Quantum Mesh株式会社は、独自開発した液浸冷却ラック『KAMUI』シリーズの最新モデル『KAMUI γ(カムイ ガンマ)』の提供を開始しました。本製品は、冷却に必要なチラーを本体に組み込んだオールインワン型で、設置に必要な空間を大幅に削減できるマイクロデータセンターとして活用されます。
業界初の“一体型”設計
『KAMUI γ』は、従来は外部に設置が必要だったチラー、熱交換器、ポンプ、PDUをすべてラック内に搭載。電源とネットワーク接続があれば、すぐに運用を開始できるという点が大きな特徴です。この設計により、都市部などインフラに制約のある環境でも、高性能な計算環境をすぐに構築できるようになります。

内部は8U(液浸)+2U(空冷)の構成で、最大奥行き950mmのサーバに対応しています。また、可搬性と静音性を高めており、既存の空冷ラックからのリプレースや、エッジタイプのマイクロデータセンター新設・拡張にも対応できるとのことです。
主な仕様
| 項目 | 仕様 |
|---|---|
| サイズ(幅×高さ×奥行) | 1,657mm × 1,437mm × 702mm |
| 収容能力 | 8U(液浸)+2U(空冷) |
| 対応サーバ奥行き | 最大950mm |
| 最大稼働電力容量 | 10kVA(チラー依存) |
| 外部冷却設備 | 不要 |
同社によると、本製品の開発背景には、生成AIや高性能計算(HPC)の普及に伴う高密度化と発熱増大への対応があります。従来の空冷方式では温度管理の限界があり、液浸冷却はその解決策として注目されていますが、通常は外部チラーなど複数の設備を設置する必要があり導入が難しいのが実情でした。
『KAMUI γ』はこうした課題を解消し、場所にとらわれない柔軟な計算基盤の提供を可能にするとのことです。
データセンターEXPOで実機初公開
『KAMUI γ』は、2026年4月8日(水)から10日(金)まで東京ビッグサイトで開催される「データセンターEXPO【春】」で実機を初公開します。Quantum MeshはブースW5-40で展示を行い、液浸冷却を活用した次世代インフラの可能性を広く発信していく予定です。
同社は今後もAI時代にふさわしい高効率・高密度の計算基盤を提供するとともに、マイクロデータセンターの普及を通じた分散型インフラの構築を加速していくとしています。
Ms.ガジェット冷却設備をラック1台に詰め込むという発想は、とてもスリムでスマートですね。
Ms.ガジェット『KAMUI』シリーズについて
『KAMUI』シリーズは、Quantum Meshが独自に開発した閉鎖循環式の単相液浸冷却システムで、サーバを冷却液に浸して発熱を効率的に吸収します。冷却に必要な電力は空冷方式と比べて1/10以下に抑えられ、PUE(電力使用効率)は1.03~1.04という世界最高水準を実現しています。
ラインナップは、大規模運用向けの『KAMUI β』、小規模導入向けの『KAMUI α』に加え、今回新登場の『KAMUI γ』の3種類となっています。
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