Nintendo Switch 2でSDカードを選ぶなら、最初に「対応規格(挿して使えるか)」を確定させるのが近道です。任天堂の案内では、Switch 2で使えるSDカードはmicroSD Expressカードのみと明記されており、対応容量は「2TB以下」など条件も示されています。
一方、SDカードの表記には「最大速度(ピーク)」と「最低保証(等級)」が混在します。この記事では、規格の階層(サイズ→容量区分→バス→等級)と、用途に合わせた分岐を押さえ、みなさん自身で選べる状態を目指します。
この記事でわかること!
SDカードとは
SDカードは、対応機器に挿してデータを保存・読み出しするための着脱式メモリカードです。見た目が似ていても、サイズや規格が合わないと「挿せない/認識しない/性能が出ない」が起きます。
Ms.ガジェット容量だけ見て買うの、ダメですか?
Mr.ガジェットサイズや規格が合っていないと使えません
SDカードを選ぶときの必須知識
ここでは「候補を絞るために必須の用語」を最短で押さえます。SDカードは規格が階層構造になっており、容量区分・バス規格・速度等級が別物として並立します。表記は“最大値”と“最低保証”が混在するため、どの数字が何を意味するかを整理すると判断が安定します。
フォームファクタとは:(SD/miniSD/microSD/)
見落としやすいのが「物理サイズ」で、性能以前に挿さる/挿さらないが決まります。サイズが違えば、同じ容量区分や速度等級でも別カテゴリ扱いです。まずスロット形状(SD系かmicroSD系か)を確定させる価値があります。
| 種別 | 外形寸法(目安) | 備考 |
|---|---|---|
| SD | 32×24×2.1mm | 一般的な「フルサイズ」 |
| miniSD | 21.5×20×1.4mm | 現行用途では見かけにくい |
| microSD | 15×11×1.0mm | 小型機器で主流 |
Mr.ガジェットSwitchをはじめとした小型ゲーム機、スマホなどは基本microSDカードですね!
容量区分とは:(SDSC/SDHC/SDXC/SDUC)
容量は「大きいほど安心」となりがちですが、区分によって互換や標準ファイルシステムが変わります。特に古い機器や一部の機器では、区分が合わないと認識しません。
容量の数字だけで選ぶ前に、区分(SDSC/SDHC/SDXC/SDUC)を確認するのが安全です。
Mr.ガジェットここ特に間違いがちですからよく注意してください!
| 区分(ロゴ表記) | 容量レンジ(規格上の目安) | 標準的なファイルシステム | 互換の要点 |
|---|---|---|---|
| SDSC(SD) | 2GB以下 | FAT12/16 | 古い機器でも対応しやすいが、容量は小さめ |
| SDHC | 2GB超〜32GB | FAT32 | SD対応機器が必ずしもSDHC対応とは限らないため要確認 |
| SDXC | 32GB超〜2TB | exFAT | 機器がSDXC/exFATを前提にしているか要確認 |
| SDUC | 2TB超〜128TB | exFAT | 対応機器は限定されやすいので仕様表での確認が前提 |
バス規格とは:理論上限と下位互換の範囲
“転送速度の最大値”は、カード単体ではなく「カード+機器(ホスト)+リーダー」の組み合わせで決まります。バス規格は、同じカードでも挿す先が違うと速度の上限が変わる主要因です。ここを押さえると、過剰スペック/不足スペックの両方を減らせます。
- ここを確認
- 表記:UHS-I/II/III、SD Express などの対応有無
- 単位:MB/s(バスの最大値で、実測は条件で変わる)
- 条件:ホスト側が該当バスに対応しているか(カードだけでは上がらない)

Mr.ガジェットSwitch2はExpress必須なので気を付けてくださいね!
| バス規格 | 規格上の最大転送(バス帯域上限の目安) | 位置づけ |
|---|---|---|
| Default Speed | 12.5 MB/s | 基本バス |
| High Speed | 25 MB/s | レガシーの高速化 |
| UHS-I | 50 MB/s(SDR50/DDR50), 104 MB/s(SDR104) | 現行で最も互換が広い高速系 |
| UHS-II | 156 MB/s(Full Duplex), 312 MB/s(Half Duplex) | 端子(2列目)追加の世代 |
| UHS-III | 312 MB/s(Full Duplex), 624 MB/s(Full Duplex) | UHS系の最上位 |
| SD Express(PCIe Gen3×1) | 985 MB/s | PCIe/NVMe世代(第1段) |
| SD Express(PCIe Gen4×1 または Gen3×2) | 1970 MB/s | PCIe/NVMe世代(拡張) |
| SD Express(PCIe Gen4×2) | 3940 MB/s | フルサイズでの最大帯域 |
スピードクラスとは:最低保証(連続書き込み)の読み方
スピードクラスは「最低限この連続書き込みを満たす」という“保証値”です。ピーク速度やランダム性能は別の規格があります。
一方で、同じ数字でも別規格(Speed Class/UHS Speed Class/Video Speed Class/SD Express Speed Class)では条件が異なり得ます。数字だけを見て混同しないことが、大切です。
Mr.ガジェット特に動画撮影・連続記録においては非常に大事な規格です
| 区分 | 表記例 | 最低連続書き込み(規格上) |
|---|---|---|
| Speed Class | C2/C4/C6/C10 | 2/4/6/10MB/s |
| UHS Speed Class | U1/U3 | 10/30MB/s |
| Video Speed Class | V6/V10/V30/V60/V90 | 6/10/30/60/90MB/s |
| SD Express Speed Class | E150/E300/E450/E600 | 150/300/450/600MB/s |
アプリ性能等級とは:ランダム性能の目安(A1/A2)
アプリ実行や小さなファイルの出し入れは、連続速度よりランダムアクセスが重要です。A1/A2はランダム性能(IOPS)と最低連続書き込みを組み合わせた等級です。
| 等級 | 最低ランダム読込 | 最低ランダム書込 | 最低連続(シーケンシャル) |
|---|---|---|---|
| A1 | 1500 IOPS | 500 IOPS | 10MB/s |
| A2 | 4000 IOPS | 2000 IOPS | 10MB/s |
ランダムアクセス性能の差を確認
規格・等級の全体像とは:ロゴを読み解く網羅表
SDXC V90
最新規格の解説が表示されます
SDカードの選び方
Ms.ガジェット結局、機器の何をチェックすれば良いですか?
Mr.ガジェット取扱説明書や製品仕様で、“対応カード種別・最大容量・対応バス/等級”を確認してください。
順番は“サイズ→区分→バス→等級”です
物理サイズ

SDカード選びで最も多い事故は、スペックの高さに目を奪われて「そもそも使えない」カードを買ってしまうことです。以下の順序で絞り込みましょう。
- カード種別(最優先) Nintendo Switch 2では、microSDというサイズに加え、高速な「microSD Express」規格への対応が鍵となります。ゲームを快適に保存・プレイするなら、この表記があるものを最優先に選びましょう。
- 物理サイズ 「microSD」サイズはまだアダプタを使えばSDカードサイズも変換できますが、大きいSDカードサイズを買って間違えてしまった時にはどうしようもありません。
Ms.ガジェット「microSD」と「microSD Express」は名称は似ていますが、中身は別物です。購入前に必ずパッケージのロゴを確認してください。
規格互換:容量区分とバス規格は「機器側」起点で絞る

「大容量なら何でもいい」わけではありません。お使いの機器(ホスト)がどこまで対応しているかが重要です。
- 容量区分(SDHC/SDXC/SDUC) 現在はSDXC(最大2TB)が主流ですが、今後はSDUC(最大128TB)という超大容量規格も登場します。機器が対応していない区分は認識すらされないため、仕様表の「最大対応容量」は必ず確認しましょう。

Mr.ガジェットSwitch2はSDXCまでにしか対応してません!
- バス規格の限界 カードが「読込 1000MB/s」を謳っていても、本体側がUHS-I(最大104MB/s)までしか対応していなければ、速度は104MB/sで頭打ちになります。「オーバースペックは無駄になる」という意識を持ちましょう。
容量:ゲーム容量+更新の余裕を「運用」から逆算する

容量選びは「大は小を兼ねる」ものの、コストとのバランスが悩みどころです。
- 計算のコツ: 最近の大型タイトルは1本で数十GBを消費します。さらに、発売後のアップデート(更新データ)やダウンロードコンテンツ(DLC)で容量は膨らみます。「今入れたいゲームの合計 + 20%程度の余裕」を最低ラインにしましょう。
- 運用スタイルで選ぶ:
- 頻繁にDL版を買う人: 512GB以上の大容量を選び、移動の手間を減らす。
- 厳選した数本を遊ぶ人: 256GB程度に抑え、遊ばなくなったデータはPCやクラウドへ退避させる。
Mr.ガジェット近年はゲーム一本でも大容量化しているため、かなりバッファを見積もっておくと良いですね、、
ただ、その分高くなりますが、、
最低保証:見るべき等級を「連続書込の必要性」で決める

パッケージに大きく書かれた「最大〇〇MB/s」という数字は、あくまで瞬間的なピーク値です。ゲームの安定性に関わるのはスピードクラスという最低保証速度です。
- 見るべき記号: V30(ビデオスピードクラス)やU3(UHSスピードクラス)といった記号は、「最低でも30MB/sの書き込みを保証する」という意味です。
- 等級の混同に注意: 「V30」と「U3」はどちらも30MB/s保証ですが、規格の定義が異なります。基本的には、機器側が指定する記号(例:V30推奨ならV30)が印字されているものを選びましょう。
規格に関してはこちらをご確認ください!
SDXC V90
最新規格の解説が表示されます
よくある失敗:規格違い・等級混同・初期化手順
結論として、失敗の多くは「表記の読み違い」と「初期化・移行の手順不足」から起きます。
- 理由
- microSD と microSD Express の取り違えなど、名称が近い規格がある
- V30とU3のように、等級間の単純比較が通らないケースがある
- 確認ポイント
- スペック表:対応規格の正式表記(カード側・機器側の両方)
- 測定条件・実測:認識可否の報告、初回利用の要件(更新が必要等)
- 運用:フォーマット手順、抜き差し、データ移行(コピー前後の整合確認)
- 注意点
- 不明点が残る場合は「対応規格/等級の有無を仕様表で確認」に戻し、推測で購入しない方が安全です。
補足しておきたい用語や仕様
SD Expressとは:PCIe/NVMeで高速化する仕組み
SD Expressは、従来のSDインターフェイスに加えてPCIe/NVMe側でアクセスできる設計です。ホストはSD側で初期化してからPCIeへ切り替える方式などがあり、実装により挙動が変わります。
- ひとことで:SDインターフェイスに加えて、PCIe/NVMeでアクセスできる方式です。
- 何に影響
- 高速側を使えるか(ホストがPCIe/NVMe対応か)
- SDモードでの下位互換(SDのみホストでも動く場合)
- 速度等級(E系)の解釈(PCIe/NVMeアクセス前提)
- ここを確認
- 表記:SD Express / microSD Express、E150〜E600 等級
- 条件:ホストがSD First等の初期化方式を前提としているか
- 運用:高負荷時の熱・電力管理(継続性能に影響し得る)
LVSとは:1.8V低信号電圧と下位互換の注意
LVSは、ホスト機器が低信号電圧を使う設計かどうかを識別するために扱われます。カード側は下位互換として従来ホストでも使える一方、ホスト側がLVS専用設計だとカード選択が狭まる可能性があります。モバイル系で話題に上がりやすい要素です。
- ひとことで:低信号電圧(1.8V)の対応有無を示す識別要素です。
- 何に影響
- 一部ホストでの動作可否(ホストがLVSカードのみを要求する可能性)
- 省電力設計との相性
- ここを確認
- 表記:ホスト側のLVシンボル有無、カード側の対応表記
- 条件:LVSホストが“非LVSカード”を受けない可能性がある旨の注意書き
- 運用:組み合わせで不具合が出た場合の切り分け手順(別カードで再現確認)
購入前の最終チェック(任意)
- Nintendo Switch 2 用途なら、対応カードが microSD Express であることを仕様表と表記で二重確認
- カードサイズ(SD/microSD)と、機器スロット形状が一致している
- 容量区分(SDHC/SDXC/SDUC等)と、機器の対応範囲が一致している
- バス規格(UHS/SD Express等)は“カードとホスト両対応”が前提だと理解している
- 速度等級は「最低保証」なので、ピーク値の数字と混同していない
- V/U/C/E は同じ数字でも条件が違い得るため、同列比較しない
- 実測比較は、ホスト/リーダー/テスト条件が揃ったものを優先する
- 初回利用に本体更新などの手順が必要か確認している
- 取り外し手順・バックアップ手順(破損時の復旧)を先に決めている

最後までお読みいただきありがとうございました!
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