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オキサイド、量子コンピュータ用レーザでVexlum社と提携

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オキサイド、量子コンピュータ用レーザでVexlum社と提携 - 画像1

株式会社オキサイドは、フィンランドのVexlum Oyと、量子コンピュータ向けレーザの開発・製造に関する戦略的パートナーシップの基本合意書を締結したと発表しました。本協業により、Vexlum社独自の垂直外部共振器型面発光レーザ(VECSEL)技術と、オキサイドが半導体前工程で培った波長変換技術を統合します。この技術シナジーによって、レーザのサイズ、出力、対応波長に関する制約を克服し、量子コンピュータに最適化された高性能レーザ光源の創出を目指します。

Ms.ガジェット
VECSEL技術と波長変換技術の組み合わせにより、量子コンピュータ用レーザの新たな可能性が広がりますね。
目次

技術統合と既存製品

VECSELは、半導体レーザを光源としながらレーザ外部に共振器を設ける方式です。高出力と高いビーム品質を両立させやすく、狭線幅・単一周波数実現にも適していることが特徴です。オキサイドの波長変換技術は、非線形光学結晶を用いて基本波から目的波長を生成する技術で、深紫外レーザの量産実績があります。

オキサイド、量子コンピュータ用レーザでVexlum社と提携 - 画像2

両技術を統合した最初の製品として、302 nmレーザ光源の販売を開始しています。これは、Vexlum社の高性能な可視光領域の基本波レーザ「VXLレーザ」と、オキサイドの波長変換モジュールを組み合わせたもので、紫外領域において他社では達成が難しい高出力と高い安定性を実現しています。中性原子型量子コンピュータ(電荷を持たない中性原子を量子ビットとして用い、レーザ光で冷却・捕捉・制御する方式)では、原子をRydberg状態(リュードベリ状態、原子が非常に高いエネルギー準位に励起された状態)へ励起するレーザとして使用され、量子演算において重要な役割を果たします。

  • Vexlum社のVECSEL技術とオキサイドの波長変換技術の融合
  • 302 nm紫外領域レーザ光源の販売開始
  • 高出力かつ高安定性の実現
  • 量子コンピュータの研究開発から実装フェーズまでの対応
Ms.ガジェット
302 nmレーザが紫外領域で高出力を実現している点は、量子コンピュータ開発にとって重要な進歩です。

展示会情報

両社は、2026年3月15日から20日まで米国デンバーで開催される「American Physical Society Global Summit 2026」において、本協業による最新技術および製品を展示します。この展示会では、VECSEL技術と波長変換技術を統合した量子コンピュータ用レーザシステムが紹介される予定です。

Ms.ガジェット
American Physical Society Global Summit 2026での展示で、技術の詳細がより多くの関係者に伝わることでしょう。

Vexlum社の技術力

Vexlum社は、2017年にフィンランド・タンペレ大学発のスタートアップとして創業された、高出力半導体レーザシステムを専門とするディープテック企業です。量子技術、医療、科学研究、半導体産業など、高い性能が求められる分野において、システムサイズ、レーザ出力、コストの面で競争力のある最先端レーザを開発・製造しています。

特に、量子コンピュータ用途で必要とされる可視光領域を中心とした単一周波数、狭線幅、高出力を実現するVECSEL技術を強みとしています。今回の協業では、同社のVXLレーザを基本波として活用し、オキサイドの技術と結合させることで、紫外領域でも比類なき性能を発揮するレーザ光源の開発を推進しています。

Ms.ガジェット
Vexlum社のVECSEL技術は、量子コンピュータ用途に最適化された性能が特長で、協業の核となっています。

今後の展望

オキサイドは、Vexlum社との協業を通じて、量子コンピュータ用途に求められるレーザのさらなる高出力化を進めるとともに、波長変換領域の拡大による製品ラインナップの拡充を図ります。量子コンピュータでは、使用する原子種や操作内容によって必要とされるレーザ波長が多岐にわたるため、302 nmに加えて、量子分野で求められる多様な波長のレーザを順次製品化し、用途に応じた最適なソリューションを提供していく考えです。

量子技術の社会実装が進展する中で、レーザ光源には性能のみならず、長期にわたり安定的に供給可能な体制が不可欠となります。本協業を軸に量子分野におけるサプライチェーンを強化し、高品質なレーザ光源を継続的に提供することで、量子コンピュータの社会実装に貢献してまいります。

Ms.ガジェット
量子コンピュータの社会実装に向け、レーザ光源の安定供給体制を強化する姿勢が重要ですね。

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