株式会社アークエッジ・スペースは、超小型衛星AE1aの打上げが成功し、初期チェックアウトを開始したことを発表しました。AE1aは、日本時間2026年3月30日20時02分にSpaceX社のFalcon 9ロケット「Transporter-16」にて打ち上げられ、所定の軌道に投入された後、同社の地上局にて試験電波による通信を確立しました。
AE1a衛星の概要
AE1aは、海洋のデジタル化を目指し、船舶の動静把握および通信を広域かつリアルタイムに行う技術の開発・実証を目的とした衛星です。同社が開発した6U衛星汎用バスの「大型アンテナ搭載モデル」を採用し、VDES事業向けの展開アンテナの実証と、VDES受信機の要素技術の改良・実証を行います。

| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 衛星サイズ | 6U |
| 主な目的 | VDES実証、船舶動静把握 |
| 打上げ日時 | 2026年3月30日20時02分(日本時間) |
| 使用ロケット | SpaceX Falcon 9(Transporter-16) |
既に運用中のAE1d(2025年1月開始)およびAE3Va(2025年6月開始)と連携し、3機のコンステレーションとして広域海域での実証を進めます。今回の追加により、従来の受信実証に加え、衛星からの送信実証も可能となり、VDES実証の高度化と対象範囲の拡大が期待されます。
Ms.ガジェットVDES実証の進捗と今後の計画
先に打ち上げたAE3Va衛星では、AIS信号の継続的な取得を進めており、日本近海や重要シーレーンの船舶混雑海域を含む複数の海域で受信データを蓄積・解析しています。今後は、受信中心の実証から、衛星からの送信を含む双方向通信の実証へと段階的に進めます。

- AIS信号の継続的な取得とデータ蓄積
- 取得データの照合・解析の実施
- 双方向通信実証への移行計画
これにより、船舶へ必要な情報を衛星から直接届けることが可能となり、実運用を想定した検証が進展します。VDES実証の範囲拡張と、海洋分野における具体的なユースケース検証への展開も期待されます。
Ms.ガジェットコンステレーション運用の拡大
今回のAE1a追加により、超小型衛星の同時運用8機(累計9機)を達成しました。国内の自社地上局2局および海外地上局との連携により、各衛星は安定した運用を継続しており、継続的に成果を創出しています。AE1aは数か月の初期運用を行った後、サクセスクライテリア(成功判断基準)の達成を目指します。

これらの実証は、NEDOの補助・委託事業による成果であり、「宇宙産業技術情報基盤整備研究開発事業」および「経済安全保障重要技術育成プログラム」の一環として進められています。
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