スマホやモバイルバッテリー関連で見かける「Yamisan」というブランド。
名前から日本企業を想像する方も多いかもしれませんが、実際にはどの国のブランドなのでしょうか。
本記事では、商標登録や販売者情報をもとにYamisanの正体を探り、その歴史や製品の特徴、信頼性について詳しく解説します。
この記事でわかること!
Yamisanはどこの国?

まずは、Yamisanというブランドがどこの国に由来するのかを確認してみましょう。
公開されている商標情報と販売者情報をもとに整理すると、以下のような点が分かります。
- 日本では中国籍の個人「ダァン・シャン」が2022年に商標登録
- 欧州連合(EU)でも「Shan Deng(China)」名義で2023年に登録
- 公式サイトには会社名や所在地の記載はなく、ブランドのデザイン哲学を中心に紹介
- Amazonでの販売者はいずれも中国・湖南省長沙市の企業
つまり、Yamisanは中国発のブランドで、日本市場には輸入販売のかたちで展開されています。

日本の会社かと思ったけど、中国のブランドなんですね?

そうなんです。商標登録も中国人名義で、日本では輸入販売されている形です。
Yamisanの歴史

Yamisanの歴史はまだ浅いです。
商標出願や登録の時系列を追うと、その歩みが見えてきます。
- 2021年12月8日(日本):「Yamisan」商標を出願(区分9類)
- 2022年6月24日(日本):「Yamisan」商標を登録、権利者はダァン・シャン(個人)
- 2022〜2023年(日本):同じ権利者名義で「Lovaree(区分9類)」「Alybes(区分11類)」も登録
- 2023年8月1日(EU):「Yamisan」がShan Deng名義で区分11類に登録
このように、2021年以降に日本・EUで次々と商標が登録され、短期間で複数のブランド展開を進めていることが分かります。

わりと新しいブランドなんだですね

はい。日本で登録されたのも2022年ですから、登場してから数年の新興ブランドです。
Yamisanの特徴

次に、Yamisan製品の特徴を整理してみます。
実際にAmazonなどで販売されている商品や公式サイトの説明からは、以下のポイントが読み取れます。
- 主力製品:MagSafe対応モバイルバッテリー(10,000mAh級、PD/QC対応)、ワイヤレス充電器など
- デザイン傾向:Appleエコシステムを意識し、薄型・軽量・チタン調デザインを強調
- 安全面:PSE適合や温度制御チップ搭載といった安全性に関する表記あり
- 社会での役立ち方:外出先でのスマホ充電だけでなく、災害・停電時の緊急電源としても活用可能
ただし、販売実態がAmazonマーケットプレイス中心であることや、公式情報の透明性が十分ではない点も消費者が注意すべきポイントです。

ブランド情報が少ないと、買うのはちょっと不安じゃないですか?

確かに。公式の企業情報やサポート体制が不明瞭なので、購入時はレビューや販売実績をよく確認した方が安心ですね
まとめ

ここまで見てきた内容を整理します。
- どこの国?:中国発のブランドで、日本・EUでも商標登録済み
- 歴史:2021年に日本で出願→2022年に登録、2023年にはEUでも登録
- 特徴:MagSafe対応のモバイルバッテリーなどを中心に展開。デザイン性と実用性を強調している一方、透明性には課題がある
Yamisanは、比較的新しい中国発ブランドであり、製品のデザインや機能は一定の評価を得ています。
ただし、公式な企業情報やサポート体制が限定的であるため、利用者は購入前に情報を十分に確認することが重要です。

つまり信頼できるの?それとも避けた方がいいですか?

断定はできません。ただ、公式情報が少ない以上“慎重に検討するブランド”と捉えるのが中立的な見方でしょう
最後までお読みいただきありがとうございました!
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