援するとのことです。
Ms.ガジェット助成プログラムの内容
助成プログラムは「海外助成」と「国内助成」の2つの種類があります。「海外助成」では、アジアやアフリカ地域での教育支援、公衆衛生、地域開発、農業技術指導、就労支援、医療アクセス改善などを支援します。

一方、「国内助成」では、困難を抱える子ども・若者の支援、LGBTQへの支援、妊婦の孤立対策、高齢者への移動支援などを対象としています。
具体的な支援内容としては、組織診断の実施や、広報・財政基盤の強化、スタッフの人材育成などが挙げられています。
「Panasonic NPO/NGOサポートファンド」の歴史と実績
パナソニックは、NPO/NGOの組織基盤強化が社会課題解決の鍵であるという認識のもと、2001年に「Panasonic NPOサポートファンド」を設立しました。
2018年度からは、同ファンドを「Panasonic NPO/NGOサポートファンド for SDGs」に改訂し、SDGsの達成に貢献するNPO/NGOへの支援を強化しています。
これまでに、506団体に対して総額6億6,851万円の助成金を提供してきたとのことです。
Ms.ガジェット組織基盤強化フォーラムの開催
パナソニックは、NPO/NGOの組織基盤強化に関心を持つ人々に向けて、「組織の中の多様な役割や運営方法を考える」をテーマにした組織基盤強化フォーラムを開催します。
フォーラムは2026年1月27日にパナソニック東京汐留ビルで開催され、参加費は無料です。定員は100名で、詳細は以下のリンクから確認できます。
https://holdings.panasonic/jp/corporate/sustainability/citizenship/pnsf/npo_summary/presentation/forum2025.html
Ms.ガジェット2025年助成先団体(一部)
- 海外助成(7団体):
- 認定特定非営利活動法人 地球の友と歩む会(財務基盤の立て直し):150万円
- 特定非営利活動法人 DAREDEMO HERO(業務効率化と属人化の脱却):150万円
- 一般社団法人 モザンビークのいのちをつなぐ会(スラムの支持):100万円
- 認定特定非営利活動法人 SALASUSU(国際資金基盤の構築):200万円
- 特定非営利活動法人 earth tree(成功循環モデル構築):200万円
- 認定特定非営利活動法人 ASHA(社会協創コミュニティの確立):157万円
詳細な助成先一覧は、以下のリンクから確認できます。
パナソニックは、今後もNPO/NGOとの連携を通して、市民活動の発展、社会課題の解決、新たな社会価値の創造に貢献していく方針を示しています。
Ms.ガジェット最後までお読みいただきありがとうございました!
- 本記事の評価は当サイト独自のものです。
- 特段の表示が無い限り、商品の価格や情報などは記事執筆時点での情報です。
- この情報が誤っていても当サイトでは一切の責任を負いかねますのでご了承ください。
- 当サイトに記載された商品・サービス名は各社の商標です。
- 本記事で使用している画像は、メディアユーザーとしてPR TIMESより提供されたプレスリリース素材を利用しています。

