みんなのカメラ株式会社は、2026年2月の取引データをもとに、カメラボディと交換レンズの売買人気ランキングTOP10を公開した。本ランキングは、動作確認つきフリマアプリ「みんなのカメラ」内の実際の販売実績に基づいており、スペックや需要の傾向を反映する指標として注目されている。
カメラボディ:GR IVが首位、固定レンズ機が強勢
2026年2月のカメラボディランキング首位は、リカシのGR IV(コンパクトデジタルカメラ)だった。同製品は、日常のスナップ撮影に特化した固定レンズ機として、持ち運びのしやすさと高画質な撮影性能が評価されている。2位にはソニーのα7R V、3位には富士フイルムのX100VIが続く。これらはいずれも「毎日持ち歩ける一台」として、ユーザーからの指名買いが目立つという。

高画素機としても堅調な動きを見せたのが、フィジーのGFX100S II(4位)や、ペンタックスのK-1 Mark II(5位)、オリンパスのOM-1(6位)などだ。これらは、作品制作や商用利用を目的とした需要が底堅く、高画素・大センサー機の衰退傾向は見られないと同社は説明している。
- 1位:GR IV(コンパクトデジタルカメラ)
- 2位:α7R V ILCE-7RM5 ボディ(フルサイズミラーレス)
- 3位:X100VI 日英2言語設定モデル ブラック(コンパクトデジタルカメラ)
- 4位:GFX100S II ボディ(中判ミラーレス)
- 5位:PENTAX K-1 Mark II ボディ(フルサイズ一眼レフ)
- 6位:OM-1 ボディ(マイクロフォーサーズ ミラーレス)
- 7位:EOS 6D Mark II(フルサイズ一眼レフ)
- 8位:Z8 ボディ(フルサイズミラーレス)
- 9位:SIGMA fp L ボディ(フルサイズミラーレス)
- 10位:GR IV(GR4) Monochrome(コンパクトデジタルカメラ)
特にGR IVとそのモノクロ版が両方トップ10に入った点は、同製品のユーザー層の多様性を示している。モノクロモデルは、写真表現に特化したユーザーのニーズに対応する形で支持されている。
Ms.ガジェット交換レンズ:70-200mmが圧倒的、表現系レンズも堅調
交換レンズの販売ランキングでは、EF 70-200mm F2.8L IS III USMが1位を獲得した。このレンズは、プロ・アマチュア問わず、ポートレートやスポーツ、風景撮影で広く使われる定番モデルとして、新品・中古ともに需要が高い。同シリーズのF4モデル(3位)も上位に食い込むなど、70-200mm帯のズームレンズが市場の中心であることが示された。
2位には、CANONのRF 85mm F1.2 L USMがランクイン。高精細なボケと暗所での高い撮影性能が評価され、ポートレート撮影のための「表現系」需要が強い時期であったことがうかがえる。5位のLeica M 35mm F2、7位のEF 8-15mm F4L フィッシュアイ、9位のM.ZUIKO DIGITAL ED 8mm F1.8 Fisheye PROなど、目的に応じた特殊レンズの存在感も目立った。
- 1位:EF 70-200mm F2.8L IS III USM(ズームレンズ/EF)
- 2位:RF 85mm F1.2 L USM(単焦点レンズ/RF)
- 3位:EF 70-200mm F4L IS II USM(ズームレンズ/EF)
- 4位:AF-S NIKKOR 300mm f/2.8G ED VR II(超望遠単焦点/F)
- 5位:SUMMICRON-M 35mm f/2 ASPH. 11674 シルバー(単焦点レンズ/M)
- 6位:NIKKOR Z 100-400mm f/4.5-5.6 VR S(ズームレンズ/Z)
- 7位:EF 8-15mm F4L フィッシュアイ USM(ズームレンズ/EF・魚眼)
- 8位:RF 200-800mm F6.3-9 IS USM(ズームレンズ/RF)
- 9位:M.ZUIKO DIGITAL ED 8mm F1.8 Fisheye PRO(単焦点/MFT・魚眼)
- 10位:EF 50mm F1.2L USM(単焦点/EF)
これらの傾向から、ユーザーは単に「性能の高さ」を選ぶだけでなく、「どのような表現をしたいか」に応じてレンズを選んでいる可能性がある。たとえば、85mmは人物の魅力を引き出す表現として、魚眼はユニークな風景を切り取る Pleasure として選ばれている。
Ms.ガジェット市場の二極化:日常のカメラと、作品づくりの道具
2026年2月のランキング全体を通じて見られるのは、カメラ市場の「二極化」だ。一方には、軽くてシンプル、毎日持ち歩く“お気に入りの一台”としてのGR IVやX100VIがある。もう一方には、高画素と大センサーで作品制作や商業用途に向けたα7R VやGFX100S IIが並ぶ。
どちらも近年のデジタルカメラ市場で注目されているトレンドだが、これが同時に強い人気を示しているのは、ユーザーの“利用目的の分化”が進んでいる証拠とも言える。日常の記録用と、作品制作用のカメラを別々に持つ「2台持ち」の傾向が一段と広がっている可能性がある。
レンズ面でも同様で、70-200mmのような“実用の主力”と、85mm F1.2や魚眼レンズのように「表現を広げるための道具」が被らず、それぞれ独自の需要を維持している。これは、ユーザーがカメラやレンズを単なる機械ではなく、自己表現の手段として捉えていることを示している。
Ms.ガジェットフリマ市場が示す真正な需要
「みんなのカメラ」は、新品だけでなく中古品の取引データも集計しているため、製品の長く使われる価値や、買い替えサイクルの実態をとらえることができる。商品はすべて事務局で動作確認され、6ヶ月の保証が付き、匿名配送が可能という仕組みで、一般ユーザーが安心して取引できる環境を提供している。
本ランキングは、メーカーや広告が示す「売りたい商品」ではなく、ユーザーが実際に“選んでいる商品”に基づいて構成されているため、市場の本質的な動向を知る手がかりとなる。
今後も、このような実際の取引データから見える「ユーザーの本音」を継続して公開していく予定だという。
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