株式会社エーディーエステックは、Teledyne FLIR社の赤外線ハイスピードサーモカメラ「X6981-HS」の日本国内市場での販売を開始したと発表しました。
目次
高速熱解析を実現する新製品
X6981-HSは、μs~msオーダーの時間分解能と高感度赤外線計測により、発熱の発生起点から伝播過程までを定量的に取得します。これにより、局所的なエネルギー集中や熱拡散、異常発生のトリガーといった設計に直結する情報を明らかにします。熱現象の「可視化」にとどまらず、「解析」と「設計最適化」までを支援します。

Ms.ガジェット高速フレームレートで瞬間的な熱変化を捉えられるのは、研究開発において実測データの精度向上に役立ちそうですね。
主なスペックと特徴
主な仕様は以下の通りです。

| 項目 | 仕様 |
|---|---|
| 解像度 | 640×512ピクセル(フル解像度) |
| 最大フレームレート | 1000Hz |
| インターフェース | 10GigE、CXP2.1、CameraLinkなどに対応 |
| ストレージ | 4TB SSD標準搭載 |
| 温度分解能 | 約20mK |
| 最高測定温度 | 最大3000℃ |
4TB SSDを搭載することで、1.5時間以上の連続記録をフレーム落ちせずに実現しています。約20mKの高い温度分解能により、微細な温度変化の可視化が可能です。
Ms.ガジェット4TB SSDの標準搭載は、長時間の実験でもデータ欠落リスクを減らせる安心感がありますね。
スマートエネルギー分野での活用例
X6981-HSは、急速に進化するスマートエネルギー分野で幅広く活用できます。
- バッテリー(蓄電池)評価:充放電時の熱挙動や異常発熱の可視化により、安全性評価および性能向上に貢献
- パワー半導体・電力機器の熱解析:インバータやSiC/GaNデバイスの高速温度変化を精密に測定
- 再生可能エネルギー設備の診断:太陽光・風力設備における異常発熱や劣化の早期検知
- 水素・次世代エネルギー研究:燃焼・反応過程の熱分布解析により研究開発を支援
例えば、バッテリーの熱暴走初期挙動や半導体のホットスポット形成プロセスなど、従来は推測に頼っていた領域を実測データとして捉えることが可能です。
Ms.ガジェットバッテリーの熱暴走初期段階を実測できるのは、安全性設計の根幹をなす重要な機能と言えそうです。
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