ナカミチ、新「平面磁界型」スピーカーをGREEN FUNDINGで公開

2025年12月16日

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次世代フラッグシップモデル「Krystal Sound STATION」

日本を代表する老舗オーディオブランドNakamichi（ナカミチ）は、新開発の平面磁界型スピーカーシステム「Krystal Sound STATION」を、本日、GREEN FUNDINGで公開したと発表しました。本製品は、従来のスピーカーでは両立が難しかった高い透明感、極低歪み、広大な音場表現を、極薄かつコンパクトなデザインに凝縮した、Nakamichiの次世代フラッグシップモデルです。

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コンパクトながらも高音質を追求したスピーカーが登場し、注目を集めそうです。

開発背景：音へのこだわりと日常性

Nakamichiは創業から75年、一貫して「誰もが、スタジオの“リアルな音”を聴ける世界」を目指してきたとのことです。Dragonカセットデッキをはじめとする数々の名作は、今なお世界中のオーディオファンから高い評価を受けています。

近年、Nakamichiには、自宅でより本物に近い音を楽しみたいという声が多く寄せられていました。しかし、大型スピーカーや複雑な機材を置けない、平面型スピーカーの音は魅力的だが、サイズや価格のハードルが高いという意見も存在したそうです。また、「学生時代に聴いたNakamichiの音が忘れられない」「もう一度、あの感動を日常で味わいたい」という温かい声も届いており、こうした想いを背景に、Krystal Sound STATIONの開発がスタートしたとのことです。

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ユーザーの声に寄り添い、新たな可能性に挑戦する姿勢が伝わってきます。

技術の核心：4つの革新的アプローチ

Krystal Sound STATIONには、以下の4つの技術が統合されているとNakamichiは説明しています。

平面磁界型振動膜（中高域）：PET＋ナノ複合振動膜と0.007mmのアルミ導体を採用しており、極めて低い慣性と高速レスポンスにより、ボーカルや楽器の立ち上がりを忠実に再現するとのことです。
ダイナミック型低域ユニット：平面型の弱点とされがちな低域を、専用ダイナミックウーファーで補完し、深く力強い低音を実現したとされています。
DSP 全デジタル音響補正：各ユニットに独立DSPを搭載し、設置位置や反射、距離、音量に応じて調整が可能。2.0／2.1／2.2／4.1など、構成を問わず統一された音場を形成するとのことです。（DSP: デジタル・シグナル・プロセッサのこと）
次世代ワイヤレス LC3plus 対応：Auracastブロードキャストに対応し、最大96kHz / 24bitの高音質・低遅延ワイヤレス再生を実現。最大8台までの同時接続が可能だそうです。（Auracast: 複数のオーディオデバイスへBluetoothで送信できる機能のこと）

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最新技術を駆使し、多角的なアプローチで高音質化を図っている点が印象的です。

平面磁界型ならではの音質特性と使用シーン

Krystal Sound STATIONは、THD < 0.1%（@1kHz）の超低歪み、垂直・水平 ±60°の広い拡散角、オープンバッフル構造による箱鳴りの排除、位相ズレのない立体的で自然な定位を実現しているとのことです。これにより、スピーカーの存在を感じさせず、まるで音が空間に浮かぶようなサウンドステージを実現したとしています。（THD: 全高調波歪みのこと）

使用シーンとしては、デスクトップHi-Fi（近接モニター用途）、リビングでの音楽鑑賞・映画視聴、日常のBGM（読書、リラックス、ヨガなど）が想定されています。極薄でミニマルなデザインは、空間やインテリアにも自然に溶け込むとされています。

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様々なシーンで活躍できる、汎用性の高いスピーカーと言えるでしょう。